JK BOOKS 「風俗画報」こんな記事も載っています!

JK BOOKS 「風俗画報」の中からちょっとしたおもしろ記事を紹介するブログです。

両国橋の事故

2016-07-27 10:14:37 | 日記
花火の記事を検索していて見つけました。
明治30年の8月に花火の見物客の重みで両国橋の欄干が落ち、溺死者、重軽傷者が数十人出るという大惨事が起きてしまったようですが、
その記事と図が「風俗画報」の中にありました。




(読みやすいように記事を加工してあります。)

図も記事もその時の様子がよく分かる内容になっています。

この記事が載っている号は明治30年9月10日に発行されたものです。
メディアとしての「風俗画報」の力がよく分かりますね。

両国川開きの花火大会

2016-07-26 09:45:29 | 日記
土曜日や日曜日に街角で浴衣姿の人を見かけると「花火大会に行くのかな?」と感じる季節になりました。
隅田川の花火大会も今週末だそうですね。
大勢の人で賑わうことでしょう。

この花火大会は1733年(享保18年)の江戸中期に始まった「両国川開き花火大会」を継承するものだそうですから、相当長く続いているのですね。
風俗画報の中でも紹介されているので記事と図を紹介します。


(読みやすいように記事を加工してあります。)



明治31年の様子ですが、現在と変わらず賑わっているのが伝わりますね。
船も沢山出ていて楽しそうです。

この図の中で屋台が出ていますが、拡大してみると面白い物が見つかりました。



もうこの時代にはアイスクリームを売っていたんですね!
興味深いです。
この他に寿司屋、天ぷら屋なども見えます。
こういった発見も面白いですね。

江戸時代の鰻店 その2

2016-07-20 10:32:21 | 日記
引き続き鰻の話題です。
更に検索してみたら面白い記事がありました。

江戸時代の飲食店の沿革について書かれている記事の中で鰻屋さんが載っていました。



更に拡大してみます。



ページがまたがっており見にくくてすみません。

調べて見るとどうやらこの店が”鰻重”を始めた店のようです。
更に調べて見るとこのお店は現在も続いておりますが、名前が「重箱」に変わっています。
お店のホームページを見るとその由来が載っています。
読んでみると面白いですよ。

こういった記事の中に面白い情報が沢山載っている、それが「風俗画報」です!




江戸時代の鰻店

2016-07-19 09:57:45 | 日記
そろそろ土用の丑の日ということでニュースでも鰻についての話題が取り上げられています。

土用の丑の日に鰻を食べると言う習慣は江戸時代中期に始まったようですね。
江戸時代では鰻がかなりポピュラーな食べ物だったと言うことでしょうか。

風俗画報で検索してみると天保時代に江戸府内にあった有名な鰻の店のリストが載っていました。
かなりの数ですね。
中には現在でも営業しているお店もあると思います。



江戸時代の風俗に関する話題も沢山載せている風俗画報ならではの面白い記事では無いかと思います。

明治時代の議員

2016-07-13 09:54:16 | 日記
選挙が続いて政治に関するニュースが多いですね。
明治時代の議員についての記事が見つかりました。

編集長の山下重民が自ら筆を執って、その号の一番はじめの記事にしているところからかなりの意気込みを感じます。




貴族院、衆議院に傍聴に行って感じたことを書いています。
意見書的になってますね。

議員の態度が乱れていて、お酒を飲んだり、喧嘩して他の議員を殴打する議員もいるそうですが、今では考えられないですね。
居眠りする人はいますけど。

議員が議場に出るのは武士が戦場に出るのと同じだとのこと、常に真剣に向かい合って欲しいと言うことでしょう。
それは現代に生きている我々が感じることと同じなんですよね。