JK BOOKS 「風俗画報」こんな記事も載っています!

JK BOOKS 「風俗画報」の中からちょっとしたおもしろ記事を紹介するブログです。

1月の行事 その2

2017-01-23 17:15:57 | 日記
前回と同じく明治34年発行の「民間行事新年の祝」という特集号からのご案内です。

各地の行事が一度にご覧になれる図がありましたのでご覧ください。







いかがでしょう?
地方ごとで色々な行事があるのが良く分かりますね。
現在も行われている行事もあるのでしょうね。

風俗画報ならではの特集では無いかと思います。

1月の行事 その1

2017-01-17 10:06:11 | 日記
1月は行事の多い月ですよね。

風俗画報には明治34年発行の「民間行事新年の祝」という特集号があり各地の行事や風習が紹介されています。
その中から何点かご紹介します。

まず「懸想文売り」についての記事です。

懸想文とは江戸時代、正月に、京都などで懸想文売りが売り歩いたお札で、恋文に似せて縁起を祝う文が書いてあったそうです。
これを買うと良縁が得られるとされたとのことです。




明治時代には一度廃れてしまった風習のようですので風俗画報の中でも昔の行事として取り上げられています。
現在では京都の須賀神社の節分の時に懸想文売りが現れるそうですよ。



その懸想文売りの様子を表した図のなかでは「ちょろけん」も描かれています。
「ちょろけん」は京阪地方で流行した大道芸だそうで、図にあるように帽子と大きな人の顔をかぶった人達が太鼓などをたたき練り歩いたそうです。
「ちょろけん」も現在復活させようという動きがあるみたいです。

風俗画報の中の行事で現在に通じる物が沢山あるのですね。