JK BOOKS 「風俗画報」こんな記事も載っています!

JK BOOKS 「風俗画報」の中からちょっとしたおもしろ記事を紹介するブログです。

明治、大正時代の人々の服装を見てみましょう テーマその1「梅見」

2017-02-13 11:10:14 | 日記
「風俗画報」には沢山の絵が収録されているので、その季節ごとの人々の服装をビジュアルで見ることができます。
2月が梅見の季節なのは明治時代も同じです。
やはり表紙や図に梅見、観梅といったテーマが多く、女性の姿を描かれた物が目立ちます。

明治38年の表紙より


明治39年に掲載された図


明治40年の表紙より


リボン、ショールなど西洋的なものを取り入れている様子が良く分かります。
「ハイカラ」な感じですよね。

今後も定期的にその季節ごとの人々の服装を紹介して行きたいと思っています。



節分のおばけ??

2017-02-10 14:07:04 | 日記
もう一週間も経ってしまいましたが、2月と言えば節分ですよね。

最近は「恵方巻き」が浸透してきたので節分の夜は恵方巻きを食べると言う家庭も多いでしょう。
この「恵方巻き」ももともと関西で行われていた行事のようですが、すっかり全国区です。

同様に関西で行われていた行事に節分お化けがあったそうです。
下記にその説明がありました。



少女と老婆がお互いに扮している様子が良く伝わってきますね。
しかしこれで鬼をだますことはできたんでしょうか?

この行事も現在では色々な場所で行われています。
過去の行事を復活させることでの町おこし、と言ったところでしょうか。
「風俗画報」にはそんな町おこしのヒントが沢山詰まっているのかもしれませんね。

1月の行事 その2

2017-01-23 17:15:57 | 日記
前回と同じく明治34年発行の「民間行事新年の祝」という特集号からのご案内です。

各地の行事が一度にご覧になれる図がありましたのでご覧ください。







いかがでしょう?
地方ごとで色々な行事があるのが良く分かりますね。
現在も行われている行事もあるのでしょうね。

風俗画報ならではの特集では無いかと思います。

1月の行事 その1

2017-01-17 10:06:11 | 日記
1月は行事の多い月ですよね。

風俗画報には明治34年発行の「民間行事新年の祝」という特集号があり各地の行事や風習が紹介されています。
その中から何点かご紹介します。

まず「懸想文売り」についての記事です。

懸想文とは江戸時代、正月に、京都などで懸想文売りが売り歩いたお札で、恋文に似せて縁起を祝う文が書いてあったそうです。
これを買うと良縁が得られるとされたとのことです。




明治時代には一度廃れてしまった風習のようですので風俗画報の中でも昔の行事として取り上げられています。
現在では京都の須賀神社の節分の時に懸想文売りが現れるそうですよ。



その懸想文売りの様子を表した図のなかでは「ちょろけん」も描かれています。
「ちょろけん」は京阪地方で流行した大道芸だそうで、図にあるように帽子と大きな人の顔をかぶった人達が太鼓などをたたき練り歩いたそうです。
「ちょろけん」も現在復活させようという動きがあるみたいです。

風俗画報の中の行事で現在に通じる物が沢山あるのですね。

今年もよろしくお願いします。

2017-01-13 12:26:45 | 日記
2017年が始まりましたね。
今年もよろしくお願いします。

新年一回目の投稿ですのでおめでたい図を紹介します。



明治37年1月1日号の表紙です。
七福神がユーモラスですね。
今年もいい年になりますように…