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一言二言三言

日常思うこと、演劇や音楽の感想を一言二言三言。
現在、半年遅れで更新中……DVDを買う参考にでもしてください。

SUE CREAM SUE リサイタルショータイム 改訂版!

2006-11-23 | 音楽
with Cleanup Charmy Crew (CCC) エコノミーゲスト ジョプリン得能
Fri.7.Jul in なんばHatch

マツリもとうに終わって今頃なんですが。てゆーかもう無理。私無理。と思いつつ更新が滞り続けてどうにもならない。

セットメニューは公式サイトのBONさんのブログで公開されているので、そのまま転載。
()内BONさんのコメント付
◆SCS recycle show time改訂版 LIVE Menu◆
M1 It’s Bad(ホームメイド「アイコトバ」ラップネタ入れて)
M2 ライスシャワー
M3 ぷりんぷりんのプリンセス(新曲)
M4 chu chu chu
M5 いみじくも君は
MC (あいさつ、軽くメンバー紹介)
M6 なかよしレーズン(新曲)
M7 逢いたくて
MC
M8 ちょこっとMedley
  1ロリポップ/2チョビットダンス/3プラムジュース
(ちょこっとメドレーからアコースティックコーナーに流れ込むためプラムジュースの後テーマにもどってからは歌はドラムだけのアカペラでその準備している様子をアドリブで実況表現する。「ちょっこっとメドレーここまででここからお楽しみアコギのコーナーだよ!」準備は楽器の持ち替えと立ち位置を焚き火にMC(今回のバンドメンバー片付け隊CCCの構成員は?)
M9 大切な(新曲)(アコギコーナー)
M10 愛してる<アコースティックver>(アコギコーナー)
M11 喜びの歌(新曲)(アコギコーナー)※エンディングでスクリーンdownmi
VTR(吹き替え生で)※ここでスクリーンを使います。
M10 CCCのテーマ(オリジナルインスト新曲)
MC(MCでかなり前衛的ダンスをこれからダンスのカデゴリーでいうとコンテンポラリーという分野に挑戦です。)
M11 五番街のマリー
MC
M12 女にして
楽器屋劇(「すごいすごいって、最近すごくない?、おじさん達。」)
M13 得ブルース(J.T登場)
M14 ミラクルギターショップ(新曲)
M15 UP!UP! (エンディングにWELL COME2のイントロをそこで得能ダンス)
M16 東京イェイイェイ娘 (タイトルを地域別に大阪だったら大阪に、町をなんばに)アウトロにチェイサー付けて得能MCでSCS送り出し)
EC1
EC.M1 踊れシュークよ 踊り子よ
MC
ECM2 夢を見させて(新曲)
MC<BGMにCのスリーコードで>
EC M3 盛り上げたたき込みダンスMedley
1シュールダンス(JT.)/2愛know マジック(全員)/3かっちょE(be)/4サンサンサンバイザー/5Funk FUJIYAMA(全員)/6なんですかこれは(りょうじ)/7油ギッシュナイト/8Kome Kome War(全員)/9I can be(金ちゃんボーカル)/10Shake Hip(全員振り分け)/11狂わせたいの(JT)/12 ちゅんこちゅんこすずめ
(※狂わせたいののアウトロXtimeで上下ハケテ、SCSちゅんこの衣装をつける)
EC2
MC
EC M4 愛してバタフライlong ver(エンディング音のばし)


……記憶が定かでなくなってきてるんですが。(当たり前)
非常に楽しかったのです。昔好きだったものは今聴いても好きなのね。
CSがいなければこんなにも和やかなバンドだったんだなぁ。シュークのライブは初めてだったので、そのあたりの発見も面白かったです。
JOは米米の象徴だし、CSは「俺が俺が!」って人なのでオンステージになってしまう。SCSのライブとしてはこれが正解。
アコギコーナーはみんなで輪になって腰かけて(焚き火だったんだ……↑BONさん)てっぺいちゃんの悪口で盛り上がる(笑)そこに愛はあったけどね。妹苦笑。座り位置は左から金ちゃん・マリさん・BEさん・RYOちゃん・BONさん・美奈子さん。(だったと思う)
その1 俺に歌わせろ!という性格だから、いつも楽器の音入れでは退屈していなくなるのに、BONさんが扉を見ると窓から廊下のてっぺいちゃんが覗いてニコニコと手を振っていた。マネージャーに焼酎を買いに行かせて1人で呑んでいたらしい。BONさん「すごく恐かったんだよ!」
その2 Cleanup Charmy Crew は金ちゃんのスタジオの掃除をするお片づけ隊の名称。隊長はBEさん、副隊長はRYO-J。「てっぺいちゃんは後から来て花飾って自分の手柄にするんだよ」誰かが言い、全員が頷く。
その3 「小野田くんは優しいね」「疲れてきた頃に飲み物差し入れしてくれたりするよね」なぜか全員しんみり……
このコーナーで印象深かったのは美奈子さんの『愛してる』だった。この曲が発表された当時、私はこの歌がちっともいいと思えなかった。あまりに率直で米米らしくなく、面白みのない媚びるような曲だと感じていた。それがギターの音にのせて美奈子さんが歌い始めたとき、涙がこみ上げそうになって驚いた。素直にいい曲だと思えてしまった。なんだ、てっぺいちゃんが歌うから嘘くさかったんだな。(『君がいるだけで』はいまだに好きじゃないけど。)
美奈子さんの歌に合わせてマリさんが、マリさんに合わせて美奈子さんの「前衛的ダンスに挑戦」は一瞬出てきて終わった(たぶん衣装替えの都合と思われ)けれど、美奈子さんの足上げマラソンのような動きは面白かったです。何につけても思い切りのいい人だ。笑
ダンスMedleyは弾けないはずがない。なんですかこのラインナップは! てゆーかみんな歌上手い! めちゃカッコイイ! 
いやあ興奮しましたね。ふらふらになりながら狂わせたいのずっと飛んでいたかったよ!


美奈子さん作・絵 『喜びの歌』
おなかに左「MARI27」右「MINA27」と書いてます。笑
アコギコーナーでファンと合唱♪


踊ろうよ 両手を広げ 大地けって リズムきざもう
歌おうよ 空にひびけ 風にのせて 君に伝えよう

昔昔 人はみんな 裸のまま 暮らしていた
アダムとイブも 歌い踊り 平和に過ごしてた

時代は 変わり 世界は変わった
今こそ 生きてる 喜びの歌を 感謝の歌を

槇原敬之  LIVE IN DOWNTOWN

2006-07-02 | 音楽
Fri.19.May in 神戸国際会館こくさいホール

マッキーはいい奴だ。

アンティークのドールハウスの部屋にDOWNTOWNの商店を詰め込んで、酒屋さんに神父さん、お医者さん、中華街のお姉さん(神戸限定?)ピザ屋さん、左官屋さん、電器屋さん。
様々な人たちが奏でる。
ドラム、シンセサイザー、オルガン、ギター、ベース、パーカッション、そして槇原敬之。
音源のドラムなんてあるんだ。進歩してるなぁ。

誕生日の翌日だったらしく、最前列の人たちが『(たぶん)誕生日おめでとう』メッセージの紙を持って並んでいた。マッキーの「ありがとう」が本当に心から喜んでいて、上から見ていた私もなんだか嬉しかった。
『尼崎の夜空を見上げて』で始まったこのライブは『遠く遠く』などの有名な楽曲の他に、カバーアルバム『Listen To The Music 2』からも数曲を披露した。
『ファイト!』は中島みゆきがラジオ番組のリスナーからのハガキを元に作ったそうだ。この間東野幸治が深夜番組で「あの歌おかしいで!」と力説していたけれど、確かに前説がなければ「なんでやねん!」と突っ込まなければならないかもしれない。
静かな語りで始まるこの曲の歌詞は、ただただ痛い。それが彼の優しくいたわるような歌声にじっと耳を傾けていると、小さく無力なひとりひとりに同調し、切なく涙がにじんでくる。
矢野顕子の『ごはんができたよ』も嬉しかったな。ご本人たちが仲良しというのもあるけれど、マッキーの声はあっこさんの歌に馴染じむね。YUKIちゃんのつき抜けた声も面白いけど、胸がじんとする感じは少ないんだな。
それから『チキンライス』――松ちゃんは名作詞家かもしれない。

15分休憩に入ると、スクリーンにはマッキー出演のおかしなグッズ販売のエセっぽい昔風CMが流れ始める。
これが非常にしょうもないのだが、延々続いてトイレに行かせない。
マッキーの耳の形の耳かきって。
1日限りのペアルック(ツアーTシャツ)って。笑

第2部はCDジャケット模様のスーツに着替え、アルバム『LIFE IN DOWNTOWN』の中からアップテンポな曲を中心に構成。
『ほんの少しだけ』では、ラップはあまりすきじゃなかったのに、突然HOME MADE家族のストーカーと化してライブに行きまくり、甲斐あってKUROちゃん(とマッキーは呼んでいた)と曲を出すまでになった経緯を面白悪びれて話してから、PVを流しながらのコラボとなった。
私もマッキー同様ラップを今ひとつ分かっていなかったけれど、彼はカッコイイね。きっとすごい技を使いこなしてたんだろうな。人間自体がすでにカッコイイ気もするけど。
マッキーはわりと歌の解説をするが、押しつける感がなく、謎のグッズCMを作ってしまうようなサービス精神で、面白く楽しく話すのでこちらも笑いながら素直に聞ける。
『親指を隠さずに』は友人から聞いたエピソードを元に書いた。
子どもの頃、自分たちは霊柩車を見れば親指を握りこんで隠した。私もそうだ。迷信を信じるつもりはないが、親の死に目に会えないと言われればなんとなく気味が悪い。
知人は火葬場に向かう車の中から、すれ違った親子が手を合わせてくれるのを見たそうだ。小さな子どものそれがとても尊い姿に思え、有り難かったと。
目に浮かぶ。
親指を隠す以外にできることがあった。
他愛ないことでも、価値は全然違う。

アンコールの最後に、大事に歌いたい、転機になった歌だと『世界に1つだけの花』のタイトルを口にした。
「ずっと歌っていくからね。
腰がこんななっても歌うからね。(エビ形ポーズ)
84になっても歌うからね。(少し前に80になっても歌うからねと言っていた。4年増えている)」

マッキーはいい奴だ。

私は、心の美しい人間になりたいと思った。

The Rainbow Star ENDLICHERI☆ENDLICHERI

2006-06-15 | 音楽
Wed.3.May in 横浜みなとみらい特設会場

さて。
時間的・精神的余裕がなかったため、すっかり鮮度が落ちたネタである。
でも一応書いておく。

※先にお断わりをば。kinki kidsは好きで何枚かアルバムも持っていますが、ファンかと聞かれれば否と答えざる得ません。
故に視点が違う点、ご容赦を。
また、少々憎まれ口を叩いていますが、昨今ダメなところも可愛くみえるオバチャン化現象が起きているので、愛情表現と思ってやってくださいまし。

初ジャニーズだったので若いお嬢さんたちの熱気についていけるかしら、とドキドキしながら会場に入ったが、意外に落ち着いていた。うちわも売っていない。(ちょっと残念。振ってみたかった)アイドルのライブとは一線を画したものを作りたかったのだろう。
横浜まで来たってのに、なんだよ円形ステージじゃないのかよ、と不満に思いつつも、巨大な魚(エンドリケリ)をスクリーンに映し出すOPの演出など、派手でカッコいいリズムと共にテンションは上がる。
バンドメンバーが揃い、どうやらあれが堂本剛らしいという距離で、ロングスカートのような紫ラメの衣装を着たケリーさん登場。
しかしながらライブ前半、要領を得ない話しぶりと長いMCで冷える会場……ごめん、座っていい? おネエさん腰痛いの……心の中、悲壮な気持ちで呟く。幸い隣のお嬢さんもしんどかったらしく座ってくれたので、見えずとも座る勇気を得た。ありがとう…
歌詞を作った時のいきさつや想いなどを語るが、64?ステージあるんだから(追加30公演決定したようですね)もう少し何とかならないものか27才。
おかんネタが多く、ファンは慣れている風ではあったけれど、ジャニーズに入れたあなたは英断でした、といろんな意味で剛ママを尊敬した夜。
いつのまにやら前列の男性も消えて(タバコ吸いにいったかな…)どうなることやらと思ったが、中盤、会場とやりとりしながらのメンバー紹介がいい具合に会場を盛り上げた。マスコットキャラクター"SANKAKU"が紹介するので、彼を呼び出さなあかん、ということで会場から名前を呼ぶメンバーを指名。みんな事前に情報を仕込んでいるらしく、目立つ格好をしてきているようだ。
1人で語らせると頼りないが、会場いじりは上手いな。さすが人気アイドル。
ムーンガールとは呼ばれた彼女はどんな衣装だったのだろう。看護士さんたちに「お注射しましょうか~?」と言わせてギターの西川さんをクネクネにさせたり、小学校低学年くらいの男の子の元気な声で(「僕、52才!」だっけか)叫ばせたり、ほんわか楽しいコミュニケイトタイムで腰痛を忘れる。
この日は西川さんいじりにも興が乗ったようで、彼を大ウケさせた吉川晃司風「そんなきゃんじで(そんな感じで)」や「ちょころっと(ちょっと)」「ぷるっと(つるっと)」などのケリー用語が認定されたりし、ステージ上のバンドメンバーも楽しんでいた。
いやそれにしてもよく集めたよね。バンドの音、堂本剛プロデュースの映像演出、どちらもとても良かった。惜しむらくはケリーさんは滑舌が悪いので、ボーカルだけポルノグラフィティに変えたかった、ってトコか。←間違い。
驚いたのは下神さんの存在だ。名前が出てからようやく、そういえば聞き慣れたラッパの音だよ、と気づいたボケボケぶりだが。そりゃあ好きな音のはずだよねー。思わぬところで当時の自分がなぜ米米を好きだったのか、彼らの凄さがなんだったのか、その理由の1つを発見した気がする。
後半戦は会場も一体になっての振り付けもあり、非常に盛り上がった。一緒に歌ったり踊ったりっていうのはやはり楽しい。
剛くんが「nananaー」と歌って会場に振る。「nananaー!!」と会場が返す。「10代だけで~」「20代だけで~」と年代順に変化をつけていき、最後に「男だけで~」と歌えば、前述の男の子も含めた精鋭有志(3人くらい?)が叫ぶ。カッコイイぞ男ども!
そして大盛り上がりでアンコールの拍手は鳴り止まない……のを想像していたが、ラストの曲が終わった瞬間ダッシュで皆が出口に殺到。
「しゅ、終電?」と唖然としながらよく見ると、出口は左右に分かれている。パン販売の列だった。
SANKAKUを象った特別製のパンが売っているらしい。開演前、周辺に屋台1つ見つけられず、期待した特設会場内の軽食販売もなく『パンは売り切れました。特別に作ってもらっているので数に限りがあります』の手書き文字を「なんだよそれ。特別でなくていいから数用意しろよ」と唇を噛んで睨んだことを思い出す。唯一の飲食物だった自販機のお茶で空腹を誤魔化したというのに、ライブ中に焼き足したというのか…?(空腹は人を殺伐とさせる)
でもいいさ。パン買うために必死にならなかったから、バックステージへ去り際、剛が両手で恥ずかしげに投げキッスしたところを見逃さなかった。ちょっと得した気分だ。『堂本兄弟』(後日放送)でジローラモに教わったばかりだったのかな。
余談だが真っ白な強いライトを背に熱唱する曲があった。これが逆光で見えないわ目を射られて焦点に染みが残るわで歌を楽しむどころではない。他のコンサートでも経験したが、ステージ上から会場にライトを当てる演出は最近流行ってるのだろうか。できたらやめてほしい。

【新】ナニワ・サリバン・ショー

2006-02-27 | 音楽
出演:忌野清志郎&NICE MIDDLE(三宅伸治、中村キタロー、厚見玲衣、宮川剛)with NEW BLUE DAY HORNS(梅津和時、片山広明、渡辺隆雄)・グループ魂・HIS(細野晴臣、忌野清志郎、坂本冬美+コシミハル、高野寛、浜口茂外也、吉川忠英)・山下久美子・ハナレグミ(永積タカシ)・GO!GO!7188・斉藤和義・仲井戸"CHABO"麗市・BIGIN・矢野顕子・中村獅童・大西ゆかり・アメママン
Sat.25.Feb in 大阪城ホール

今回のナイス開演前アナウンス。(FM802DJ)
「忌野清志郎は今後も出馬する予定はありませんので、現金は振り込まないでください」
それは残念。笑。
デビュー35周年記念イベントファイナル。まさに充実の4時間半でした。
キヨシローはカッコいいなぁ……これまでのブログで書いた通りあっこさんが出るというのでチケットゲットに踏み切ったわけですが、盛りだくさんのゲストの中、やはり1番カッコいいのは清志郎さんでした。
言葉で説明つかないけど、歌もパフォーマンスもその存在も、とにかく、キヨシローはスゲエ、て思った。
変わらぬスタンスで走り続ける難しさを、まるで意に介さぬように颯爽にさえ見せて、実際に今も走っている。きっとこれからも走り続けてる。そのカッコよさ。おこがましいかもしれないけれど――第一線で活躍するミュージシャンたちが尊敬する理由が分かった気がした。
ナニワ・サリバン・ショーのテーマソングで始まった今回のイベント。1人目のゲストはハナレグミ。中学の後輩というのでキヨシロー氏、エンディングまでそれを連呼。どこにあるかも知らないのに『国分寺三中』だけ覚えちゃったよ。笑
これまでキヨシローさんの歌声は独特唯一無二なものかと思っていたけれど、コーラスに回っても意外にも主線律と馴染み、感動的なハーモニーに変えてしまう。やっぱこの人スゴい。続く他のミュージシャンたちでも同じで、絶対ないよりある方がいい。
山下久美子とは昨年キヨシロー氏に書いてもらったという『愛の行方』を歌い、これは本当に彼女にぴったりの曲だと思った。あっこさんと歌った『ひとつだけ』(来月発売のデビュー30周年記念コラボアルバム『はじめてのやのあきこ』収録)もよかったなぁ。あっこさんってばキヨシローさんが相手だと女の子になっちゃうのね。抱き合ったあとに「素敵」――だって。笑。可愛い人だ。
そしてお手てつないで去ろうとするのをあっこさんが引き止め、会場に向かってキチンと立ち、せーので一礼。みなさーん、この人たち50過ぎてるんですよー! 可愛い人たちです。ホント。
キヨシローさんとは絡まなかったけれど、アリーナ後方のサブステージ(スタンド席の私にはこっちの方がありがたい)ではグループ魂のオンステージ。クドカンには興味があれど、彼らを見たのは紅白とこれで2度目。大雑把な印象は貧乏くさい米米クラブ。ジェームスは神だから大分違いますが。けっこうちゃんとしたバンドなんだね。勢いのある演奏と笑いで会場を大いに盛り上げ、楽しませてくれました。CD買おうとは思わなかったけど。笑。またどこかのイベントで見たい人たちです。
あ、うっかり忘れてた中村獅童。あちらこちらでなんでいるのか分からないけど、大ハシャギ☆ オープニングでマイクパフォーマンスやってた時はモジャモジャヘアにサングラスで誰だか分からず(言ってることもよく分からなかった)衣装変えて派手な短パン姿でグループ魂に混ざってる様は、ちょっと陣内孝則にも見え。家庭を忘れたいのかとからかわれ。笑。出没する度に衣装替え。でもそんな君の活躍もエンディングのサプライズゲスト・アメママンには勝てず。笑。さすが寛平ちゃん!
その他HISトリオも観客をかき分け、手をつないでサブステージへ登り、ほのぼのとした雰囲気を醸し(すごい人たちなのに…)また手をつないで去っていき、メインステージではBIGINも癒しトークでハイサの正しい手の挙げ方を伝授。(ハイサは頭の真横で止め、挙げすぎてはいけない。ハイサを強調したい時は自分が下にさがる)『恋しくて』を聞きながら、成人式のとき彼らがこれを歌い、ライブが終わると会場からわらわらと成人たちが消えていったことを思い出す。(別の意味でしょっぱい)
そんなこんなで、ところどころほのぼのさせられながら、でもロックでカッコよく無邪気さと愛とを振りまいた【新】ナニワ・サリバン・ショー。キヨシロー氏のソロももちろんカッコよく切なく、ジーンとさせられて、最後は出演ミュージシャン全員がステージに並び(壮観!)大盛り上がりで大満足のショーでありました。


ROOTS 66

2006-02-11 | 音楽
DON'T TRUST OVER 40
Sat.4.Feb in 大阪城ホール

『大人の学園祭へようこそ』
開演前のナイスアナウンス。
1966年生まれ、今年40才になるミュージシャンばかりのロックイベント。
どんなに遠くてもヤックとパパイヤ鈴木だけは分かる。愛の力?(シルエットの間違い)
まずジェット機の宮田和弥が「ひのえひのえひのえ~」と連呼する丙午の歌(笑)でステージ、客席を走り回り会場を盛り上げる。THEピーズを思い出させるこの明るさは好きだなー
基本1人2曲だったけれど、ヤックはベーシストとして前半(宮田・斉藤・阿部)の楽曲にも参加。姿をずーっと見れて幸せ もちろん歌もカッコいい。どこで聴いてもいい。
斉藤和義はヤックの話に穏やかに相槌を打ったり、「ありがと~」とにこやかに手を振る様子(そのたび女子の歓声あり)がいい人そうな感じで、癒し系ミュージシャンだなぁ、と思う。
阿部義晴はユニコーン解散以来だという「人生は上々だ」を演奏。嬉しかったけど君はしゃぎすぎ…
パパイヤ鈴木が出てきておやじダンサーズが見れるかと思いきや、観客席中央の小ステージにいつの間にやらアコギを手にしたスガシカオと田島貴男が。田島貴男の歌う『黄金の月』はやけに水っぽい。これはやっぱりシカオの歌だな。
前方ステージに場を戻して改めてシカオ登場。「皆さんはSですか~Mですか~」って、おかしな人だよ君も。曲がそういうの曲だったんですけどね。選ぶかそれを。『黄金の月』の後で。
そしてオリジナル・ラブ。たとえ1人でもオリジナル・ラブ。『接吻』の前奏でテンション上がり(以前書いたが)これとTHE BOOM 聞きたさに、夜行で座る席もなく福岡まで行ったことを思い出した(辛かった…) これもやはりシカオではなく田島の歌なんだな。
そしておそらく今回のメイン。トータス松本。『サムライソウル』も『バンザイ』もテーマは同じだけど、この歌詞を恥ずかしがることなく叫んで歌えるのは彼しかいない。もう立派。誰もがここまで彼氏・夫に想われたいものである。
しかし今回一番印象的だったのはこの後の999で。トータス上手い……自分の曲じゃないのか?
サビの途中から「The Galaxy Express 999~」とヤックがおっちゃんくさく登場。一瞬ネタかと思ったよ。ちょっと照れてたのかもしれないけど。
そんな感じで出演者1人ずつがステージに集まって(けっこう1フレーズでも999は難しかったようだ。笑) 皆でサザンやジュリーを熱唱。大盛り上がりで学園祭は幕を閉じたのでありました。

THE BAND HAS NO NAME

2005-12-31 | 音楽
Tue.20.Dec in 神戸チキンジョージ

チキンジョージがようやく建て直すため、今の仮小屋最後ということで急遽決まったバンハズワンマン。
グッズ販売の上方をふと見ると、2階にある外からの楽屋入口のドア開けて、八熊さんが部屋の中と談笑しながらタバコ吹かしてた。いつまでも眺めてて目があっても困るので、こそこそと会場に入る。
民生ファンがいるので、いつものワンマンとは雰囲気が違う。でもギュウギュウに詰め込まれなくて良かった。去年辟易したんだよ、ホント。
さてバンハズ何せ曲数がない。ので、開演30分いきなりVTRを見せられ会場失笑する。北海道でしか放送されなかったスパゴー特集だったので、見れて嬉しかったけどね。
そして曲がないのでとってもゆっくりペース。ボ・ガンボスのコラボアルバムから『もしもし!OK!!』や松浦氏の倶知安の思い出を綴った歌なども入れる。全体としてはちょっとまったりムード?
でも仲良さそうで良いです。ヤックと民生氏は気が合うのかな。そんな感じ。
願わくば新しいチキンジョージは、頭一つステージを高くしてください。コインロッカーもつけてください。冬場は上着の処置に困ります……

HYOGO クリスマス・ジャズ・フェスティバル‐白鶴 presents

2005-12-31 | 音楽
coba SUPER ACCORDION 
sun.18.Dec in 兵庫県立芸術文化センター・小ホール

アコーディオン coba
ギター 天野清継
パーカッション 仙道さおり

≪曲目≫
亡き王女のためのパヴァーヌ
ゆがんだ時計
$akura
sogni d'oro
過ぎ去りし永遠の日々
CASA Dali
a man song ‐或る男の唄‐
ヴィーナス誕生
purple screaming
Mumbai moon
霖雨
my way *アンコール曲

今年のことは今年のうちに書いておきたい。ということで、文章を推敲する時間がないため走り書きでお許しを。
3ヶ月以上1つの番組を見ることのできない私が、ここ数年来見ようという意思を持って見続けている番組のエンディング曲として、今年発売されたアルバムのタイトル曲『Dear modestman』が流れた。(2005年4月2日~2005年7月23日)
感動してアルバムを購入、すべての楽曲に感動、ということでさっそくチケットサイトにお気に入り登録しておいた。
『Dear modestman』のツアー自体には行けなかったが、近場で美味しいイベント情報が。ありがとうe+。
西宮市にあるこの会場は今年できたばかりとあってとにかく綺麗。係りの人たちもホテル並みに丁寧で、クロークもあり、ちょっと優雅な気分にしてくれる。
360度(8角形)でステージを見下ろす小ホールは、円形劇場の様相で、ステージとの距離がとても近い。1列目とは階段2段分しかない。(私は左サイドの2列目。なかなかいい位置である)しかし天井が高く、縦に作られたトンネルのようでもあり、音がやたら響く。coba氏自ら反響を試したいと、観客の拍手で遊んだくらいである。MCは聞き取りづらかったが、音はライブ感があった。
さて、2週間近く経って思い出すコンサートの印象は、なんとも上質な時間を過ごした、というものだ。どっぷり別世界に浸る。
MCはわりと長かったが、なかなかいいお話を聞かせてもらった。
18でイタリアに渡ったというcoba氏。イタリア人のわがまま勝手な気質でなぜトラブルが起きないのだろうと思っていたが、1年程して、彼らは自分がわがままに振舞うのと同時に、相手に対して尊敬の念を持って接することで、それを緩和しているみたいだと気づいたのだそうだ。世界中の人に対してそうなのだという。だから道ですれ違っただけでもみんなが「チャオ!」と声をかける。(その8割が詐欺師なんですけどね、というオチつき)
またボンベイ・ストリングスにアルバム参加してもらうため、インドまでレコーディングに行くと、70歳ぐらいの方ばかりだった。カースト制のため他の楽器を選ぶことができない。バイオリニストなら死ぬまでバイオリニスト。熟練の専門職だ。しかし欧米の演奏法を習った人たちではないので、自分の弾きやすいいろんな体勢で弾く。楽譜を見せてレコーディングまで2時間くらい練習するが、出来上がった音は素晴らしい。録音した曲を何度も何度も聴きたがり、こんな曲を作るおまえはすごいなと誉めてくれる。そんな風に過ごして、遅くになってきたのでお帰りください、とお願いするとガタガタ道を自転車で帰っていく。
「実は今日は20人のうち8人に……」と前ふり「来てもらおうと思ったんですが、気圧の加減でポックリいくと困るので」ボンベイ・ストリングスの演奏部分だけ録音で『Mumbai moon』を演奏。スピーカーが天井にあるせいもあって、音が降ってくる感覚に、宇宙のイメージを見た気がした。
狭い会場というのを差し引いても、3人しかいないとは思えない迫力のあるステージだった。アコーディオンをなめちゃいけない。って、小学校の音楽室にあるアコーディオンではまるっきり音数が足りませんな。あんなにキラキラしてないし。

                 

タッチパッドで細かい絵は描けないねー
cobaさんは見た目ただのおじさんなので (失礼。音楽的才能とキャラクターには敬意を表します) 見るべきは、やはり打楽器の綺麗なお嬢さんでしょう。
椅子代わりかと思った箱が実はメインの太鼓。素手で叩きながら、鈴やら何やら1人何役もこなす大活躍。手が空いてなければ足でも叩く。惚れ惚れする音と動きでありました。

矢野顕子 さとがえるコンサート2005

2005-12-13 | 音楽
Tue.29.Nov in NHK大阪ホール

おお、スタンウェイだ!
開演前、じっとピアノの横面を見つめた。
"STEINWAY&SONS"
会場移動の際ピアノは持ち運ぶのだろうか、そんな疑問を抱いていると、あっこさんが答えてくれた。
「このピアノを弾くのが楽しみで! ありがとう大阪府民。聴収料払ってくれて」
なるほど。
「ずっと弾いていたくて、コンサートが終わらないでほしいと思っています」
いつも開演5分前に曲目を選ぶというあっこさん。ピアノを弾く曲を選んだそうである。
『BAKABON』『想い出の散歩道』『椰子の実』
鍵盤を流れる指に目をやれば、うっかり見とれてしまう。目を離すのがもったいない、でもあっこさんの表情も見たい。1列目だった故に軽くジレンマ。(嬉しいけど近すぎ…? いやいやこれもジレンマ)
このステージの衣装は明るい紫のサラリとした膝下丈のドレスと、胸に大ぶりの和花のコサージュ。ボンバー頭をさらに大きく見せるエクステが、首の動きに合わせて揺れていた。
なんとかガーデンというバンドの曲(…ELLEGARDENだったのかフールズガーデンだったのか発音が良すぎてはっきり分からず。日本語に聞こえたけどなぁ)があって、小田和正の『秋の気配』をアカペラで。(小田氏に歌われても弱いけど、あっこさんのも素敵だ)つづけてREI ARAKAMIアレンジの『気球にのって』
『ごはんができたよ』があり、また泣かされた。
アンコールは衣装に合わせて(珍しいパンツルックに、さらさらストレートヘアに変身! ボンバーが中に収まった!?)どっかにパンダを入れようとしたんだけど走っていっちゃったという『SUPER FOLK SONG』 NYでグランドピアノ2台を向かい合わせに並べてライブを行ったという上原ひろみの『GREENTEA FARM』
来年デビュー130周年(!)を記念して発売されるトリビュートアルバムの参加アーティストの名前を柔らかに挙げていく。中でも「清志郎さん」と嬉しそうに笑ってみせたのが印象的だった。
ステージに現れただけで、幸せが広がるオーラを持ったあっこさん。そのあっこさんの音楽を、どんな風に聴かせてくれるのだろう。
私と同じように、あっこさんを好きだという想いを感じ取りたい。

SPARKS GO GO VARIETY TOUR

2005-12-01 | 音楽
Sat.19.Nov in BIG CAT

自宅のパソコンが起動に最低5分はかかるので、仕事以外で触ることが少ない昨今、すっかりネタが古くなってきました。
とりあえず2005年はこんなことをしていたぞ、という自分に対する記録として。

今回はオープニングアクトにシュノーケルが参加。
どうやら私、かなり好きなようだ。
ボーカルの西村晋弥君は本当にいい子だね!
拍手をもらって嬉しそうに恐縮してる姿が、つい応援してあげたくなってしまう。
ステージ脇に下がるギリギリまで笑顔で頭を下げていた。ほわわん
3人とも同じ髪型(長さだけ微妙に違う)同じ形のメガネなので、見分けがつきにくいが、あれは衣装なんだろうか? 
終演後にインディーズの4曲入りCDを購入。しばらーく誰だろうと考えた。たぶんドラムの子。一生懸命にサイン入りステッカーを手渡してくれました。ほとんど機械的。笑顔があればもっと良かったな。

スパゴーのライブなのにシュノーケルの話ばかりですな。
でもまぁ、スパゴーはいつもどおりカッコいいからね。
『VARIETY』の中の楽曲、定番曲のほか『トランス!スタンス?バランス!?』『Have You Ever Seen The Rain』など嬉しかった。八熊さん、歌上手いなぁ、とうっとり
最近ライブでやる楽曲が同じものが多くなってきた。たくさんあることだし、もっと新旧いろいろ織り交ぜて演奏してほしい。
昔の曲を今のスパゴーがやれば、さらにカッコいいと思うんだ。

補足・会場について

2005-11-16 | 音楽
葉加瀬氏曰く、こくさいホールは『日本で1番いい音のするホール』なんだそうです。だからここで演奏するのを楽しみにしているとか。
いつもなぜ大阪のフェスティバルホールではなく、ここを選ぶのかと少しばかり不思議ではあったのです。
フェスはあっこさん曰く『どの席でも同じ音質で聴くことのできるホール』で、私もフェスが1番好きでした。
一方、こくさいはスガシカオ氏のコンサートで1回行ったことがあるだけですが、なかなかいい印象だった覚えがあります。
そして今回、意識してみると確かに音が澄んでいて、余計な反響もなくステージの音そのままが耳に届くといった感じがしました。
座席の並びもフェス同様見やすく、設計者の善意が汲み取れます。
ゆっくり音楽を楽しみたい方には、とても適したホールではないでしょうか。

葉加瀬太郎 Acoustic Concert Tour 2005

2005-11-16 | 音楽
VIOLINISM with Love
Tue.8.Nov in 神戸国際会館こくさいホール

初☆生ハカセ!
いいもの聴かせていただきました
ステージ左側の椅子に葉加瀬太郎、中央にピアノ・榊原大、右側の椅子にはチェロ・柏木広樹。構図も奏でるメロディーもちゃんとした室内楽じゃないかぁ、と思っていたら、本当に室内楽でした。
今年でデビュー15周年なので第1部はいつもと違う趣向にしたのだそうな。
新しいアルバムから『ピアノ三重奏曲イ短調』と、愛してやまないと言うブラームスを演奏。
ひたすら心地良い音楽
柏木氏のチェロも優しい音色で良いね。

都会的でおしゃれなイメージを持っていたけれど、実際コンサートとなるとその幅広さに、ただただ感心するのみ。
クラシックからポップス、映画音楽にアイリッシュ。
高校の同級生でアイリッシュ・フィドルの師匠だという功刀丈弘氏のとの共演も、ダンスのための音楽として発展したヴァイオリンの音色の違いと明るさが面白かった。
TVでも楽しい喋りの人ですが、いろんな音楽に興味を持ち、前向きに楽しんで挑戦していく葉加瀬氏の姿勢を知り、暖かい気持ちになった夜であります。
当日CD購入で握手会に参加できたけれど、持ち合わせがなかったので断念。バイオリニストの手のひら(特に左手)触ってみたかったんだけどな。硬いのかしら?

SMA☆バリ3 CARNIVAL

2005-10-16 | 音楽
Tue.27.Sep in なんばHatch
SPARKS GO GO・奥田民生・浅田信一・木村カエラ・シュノーケル

3週間近く過ぎてしまったので新鮮さも何もないが、とりあえず記録として。

注目ですよ! シュノーケル!
好青年3人組の好青年な音楽。
爽快で勢いのある、でも安定した音がヘロヘロな体調に元気を注いでくれた。
ありがとう。
『大きな水たまり』『波風サテライト』の2曲を披露。

木村カエラは、小さな体でしっかり声を出す人だなぁ、と感心した。
なかなかカッコいい。
TVから流れてくる「わっすれないで、かんじることを~♪」の人とは知らずに行ったが、ライブの方が好きだ。
姐御な口調のせいなのか、男性陣のからのラブコールは「カエラちゃん」ではなく「木村さ~ん」
下僕っぽくてちょっと面白かった。愛しちゃってるのね~

本来は民生氏がトリなのであろうけれど、今回はラストに持ってこなければならないバンハズセットの都合上、スパゴーの前に登場。
民生ファンが一気にステージへ押し寄せ、図らずも周囲がガラガラになり、快適な環境で楽しませていただいた。
いやあ、よく見えたよタミオ……
おかげで返す波が、私と八熊さんの間にベルリンの壁を作りたもうた。
やぁ~く~まぁ~さ~んんん~~

スパゴーの演奏は『UNDO』『jankfood junkie』とあと1曲……叫んでる場合じゃない。ライブでは何回か聴いているはずだが、タイトルが分からない……アルバムざっと探したけどみつかりませんでした。誰か教えてください。
見納めのバンハズは『マルホランド・ドライブマーケット』『Something Wild』の2曲。

ロックロックこんにちは!Ver.Episode-Q

2005-09-04 | 音楽
Sat.27.Aug  in なんばHatch
OPENING ACT : マサテツ(from スピッツ)
SPARKS GO GO
Syrup16g
The ピーズ
THE BAND HAS NO NAME

10年ほど前のある夜、当時とても仲の良かった友達が家にやって来て、自分で編集したカセットテープをくれた。ハチミツやグラスホッパーが入っていた。デッキの中で無残な最期を遂げるまで、何度も何度も繰り返し聴いた。透明な歌声が心地良かった。深い意味はなかったろうが、そんな何気ない友人の優しさが嬉しかった。
スピッツを聴くといつもそのテープを思い出す。切なさを伴い、いいなと思いながら、近づくことができなかった。

派手なスクリーンの紹介とドライアイスの煙の後、アコースティックギターを手にした草野マサムネと三輪テツヤがのんびりと登場した。
のほほんとしたマイペースなTALKと楽曲で和ませる。3曲を披露。
♪梅干し食べたい~君に会いたくなった~♪ ――そんなこと言われても。梅干し作りの上手い彼女なんでせうか。和歌山の人? 彼女、気持ち微妙ね。
デビュー前から歌っているという『あわ』があり……すんません、次のスパゴーの登場でぶっ飛びました――癒されたことだけ記憶。
それでも、CDを買おう、コンサートへ行こうと思った。あの頃と変わらない印象に。

スパゴーの演奏は以下の通り。
『Junkfood junkie』
『Tanger』
『SPEEDMASTER』
『鉛の朝』
『ルーシーはムーンフェイス』
『Something Wild』
ライブでは定番の曲ばかりだが「後もあるからサクサクといくぞ』の言葉どおり、テンポのいい走りが気持ち良かった。
♪なーまーりーのあーさーがまたく~る~♪ と左右に両手を振るのは楽しい。
八熊さんのボーカルとベースは、いつ聴いてもいいなぁ。うっとり

Syrup16gは曲の良し悪しよりドラムが勝ちすぎてバランスが悪い印象。お互いに厚い殻を被って、意思の疎通ができてないように見えた。
The ピーズは親父パワー炸裂。
最初はおもろいオッチャンらやなぁ、と思って見ていたが、だんだんウキウキしてきた。
陽気な音楽。楽しかった!の一言。

最後にバンハズ。スパゴー15周年の期間限定とあっては、生で見ないわけにいかないのに、ようやく見れたといった感じ。仲良さそげなのが嬉しい。
曲順に自信がないが、とりあえず。
『Rain Song』
『Jet lag』
『Blue Boy』
『Something Wild』
『Mistake』
『マルホランド・ドライブマーケット』
『All Through The Night』(アンコール)
聴きなれた曲を民生の声で聴く不思議さよ……
違和感ないんですけども。声が高いのかな。初期の八熊さんの歌い方に近い気がする。
衣装の藁帽子とサングラスは顔が見えないので、ない方がいいなぁ。

矢野顕子グループ

2005-08-24 | 音楽
矢野顕子 アンソニー・ジャクソン クリフ・アーモンド in チキンジョージ

可愛いなぁ。なんであんなに可愛いんだろう。
あんな50代になりたいよね。

私は世界中で一番音楽を愛しているのは、矢野顕子だと思っている。95年のサマーソニックin福岡(THE BOOMとオリジナルラブが目的だった)で、初めてあっこさんを見て以来、それは変わらない。
いや、すでに音楽と溶け合い、どこからが音楽であっこさんかという区別はなくなり、あっこさん自身が音楽なのだとすら思う。

矢野顕子はホールで聴くものと思っていたので、ハウスの音響に不安があったが、あの狭さがライブの臨場感を与えてくれて面白かった。NYで行われるライブは、これに近いのかもと思うと、それもまた楽しい。
アンソニーのベース(正確にはコントラバスベースギターでしたっけ? 弦が6本あり、彼が考案したのだとか)は「渋っ、大人!」 クリフのドラムは「はやっ! ツヨっ!」といった感じで、あっこさんの半身であるピアノを操る指のキレもいつも以上。これもハウスの近さだから気づいた点かもしれない。
『夏休みの子供』『ひとつだけ』
2曲終わったところで
「こんばんは。矢野顕子です」
必ず言うこの科白が大好きだ。あっこさんに会えたなぁ、と思って嬉しくなる。
黒い柔らかなノースリーブのワンピースと、ここ数年のボンバー頭。隣の席の女性が「あの頭、憧れるわー」と言った気持ちがよく分かる。私たちがやってもただのヘンテコ。あっこさんだからこそチャーミング。
一節歌ってにっこり、会場に向ける満面の猫みたいな笑顔。
これだけでもう幸せな気持ちになってしまう。
その上、すべての曲で訳もなく泣きそうな気持ちになる。
素晴らしい音楽性。『青い山脈』ですら矢野顕子にかかると、オシャレで切ないジャズミュージックに変わる。
他、今回演奏されたカバー曲は槇原敬之の『雷が鳴る前に』とTHE DOORSの『People Are Strange』など。
オリジナル曲は『Rose Garden』『Too Good To Be True』『カレン』(3つ目はタイトル記憶違いしてるかも。※ くるりの岸田氏と作り、レコーディングしたものの、発売は未定とのこと)『ひとりぼっちはやめた』(これはアンコールだっけ?)
『ラーメン食べたい』で盛り上がり、そして――『ばらの花』
あっこさんがレイ・ハラカミ氏を聴いた初めての曲が、このくるりの楽曲のリミックスだったそうだ。
最初リミックスだと知らずに聴いていた頃から、お気に入りだった曲だったので、
「この曲が本当に好きで好きで好きで……」
あっこさんがそう語ってくれたことが、すごく嬉しかった。
再度のアンコールでクリフ(に見えたけど一瞬だったのでスタッフかも)に歌詞カードの束を渡され、おたおたと紙を繰りながら「用意してないのよ。何がいい?」と訊ねるあっこさんに「ごはんができたよ!」「素晴らしい日々!」などの声が飛ぶ。
「槙原君の新しいアルバムで『ごはん』を歌ってくれてるの」
ということで『ごはんができたよ』が今日の(0時を過ぎたので昨日のだが)そしてあっこさん曰く「夏の矢野顕子祭り」ラストの曲となった。
本気で泣きそうになり、今もふわふわとした心持ちである。

※正解は『カンナ』でした。

SPARKS GOGO

2005-07-17 | 音楽
15years of loud&confused in Banana Hall

行って良かった…!!
ここ2、3年若い子が増えて居心地が悪かったので、ファンクラブの先行をスルーして、一般発売でもまだ迷ってた。
だけど今回はスローテンポな曲もみんなじっくり聴いてて、以前からスパゴーが好きでハウスに来ました、みたいな人が多かった気がする。(1人で来てる人も多かったね。私もだけど。ホッ
それにそれにッ
『恋をしましょう』『Banana Moon』!!!
『DESERT』『STONE』(同時発売)からのファンなので、もう幸せったらない。
いいバンドは同性のファンが多いというが、本当にいいのは男女均等に決まってる。スパゴーの場合は半々~6:4といった具合。バンドブームの頃は知らないけれど、カッコ良さに熟練が備わっての15周年目だ。
倶知安町の凱旋イベント。
「おまえら本当に来いよ。金かかるけど」
うん。と頷く自分がいた。
チラシに向かって「遠いわーっ」と叫んでいた自分はどこへ。
そして、本当にいいライブだったと噛みしめて帰路へ着いた自分。手帳広げてさあ。
仕事やん。
しかもしょーもない用事で替わってもらった日やから休めへんやん。
――DVD発売求む。ああしかし、そんなもの見た日には余計に悔しいかっ??
に、20周年目には必ず行くからっ…!