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一言二言三言

日常思うこと、演劇や音楽の感想を一言二言三言。
現在、半年遅れで更新中……DVDを買う参考にでもしてください。

ハリー・ポッターと炎のゴブレット

2006-02-05 | 映画
こういう有名作品をタイトルに冠すると、いきなりアクセス数が上がって大変申し訳ない気持ちになるのですが。
映画の感想です。
空いてから行こうと思っていたら意外と早く公開が終了。ギリギリでした。
4なのでそれまでを見ていない人、3があまり原作に則していなかったので敬遠した人が多かったのだろうか。
さて、炎のゴブレット。これは終わってから言うのもなんですが大画面で見るべきと申しておきましょう。
いやさ迫力満点。大満足です。
とにかくカッコいい。何がって訊かれたら答えにくいけれど、なんかカッコいい。
最高傑作との謳い文句は嘘ではないです。ストーリーもキャラクターも原作に忠実ですし、時間制限があるので原作の長く重苦しいテンポがなく、次々にエピソードがつながっていって目が離せない。つなぎも自然でした。原作を読んでいない人には説明が欲しいところもありますが、これは仕方がないと思われます。
ワールドカップの会場や、水中、ラビリンスの映像などは「そうだこういうものなんだ」と感嘆してしまった。原作の通り、しかし原作以上の原作が表現したいものがあったように思った。それだけ原作の文章が的確だったということなのかもしれないけれど。
心配なのはマクゴナガル先生が急に老けてしまわれたことだろうか……お、お元気になられますよう……

もうすぐナルニア国物語も公開ですね。こちらはまだ原作を読んでいないのですが、どうやら自分、英国系ファンタジーがどうにも好きで仕方ないらしいので期待してます。制作ディズニーだけど。予告ムービー、かなりいい感じ

姑獲鳥の夏

2005-08-11 | 映画
待ち合わせのスタバでシフォンケーキを頼んだら、間違ってレモンケーキが出てきた。
美味かった。褒めてつかわす。

「微妙な映画だったね」
友人と2人で頷きあった。
原作読んでなかったらがまったく分からない。はなから読んでいる人しか対象にしていないのかもしれないが…
主だった場面を映像にしただけだった。もちろん、原作ファンには原作ファンの楽しみ方があるが、原作を大きく変えてでも、物語を成立させた方が良かったのではないか。
だって推理してないんだよ?
なんで知ってるんだよ、京極。種も蒔かずに果実の甘さを語ったところで、それは妄想でしかないよ。
ハッ、もしやそれこそ君が説明したことなのか!?(違います)
出だしのシーンが良かったから、京極堂に行くまでは期待したんだけど。
堤真一は芥川龍之介には見えないのでどうかと思っていたが、ヴィジュアル的には悪くなかった。ただ、滑舌があまり宜しくない。最も大事な特徴である詭弁的語りの内容がさっぱり頭に入らなかった。これが授業ならまさしくお休みタイム。生徒に嫌われるよ、先生。
たぶん堤氏は自分が説明している文献や理論に興味ないんだろうな。(ある人の方が少ないだろうけど) 原作は単に詳しい人というのではなく、楽しんで喋ってて、それが伝わるから説得力あるんだよね。
次作も何らかの形で作られると思うが、外見や演技力もこの際どうでもいいから、『エエ声』の俳優さんでお願いしたい。ゴメン、堤さん。
期待した阿部寛の榎さんは、ハイテンションでなかったため普通の人だった。本当にフツー。榎さんなのにフツー。
木場修(宮迫博之)は体格的に迫力がないものの、意外と良かった。
関君も永瀬正敏でいいが、とにかくあのジャケッツ! パンツもおかしいけど、あのジャケツ!
敦子(田中麗奈)は聡明な記者というより二十面相の小林少年のようで、涼子(原田知世)にはもう少し色気が欲しかった。
青木君は頭がこけしじゃなかった。
雪江さん(篠原涼子)は綺麗だったね。