in 東京国際フォーラム 地下1階
ずっと行ってみたかった美術館第2弾。(第1弾は前述の朝倉彫塑館)
場所柄もあるのか、やたらめったら高級感のある美術館だ。
ちょうど「熱狂の日」音楽祭2006(LA FOLLE JOURNEE au JAPON)が開催中で、フォーラム内ではモーツァルトの生演奏で溢れていた。美術館入口前の吹き抜けのホールでもオケが演奏中。
場違いな場所に来てしまった……こんな所と知っていたらもちっとマシな服装をしてきたのに。そう、この日私は暑さのあまり持っていった着替ではなく、前日に用心のために買っておいたエンドリのツアーTシャツを着ていた。だからと言って入場拒否はされないが、レストランの店員は腰が高く感じが悪かった。関西からきたからそう思うのか?
美術館のスタッフは「ここはホテルですか?」というほどの上品さだ。館内の雰囲気に合わせているのだけれども、庶民的な相田みつをの作品を思うと若干不思議な気もした。落ち着いて鑑賞できる清涼さや、映像に工夫を凝らした遊びなど、様々な配慮の結果なのだろう。
企画展(「道」への道)の最中だったが、書画集などで知っている作品も多く展示されていた。本で見るのと、こうやって眺めるのとでも受ける感慨が違う。訴えかける強さと言うべきものだろうか。
心に自然に浮かんだ言葉を表現するために、何百枚もの紙を必要とする。筆のハネが少し違っただけでも、私たちが受ける印象は変わってくる。細心の注意を払って書かれたどこまでも正直な人間らしい心。
そうだなぁと得心する言葉、苦笑せざる得ないニュアンス、たくさんの言葉の中に、今必要とする言葉は必ず見つかる。
今回のmy favoriteは『初』 の1文字の書。
初めて向き合うもの。
初心。
まっさらな心。
ずっと行ってみたかった美術館第2弾。(第1弾は前述の朝倉彫塑館)
場所柄もあるのか、やたらめったら高級感のある美術館だ。
ちょうど「熱狂の日」音楽祭2006(LA FOLLE JOURNEE au JAPON)が開催中で、フォーラム内ではモーツァルトの生演奏で溢れていた。美術館入口前の吹き抜けのホールでもオケが演奏中。
場違いな場所に来てしまった……こんな所と知っていたらもちっとマシな服装をしてきたのに。そう、この日私は暑さのあまり持っていった着替ではなく、前日に用心のために買っておいたエンドリのツアーTシャツを着ていた。だからと言って入場拒否はされないが、レストランの店員は腰が高く感じが悪かった。関西からきたからそう思うのか?
美術館のスタッフは「ここはホテルですか?」というほどの上品さだ。館内の雰囲気に合わせているのだけれども、庶民的な相田みつをの作品を思うと若干不思議な気もした。落ち着いて鑑賞できる清涼さや、映像に工夫を凝らした遊びなど、様々な配慮の結果なのだろう。
企画展(「道」への道)の最中だったが、書画集などで知っている作品も多く展示されていた。本で見るのと、こうやって眺めるのとでも受ける感慨が違う。訴えかける強さと言うべきものだろうか。
心に自然に浮かんだ言葉を表現するために、何百枚もの紙を必要とする。筆のハネが少し違っただけでも、私たちが受ける印象は変わってくる。細心の注意を払って書かれたどこまでも正直な人間らしい心。
そうだなぁと得心する言葉、苦笑せざる得ないニュアンス、たくさんの言葉の中に、今必要とする言葉は必ず見つかる。
今回のmy favoriteは『初』 の1文字の書。
初めて向き合うもの。
初心。
まっさらな心。