crossroadからのお便り

柏崎久雄が、いろいろな人との出会いや出来事を「交差点からのお便り」(クロスロードノート)として報告させていただきます。

All work and no play makes Jack a dull boy.

2013年07月13日 | 日記・エッセイ・コラム

 「 働いてばかりいて、遊ばない人間はくだらない人間になる。」ということわざですが、逆に"All play and no work makes Jack a mere toy."ということわざもあり、「遊んでばかりいるとつまらないおもちゃのようになる。」とあります。日本では、この両極端が多いように思われます。

 「8時間働き、8時間眠り、8時間を楽しみに過ごす。」という人間としての基本が取れていないのです。なんでもないことを続けて人間としての充実を過ごす時に質が高まり、さらに充実を遂げていくのではないでしょうか。

 私は牧師ですが、宗教者がこういう基本的な生活習慣を壊すと、信仰者としての並行感覚を失って、却って宗教的バランスをとれなくなってしまうことになるという感想を持ちます。

 日本社会が戦後しばらくの経済的繁栄を誇っていた時を忘れられないで、今またそういう成長戦力を模索するとしても、それは却って破滅をもたらすことでしょう。

 高齢化が進んでいることは事実ですが、日本は既に十分に豊かであり、平和であります。国家としての勝ち負けに関心を持つ政治家は、日本の環境を悪化させ、家庭を崩壊させ、人々の健康を害していきます。

 働くことしか能がない男性が日本社会を動かしています。一部の女性たちは、それに一生懸命仕えています。子供たちは間違いなく犠牲になっています。

 宗教者も同じく成長戦略を強調していては、社会はDULLなものになっていくでしょう。

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