crossroadからのお便り

柏崎久雄が、いろいろな人との出会いや出来事を「交差点からのお便り」(クロスロードノート)として報告させていただきます。

子育ては宝の山

2009年12月30日 | 健康・病気

 保育園でクリスマスのお話を20年以上続けています。預けていた長男と次男の子供たちが現在通っており、園長先生とも長い付き合いです。2009_2 父母会も小学校のPTA会長時代は副をやり、その後は会長で10年以上関わってきました。子供たちは、私に抱きついてきて「牧師先生大好き!」と言ってくれます。しばらく前からアドベントの4週間に4回お話をするので、子供たちと一緒に遊ぶ時もあり、食事を一緒にしました。

 子供たちの席に座ると、食事を噛まないでいつまでも口に入れ、ボーとしている女の子がいました。「お名前は?」と聞いてもなにも答えないので、そのままにしていると1分ほど経って名前を言いました。目の前にあるオデンは好きでないらしくその横のサラダを食べますので、お皿を動かして目の前にしてあげると、こぼさないで早く食べられるようになりました。ご飯は、かけてあるシソが嫌いなので、ほじくって食べているので、シソをどけてあげました。そして、じっと見ながら話しかけていると元気になり、よく噛んで食べるようになりました。

 このような子供たちは、テレビを見ながら食べる家庭によく見られます。大人はいろいろなことを同時にやりますが、子供には一つのことを丁寧にさせることが大事です。そして、親がテレビではなく、子供自身に関心を持つことが大事です。どのように食べ、どれを食べるか、なぜ食べないのか、どんなことを話すか、じっと聞いてあげることは、子供の人生に大きく影響します。

 子供たちとトランプゲームをすると、不器用な子がいて、ずるをするので他の子供から怒られます。どうも、そのゲームの意味をよく把握していないようです。5-6歳児は生まれ月の早い遅いで、かなり理解の違いがあります。一つわからないことがあって、他の子供たちからバカにされると自信を失います。子供と一緒に遊ぶと、その子の適性や能力、そして不器用なことやできないことがわかります。親はそういう時に、手助けをして子供同士で恥をかかないように、バカにされないようにしないといけません。

 忙しい現代生活ですが、子育てばかりではなく、丁寧な仕事のできない人が多くいます。ごまかしや要領の良い点取は、結局はその人の人生を不幸にします。特に子育ては、子供の一生に関わる大事な働きです。テレビを見たり、仕事をするよりも、はるかに意義のあることです。お母さんがただけでなく、お父さんもテレビを見ることはやめて、子供を見ましょう。

 自分の子供たちに費やした努力は決して無駄にはなりません。最も賢明な投資であり、あなたは幸せというすばらしい宝を獲得するに違いありません。

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看護師急募!

2009年12月29日 | マリヤ・クリニック

Dsc09001e_2  マリヤ・クリニックでは、常勤の正看護師を募集しています。

勤務は8時20分から18時10分までで、入院患者はおりませんので夜勤などはありません。日曜木曜祝日が休みで、夏季・冬季休暇も十分にあります。6か月勤務すれば10日間の有給があり、皆さん活用しています。社会保険も退職金制度もあり、千葉市勤労者福祉サービスにも加入しています。

 現在、常勤正看護師2名、パート正看護師3名、常勤看護助手1名で仲良くやっています。管理栄養士も3名おりますが、管理栄養士を含めて、働きたい方は、事務長柏崎までお知らせください。ホームページhttp://mariyaclinic.com をご覧になってメールでお申し込みあるいはお問い合わせください。

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新型インフルエンザのワクチン接種

2009年12月24日 | マリヤ・クリニック

新型インフルエンザのワクチン接種が行われています。

≪接種スケジュール≫  新型インフルエンザワクチンは、それぞれの優先的に接種する対象者ごとに、県が設定した時期から接種を受けることができます。

優先接種対象者

1.インフルエンザ患者の診療に直接従事する医療従事者

2.妊婦及び基礎疾患を有する方 (現在可)

3.1歳から小学校3年生に相当する年齢の小児 (現在可)

4.1歳未満の小児の保護者。 優先接種者のうち、予防接種が受けられない方の保護者等(12/28より適用予定)

その他

小学校4年生から6年生、中学生、高校生相当する年齢の者 (12/28より適用予定)

高齢者(65歳以上)(基礎疾患を有する者を除く)(院長の診察により摂取することができる場合があります)

接種費用;3600円(税込、1回目)受験生などはご相談ください。

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全ての人を照らす真の光。

2009年12月20日 | 礼拝説教より

永遠の昔に御子イエスは父なる神より生まれ、御子は天地宇宙を造られ、御子によって保たれてきました。箴言8章には、創造の働きを始める前に、父なる神は御子と一緒におられ、御子が世界を組立てられたとあります。エペソ書によれば、父なる神の御心と計画の中で、御子がそれを実行すると書かれています。さらに、私たちを救いに選ばれたのも、御子であり、私たちは御子によって、神の国を受け継ぐ者とされたとあります。

そのような偉大なる立場にある方が、どうして人間として生まれたのでしょうか。ピリピ書によれば、ご自分の神としての栄光、あり方、全能を捨てることができないとは考えられないで、ご自分を無にして人間となられたとあります。王様と乞食というおとぎ話はありますが、実際には、わざわざ貧しくなる方はほとんどいないでしょう。まして王様と乞食よりも、神と人間との差は途方もなく大きいのです。

なぜ、わざわざ東方の博士たちは、黄金などを携えてわざわざ王の誕生を祝いに赴いたのでしょうか。それは、この世を真に平和にし、人々を喜びと幸せに導くように治める偉大な王を求めたからに他なりません。歴史上の最高の勝利者はアレキサンダー大王でしょう。またたくまに、ギリシャからエジプト、そしてインドの近くまで制覇して現在に至るまでで史上最大の帝国を作り上げたのです。しかし、その命も短命で、王の急逝後、帝国は4つに分かれてしまいました。ジンギスカンもモンゴルの王として中国からヨーロッパまで征服しました。日本では、徳川家康が初めて、全国を支配しました。

しかし、これらの王や支配者が人々に幸せをもたらしたのでしょうか。人々は、自分の国が勝ったということで喜んだとしても、実際には税金の高さや徴兵制によって、搾取と苦役によって却って拘束が強くなっただけなのです。今年は、民主党が選挙で勝利して、長年の自民党支配から代わりました。国民は、政治が変わり、税が安くなると喜んだものの、そうはいかないことを感じざるをえない困難な状況であります。

男というものは、政治が好きで、自分こそ政治家になって社会を変えてみせるという気概を持てと言われ、またそのようになることが理想のように思われています。低血糖症の病名認知の活動をしていますが、確かに政治的な力添えは必要であり、人々の助けになります。しかし、そういうことで生活が改善したとしても、幸せにはならないのです。

昔は、よく勉強して一流の大学に行けば、良い仕事を持てるし、良い結婚もすることができるなどと教えられてきたものです。しかし、現代の子供たちは、社会が豊かになり、高学歴になっても、高収入の仕事についても、名を上げて社会的立場を良くしても、大したことはなく、幸せではないことを悟ってしまいました。それでも、理想がないと努力ができないとして、金儲けのできる職業を目指して努力するように、大人は子供たちに働きかけますが、もはや大人自体が夢も希望もなくなって、生きがいをなくしているのです。

 「光は闇の中に輝いている」とあるように、神を知らない人生は闇なのです。大人も、青年も、子供も、高齢者も、毎日を喜びなく、ただ時間の経過と浪費と空腹をもてあましているのです。それは、「人々は光よりも闇を愛した。その行いが悪かったからである。悪いことをする者は光を憎み、その行いが明るみに出ることを恐れて、光のほうに来ない。」とある通りなのです。

 神の子であるイエスさまが人間として生まれたのは、人を救うためであります。しかし、自分の罪に慣れ、罪の虜になっている人は、救われたい、幸せになりたいという気持ちを持てないのです。

 この年の暮は、不景気にインフルエンザ、そして環境汚染や地球温暖化、国家財政の破綻と、暗いことばかりです。しかし、イエスさまは「世の光です。」(ヨハネ9・5)。「光の子どもとなるために光を信じなさい。」(ヨハネ12・36)。

  信仰や救いというものは、その教えを理解して努力や意思によって生きる、というものではありません。多くの人が、そのように教えを身につけて生きるのが宗教だと思っています。しかし、聖書の教えは、そうではありません。「光を信じなさい。」というのです。「この方の満ち満ちた豊かさの中から、恵みの上にさらに恵みを受けたのである。」というように、生きて働く神から、一方的祝福である恵みを受けるのです。

 博士たちは、なぜ、黄金などを捧げたのでしょうか。それは、黄金のために働くことよりも、もっと価値ある人生の目的を求めたからに他なりません。あなたも、このクリスマスの時期に、神を信じる人生を初めてみませんか。

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鞭打ち症と保険

2009年12月16日 | 社会・経済

 車に後ろからぶつけられて、次の日はあまり感じなかったのですが、3日後から変になり、4日後には会議を欠席して休みました。翌日が葬儀で火葬場まで行ったのですが、寒さと車の振動で気持ち悪くなり、6日後に医者にやっと行けたのですが、医師の来る前に貼ってあるレントゲン画像を見ると下から3番目の第5頸椎の上に丸い炎症のようなものを見ました。医師からはレントゲンとしてはそれほど異常はないけれども首の神経が細いので、傷みやすいかもしれないという言葉に戸惑いながら、悪くなったらどうしようという不安を持ちました。

 6日目から肩こりがすごく、夜には顔中に湿布薬を貼り、口内炎が4つもできて話せないので、「変なおじさん」のような声になり、ふざけて「ア、変なおじさん」と振りを付けて踊って、妻に笑われました。それが鞭打ちの症状だとはわからず、胃腸薬や粘膜が弱いのかとビタミンBを摂りました。しかし、7日目の夜、泳いでみるとかなり、肩こりが消え、口内炎が治り、これらは首の緊張による血行不良であると気がつきました。

 それでも肩こりがひどいので、我が家のマッサージ機にかかったら、首が痛くなり、背骨も変な感じになってきました。以後、マッサージ機にはかかっていません。ずっと首の前屈は痛かったのですが、11日目から首が痛くなってきました。湿布薬を貼るといつもジンジン来ます。鞭打ち症というのは、こんなに遅くなっていたくなるものなのでしょうか。

 この間に加害者からは、一切電話もなにもなく、保険会社からは電話だけで何の説明もなく、来客の最中に掛ってくるので、文書やメールで送ってくれと言っても、電話でしか話せない、と言うのです。ここで、私は、この保険会社おかしい、と思いました。要するに最初から、私に対する心配や配慮ではなく、払う費用をなるべく少なくするために、情報や資料は提示しないで、言質をとっておこうという様子がありありと感じました。さらに長い話が続き、同意書を提出してもらわなければ、治療費(その時点で2万円ほど)も払えないので、早くしてほしいと言いだすので、「こちらは一方的な被害者なのに、なぜ、その治療費だけもらうために、そこまでいろいろな文書を出し、書かなければならないのか、あなたのほうは、何も私に説明していないではないか。」と言って、私の保険会社に対応を頼むことにしました。

 相手の保険会社は、前に物損事故があった時にも、あれこれと注文をつけて金額を払おうとしなかったので、自分の車はその会社(〇〇ジ○〇〇)から替えた経緯のある保険会社です。業績の悪い保険会社は、人の命や治療よりも、支払額を少なくすることにのみ関心をもっているという怖さを感じました。ともかく、しばらくブログの更新は少なくなるかもしれません。

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ヘロデ王の骨肉の争いと真の王の誕生

2009年12月13日 | 礼拝説教より

 紀元前538年にペルシャの王クロスによって、預言のごとく(イザヤ45・1)解放されたユダヤ人はエルサレムに帰って神殿建設と国の復興にあたりました(エズラ1・1-4)。しかし、その後ダニエルの預言と警告のごとく(7・6、8・521、11・3)、アレキサンダー大王が世界を治め、セレウコス朝シリアによって支配されます。これらのことはダニエル11章に細かく預言されています。

これらのとき、ユダヤ人はしっかりとしてヤーウェ信仰を確立しているのですが、アンテオコス・エピファネスが預言のとおり神殿を汚し多くのユダヤ人を殺します(ダニエル11・31-33)。ユダス・マッカバイオスが反乱を起こして、やはり預言のとおり死にます(34,35)が、その子らが立ち上がり、紀元前164年シリアを撃退します。そしてユダヤにマカベヤ家のハスモン王朝ができて独立を確保するのです。

しかし、100年もすると大祭司職を継いできたハスモン王朝も堕落し、エドム地方の領主であったヘロデ家がハスモン王朝に取り入りながら力をつけていきます。大祭司職を争うハスモン家の兄弟の争いの中で紀元前63年にローマ軍によりエルサレムは陥落し、数千人のユダヤ人が殺されます。シーザーの時にヘロデ家のアンティパテル2世が取り入ってユダヤの総督に任じられます。ヘロデ家はユダヤ教に改宗したエドム人なので、ユダヤ人からは軽んじられるのですが、ハスモン朝の王女と結婚したその子のヘロデは、ハスモン家の大祭司を巡る骨肉の争いに乗じ、とうとう紀元前37年にユダヤの王になり、ヘロデ大王となるのです。

しかし、ヘロデ家も王権を握る骨肉の争いとなり、ヘロデ大王は自分の子3人を次々に処刑し、ヘロデの死後(紀元前4年)、アケラオが王位を継承し、アンティパスがペレアとガリラヤを支配し、ピリポが上ガリラヤとシリアの一部を支配して分割統治となりました。こういうわけで、3人の博士が「ユダヤ人の王としてお生まれになった方は、どこにおいでになりますか。」(マタイ2・2)とヘロデ大王に聞いた後、王が恐れてベツレヘム近辺の乳児を皆殺しにした経緯がわかります。

ついでながら、バプテスマのヨハネを殺したヘロデは、ヘロデ・アンティパスであり、後に甥のヘロ・アグリッパにより追い落とされますが、このアグリッパは、使徒12章に演説をして「神の声だ」と民衆に叫ばせて、神に罰せられて死んだと記されています。

 さて、このように権力闘争が繰り広げられて国が荒れる中でも、敬虔な人々はいるのです。祭司ザカリヤも妻のエリザベツも「神の前に正しく、主のすべての戒めと定めを落ち度なく踏み行っていた」のです。日本はクリスチャンが少ないとか、キリスト教の影響力が弱いとか嘆く人がいますが、信仰というものは、神の前には個人のものであって、その人自身の信仰の真実さが大事なのです。先週のメッセージのように、或る人は祝され、或る人は艱難の中に生きます。艱難の中に生きる人の信仰が弱いのでもなく、幸せで繁栄した人が神の前に受け入れられるとも限りません。大事なことは、国を変えようとか日本をキリスト教国にしようなどと傲慢にならずに、神に従い、人に仕えながら福音を伝えることです。

 聖書による歴史認識は、私たちに神の変わらぬ計画と御手を教えてくれます。イスラエルはあれほど祈り神に仕えてきたのに、艱難と迫害の連続でした。ダニエル書にあるように、バビロニア帝国の次には、メドペルシャが起こり、そしてギリシャと4つの国、さらにローマ帝国が起こるけれども、そこに「天の神は一つの国を起こされます。その国は永遠に滅ぼされることがなく、その国は他の民に渡されず、かえってこれらの国々をことごとく打ち砕いて、絶滅してしまいます。しかし、この国は永遠に立ち続けます。」(ダニエル2・44

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オ〇〇を掘られた!?

2009年12月09日 | 日記・エッセイ・コラム

 交差点の左折車線で停まっていたら、突然後ろからぶつけられました。妻は横になっていたので、なんともなかったのですが、私の頭が反動で20cmくらい前に飛び出したのを見たそうです。私はフラフラしながら、社外に出てぶつかったところを見ながら、警察に事故と場所を電話をしました。ぶつけた車の女性が声を掛けてきたのですが、脳しんとうでも起こしたのでしょうか。まともな対応ができないので、平気というしるしの手を振っただけで、車に入りました。千葉西警察は200mくらいしかないのですが、雨もあり渋滞もしているので、来るのに30分も掛かりました。その間、動かないで休んでいたら、どうにか治ってきたので、対応しました。

 相手の女性には、平気です、と答えたのですが、木曜の夜にぶつかって、月曜の午後あたりから後頭部が重くなり、頭を前に倒すと首の一部が痛いのです。これが鞭打ち症かと思ったのですが、仕事と葬儀と理事会などが重なり、病院に行けません。月曜にクリニック1階のティールーム”マーサ”で食事しながら、そこにいた患者さんに話すと「先生、お〇〇を掘られたのね!」という妙齢の女性としては恐ろしい言葉を発しました。すでに、一般用語になっているのでしょうが、私の妻は、何のことかわからずにいました。女性がおばさんになるプロセスで、こういう言葉使いになっていくのでしょうが、未婚の女性は気をつけましょうね。

 相手の車は、バンパーが落ち、前が壊れていましたが、私の車は外見はなんともありません。やはり、車は頑丈なものに限ります。ショックも吸収しているようです。警察に聞きましたが、人身事故にすると相手の方が免許などで支障が出てくるので、もう少し様子を見て、治していくつもりです。ともかく、後ろから脇見運転でぶつけられた時は、本当に驚きました。その10分くらい前、なんとなく変な気がして、神様に運転が守られるように祈っていました。このなんとなく、祈りたくなる時、そのまま祈るということは大事です。神様が守ってくれて、妻もなんともなく済んだので感謝でした。イスの背を倒して横になっていると、衝突には強いのですね。毎日50名ほどの新型ワクチンを打っていて忙しいので、本当に良かったです。

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助け合いの中でクリスマスを!

2009年12月06日 | 礼拝説教より

 今日は、イスラエルの3大祭りの2番目、七週の祭(ペンテコステ)についてお話します。夏は暑く、雨が降らないので、種蒔きは10月から11月の「先の雨」が降った後の1月くらいまでに小麦、大麦などを蒔きます。そして、先週お話しした過ぎ越しの祭の後、七週間経った50日目(ペンテコステ)にこの祭りをするのです。来年の復活祭(過越しの祭)は4月4日であり、ペンテコステ(聖霊降臨・教会の誕生)は5月23日です。過越しの祭は、イエス様の十字架を現わし預言するものであり、ペンテコステは聖霊の働き(魂の収穫)を意味します。この収穫の前の春に降るのが後の雨です。

 七週の祭とは、収穫感謝祭であり、そこでは「主が賜る祝福に応じて、進んで献げなさい。」とあります。神が与える祝福に違いがあるのか、差別ではないか、と疑問を持つ人もいるでしょう。日本の教育は画一教育であり、誰もが優秀になれるという建前を持っていますが、実際にはそんなことはありません。数学に優秀な人もいれば、文学や音楽、そして体育に優秀な人もいます。実際には、努力しても学校の成績は全くだめな人もいます。また、病弱な人もいれば、健康で壮健な人もいます。

 クリスチャンである星野富弘さんの詩に「いのちが一番だと思っていた頃、生きるのが苦しかった。いのちより大切なものがあると知った日、生きているのがうれしかった。」とあります。人の観点では、当然ながら能力があった方が良いし、金持ちであったり、良い環境であったほうが嬉しく、それを願うものです。ただ、聖書は金持ちが天国に行くことは難しいと断言しており、貧しい者は幸い、悲しむ者は幸い、とイエス様は言っていますので、この世の価値観と神の御心・配慮は明らかに違うことがわかります。豊作で倉を建てた金持ちに対して、「愚か者、お前の魂は今夜取られる。」(ルカ12・20)と言われた神の基準は、天国と地獄という永遠の違いであります。

 イエス様は、金持ちには謙遜になる人が少ないので、悔い改めた者だけが神の国に入るという基準に適うことは難しいと言われたのであって、神の国の実在を信じる人にとっては、束の間のこの世の人生よりもはるかに長く幸せな神の国に住まえるならば、地上の艱難辛苦はなんでもないことになります。

 ところが面白いことに金持ちでなくても、ケチな人はケチであって自分の金を自分の為だけに用います。教会の献金、特に席上献金は誰がいくら捧げたかは、誰にもわからないようになっています。先週のギデオンへの献金でも或る人は1万円献げ、或る人は数十円献げたかもしれません。神が見ているという意識を持つ人は案外少ないのですが、イエス様は「あなたの施しが隠れているならば、隠れた所で見ておられる神が報いてくださいます。」(マタイ6・4)と言われます。

 神が賜る祝福に応じて感謝の捧げ物をすることができる人は、実際には少なく、神の祝福を自分固有のものとして、浪費するのです。「家族、奴隷、牧師や神学生、在留外国人、みなしご、やもめ、これらの人々と共に喜ぶ」ということは、あなたがそれらの人々を経済的にも食べ物にも支えて、助けて過ごすということなしには達成できません。それらの人々を喜ばせること、助けること、支えることをしているなら、神は決してあなたを破綻させないと信じます。

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回復の会

2009年12月02日 | 低血糖症治療の会

 毎月1回、私が指導して回復の会を持っています。今回で3回目ですが、参加者は驚くほどの回復ぶりを見せています。低血糖症の患者さんで、ある程度治っても社会復帰やその人なりの生活の確立ができていない人が多いことが気になっておりました。私との個人的交流がある人が治ってきたので、このような個人指導とグループ交流のできる会を始めたのです。

 最初は各人のOGTTの検査結果を解説します。今回は境界型糖尿病で低血糖症の人を本人の希望のもとで、対処法を説明しました。インスリンが凄く出ているのに血糖値が下がりません。インスリン抵抗性を説明し、GULT4が働き、インスリンが効くようになるための対処法をわかりやすく話しました。また、アドレナリンの急激な分泌があるので、食後の疲れがひどく、体調の改善が悪いはずであると指摘しました。そのための食事法や食材の補給法も説明しましたが、良くなってきた他の受講生がアドバイスに従って、持参した食材を披露してくれました。

 回を重ねるとアドバイスを実践して改善した人が、自分の言葉として私のアドバイスを新しい人に教えてくれます。「言い訳を言っていてはだめよ。良くならなかったら、いつまでも不満と泣き言を言うだけなのよ。ともかく食べること、人の目や干渉は気にしないで、治ろうとすること!」と凄い迫力で二人が力説し、他の二人は押されながら、納得していったようでした。

 「1ヵ月半で良くなると書いてあったじゃないか。まだ良くなっていない。」と不満を言っていた人も、その理由が病状の理解不足、具体的対策法を知らないこと、自己管理の不足などに気がついたようで、納得して帰って行きました。アドバイスした二人は、自分たちが他の人に教えられ、また体調の良くない時のことが説明できたことに喜んでおりました。

 次回は1月12日(火)です。治療の会の会員の人は参加できます。3回分6000円で、6回出ると先輩としてアドバイスする側に回り、無料で参加できます。定員は6名です。少しずつ、本当に治った人々を確保して、後輩を世話をする人になるようになることが、この会の狙いです。ぜひ、事務局にお問い合わせください。

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