保育園でクリスマスのお話を20年以上続けています。預けていた長男と次男の子供たちが現在通っており、園長先生とも長い付き合いです。 父母会も小学校のPTA会長時代は副をやり、その後は会長で10年以上関わってきました。子供たちは、私に抱きついてきて「牧師先生大好き!」と言ってくれます。しばらく前からアドベントの4週間に4回お話をするので、子供たちと一緒に遊ぶ時もあり、食事を一緒にしました。
子供たちの席に座ると、食事を噛まないでいつまでも口に入れ、ボーとしている女の子がいました。「お名前は?」と聞いてもなにも答えないので、そのままにしていると1分ほど経って名前を言いました。目の前にあるオデンは好きでないらしくその横のサラダを食べますので、お皿を動かして目の前にしてあげると、こぼさないで早く食べられるようになりました。ご飯は、かけてあるシソが嫌いなので、ほじくって食べているので、シソをどけてあげました。そして、じっと見ながら話しかけていると元気になり、よく噛んで食べるようになりました。
このような子供たちは、テレビを見ながら食べる家庭によく見られます。大人はいろいろなことを同時にやりますが、子供には一つのことを丁寧にさせることが大事です。そして、親がテレビではなく、子供自身に関心を持つことが大事です。どのように食べ、どれを食べるか、なぜ食べないのか、どんなことを話すか、じっと聞いてあげることは、子供の人生に大きく影響します。
子供たちとトランプゲームをすると、不器用な子がいて、ずるをするので他の子供から怒られます。どうも、そのゲームの意味をよく把握していないようです。5-6歳児は生まれ月の早い遅いで、かなり理解の違いがあります。一つわからないことがあって、他の子供たちからバカにされると自信を失います。子供と一緒に遊ぶと、その子の適性や能力、そして不器用なことやできないことがわかります。親はそういう時に、手助けをして子供同士で恥をかかないように、バカにされないようにしないといけません。
忙しい現代生活ですが、子育てばかりではなく、丁寧な仕事のできない人が多くいます。ごまかしや要領の良い点取は、結局はその人の人生を不幸にします。特に子育ては、子供の一生に関わる大事な働きです。テレビを見たり、仕事をするよりも、はるかに意義のあることです。お母さんがただけでなく、お父さんもテレビを見ることはやめて、子供を見ましょう。
自分の子供たちに費やした努力は決して無駄にはなりません。最も賢明な投資であり、あなたは幸せというすばらしい宝を獲得するに違いありません。