放射能汚染の地域の方々の悲惨さを思うと、放射能の危険性を訴えることに心をもだえるものがあります。風評被害ということばが、しばしば言われていますが、情報を的確に捉えて判断することが必要なのですが、自分たちにとってその時点で都合が悪いものを風評として切り捨ててしまうことは、却って被害が大きくなるので注意しなければなりません。
私が最近読んだものに
内部被曝の脅威 ちくま新書(541) 価格:¥ 756(税込) 発売日:2005-06-06 |
という本があります。これは震災前のものですから、今回の放射能汚染を見込んで出版されたものではありません。そこで、1972年カナダ原子力委員会ホワイトシェル研究所で、アブラム・ペトカウが「液体の中におかれた細胞は、高線量放射線による頻回の反復放射よりも、低線量放射線を長時間浴びることによって容易に細胞膜を破壊される。また、放射時間を長く延ばせば延ばすほど、細胞膜破壊に要する放射線量は少なくて済む。」ということを実験で見出したのです。要するに、体内被曝は低容量の放射線でも大きな害をもたらすということです。
放射線はDNAの鎖の切断と、DNAを構成する4つの塩基を損傷することによって、損傷を起こします。本来、DNAには優れた修復機能があって、速やかに修復され、修復されなければその細胞を死なせてしまう働きがあるのですが、修復されないか壊死されない時に突然変異し、ガンになっていくのです。
体外被ばくであれば、身体を貫通し遺伝子を損傷するが、修復能力によって身体は対応します。しかし、内部被ばくであれば、遺伝子は損傷を受け続けることになります。
細胞は、場所によって分裂の速度が異なり、生殖腺や造血組織、胎児や乳幼児は細胞分裂の速度が速い。これらは非常に速い速度で細胞分裂を繰り返し、損傷した遺伝子の修復が追いつかないまま細胞が分裂され、突然変異が大きなものとなり、ガン化や障害児が起こることとなるのです。
そういう面でも、私たちが推奨した放射能対策サプリメントは有効であると思います。詳しくは㈱ヨーゼフのホームページhttp://yozeph.com をご覧ください。