crossroadからのお便り

柏崎久雄が、いろいろな人との出会いや出来事を「交差点からのお便り」(クロスロードノート)として報告させていただきます。

内部被ばくと遺伝子の修復機能

2011年04月25日 | 放射能対策

 放射能汚染の地域の方々の悲惨さを思うと、放射能の危険性を訴えることに心をもだえるものがあります。風評被害ということばが、しばしば言われていますが、情報を的確に捉えて判断することが必要なのですが、自分たちにとってその時点で都合が悪いものを風評として切り捨ててしまうことは、却って被害が大きくなるので注意しなければなりません。

 私が最近読んだものに

内部被曝の脅威  ちくま新書(541) 内部被曝の脅威 ちくま新書(541)
価格:¥ 756(税込)
発売日:2005-06-06

という本があります。これは震災前のものですから、今回の放射能汚染を見込んで出版されたものではありません。そこで、1972年カナダ原子力委員会ホワイトシェル研究所で、アブラム・ペトカウが「液体の中におかれた細胞は、高線量放射線による頻回の反復放射よりも、低線量放射線を長時間浴びることによって容易に細胞膜を破壊される。また、放射時間を長く延ばせば延ばすほど、細胞膜破壊に要する放射線量は少なくて済む。」ということを実験で見出したのです。要するに、体内被曝は低容量の放射線でも大きな害をもたらすということです。

 放射線はDNAの鎖の切断と、DNAを構成する4つの塩基を損傷することによって、損傷を起こします。本来、DNAには優れた修復機能があって、速やかに修復され、修復されなければその細胞を死なせてしまう働きがあるのですが、修復されないか壊死されない時に突然変異し、ガンになっていくのです。
 体外被ばくであれば、身体を貫通し遺伝子を損傷するが、修復能力によって身体は対応します。しかし、内部被ばくであれば、遺伝子は損傷を受け続けることになります。
 細胞は、場所によって分裂の速度が異なり、生殖腺や造血組織、胎児や乳幼児は細胞分裂の速度が速い。これらは非常に速い速度で細胞分裂を繰り返し、損傷した遺伝子の修復が追いつかないまま細胞が分裂され、突然変異が大きなものとなり、ガン化や障害児が起こることとなるのです。

 そういう面でも、私たちが推奨した放射能対策サプリメントは有効であると思います。詳しくは㈱ヨーゼフのホームページhttp://yozeph.com をご覧ください。

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放射線予防3

2011年04月07日 | 放射能対策

  放射性ヨウ素が甲状腺に入らないために、海藻類の摂取を毎日することをお勧めします。それほど多量でなくても構いません。人体には13~25mgのヨウ素があるとされていますが、10gの昆布には13mg、100gのワカメや海苔に6~7mgのヨウ素が含まれています。1日の摂取基準は、1mg以下です。放射性ヨウ素の海水汚染や食物汚染にはお気を付けください。
放射性物質は体内に蓄積されると一定期間放射線を出し続けます。放射線により細胞内から生成されるフリーラジカルや活性酸素は、細胞核内にあるDNAや細胞膜を損傷し、細胞・臓器の障害を起こします。したがって、体内に入り込んだ放射性物質をできるだけ速やかに排出することが重要です。
  グルタチオンは、活性酸素の除去と共に、放射線防御物質としても知られており、更に発がん化学物質を抱合し、無毒化する作用もあることがわかってきました。ビタミンCとEの抗酸化作用は知られていますが、αリポ酸は水溶性・脂溶性どちらの性質も持つために体内の至るところで抗酸化力を発揮し、ビタミンC・E・グルタチオンの抗酸化作用をリサイクルする働きも持っています。
 被災地の方で放射線汚染の強い地域に住むヨーゼフ会員に放射線予防サプリメント50セットを贈呈しています。会員には、6日に御案内を発送しました。ヨーゼフ会員のご本人か、会員の家族が福島県・宮城県・茨城県に居住していたか、放射能汚染の可能性が高いことを説明する文書(個人の数行の説明で可)を添付の上、当社に送付先を明記してご応募ください。先着50名様に直ちに送付いたします。サプリメントの管理・説明は会員の方が責任を持って行ってください。 私の経営する会員制サプリメント販売の株式会社ヨーゼフの会員向け案内です。

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4月のお知らせ

2011年04月02日 | マリヤ・クリニック

  突然の大地震に皆さんも、さぞ驚かれたことでしょう。私どもは、必ず地震はあると思っていたので、救援用に簡易トイレ50セット(300回分)、アルファ米320食、救急医療用具を備えており、15日には現地に送り出しました。いわきにい住む後輩が、ガソリンがなくて避難できないというので、直ちに迎えに行き夜中の3時に帰り、2家族を27日まで教会に住んでもらいました。追加の医薬品も被災地に送り、現在、アメリカと救援物資の相談をしています。当ビルは3階の水道管が破裂して1,2階が浸水しましたが、計画停電の中も診察を続けることができました。
  私の信念は、状況に左右されずに正しい判断と行動をするということです。健康や仕事も大事で、財産や蓄えも必要ですが、いざとなったら根性と決断力です。スキューバダイビングが趣味ですが、20mも潜ると浮力がなくなり、何もしなければ沈んでいきます。30mの深さで下はどこまでも続く闇、見上げると光り輝く水面、そこに留まり、手を拡げて「人生は、このようなもの、油断すれば死んで行くだけ」と覚悟を決めるのには最適な場所です。
  中一の春、自分の愚かさに涙し、悔いのない人生を生きると決心して闘ってきました。いくら努力しても助けることのできる人は少ないものですし、自分の弱さ・愚かさ・至らなさに悔いるばかりです。この春には、精神病で苦しんでいた女性がすっかり回復し、私が司式して結婚式を挙げることができました。失敗ばかりの身には、涙するほどうれしいことです。被災者の方にも、幸せになってほしいものです。
  長女がバンクーバーにあるブリティッシュ・コロンビア大学に医学留学することになり、それまでの2ヶ月間、当院で診察にあたります。5歳で妹をおんぶして世話をした、しっかり者で、小さい頃から不器用な母を助けてくれました。本当は傍で助けて欲しいのだけど、もっともっと力を付けて、多くの人を助ける医師になって欲しいと願っています。
 
※ 感染症の疑いのある方は廊下の入口から
インフルエンザ、風邪、おたふくかぜ、はしか等が疑われる方は、中央通路わきにあるインターホンでご連絡ください。院内感染を避けるためご協力ください。待合室も病態別に隔離して診察します。
※ 計画停電もあり、しばらく午後の受付時間を17時までとさせていただきます。土曜は通常どおり4時までです。当院は、停電でも、手書き処方箋などを駆使して診察を続ける方針です。発電機の臭いや節電などでご迷惑をおかけしますが、電話が掛らなくても、必ず診察しておりますので、ご来院ください。
※ 集団BCG摂取で院長出張の為、6日の午後は3時から診察となります。
※ 管理栄養士の栄養指導を申し込まないで院長に栄養指導を聞く方がおられるようですが、栄養指導が必要と診断された場合には、管理栄養士が開くのを待つので診察が遅くなります。ご注意ください。
※  子宮頸がん予防予防ワクチンは供給量不足により新規受け付けを中止しており、7月ごろ再開予定です。ヒブ・小児用肺炎球菌ワクチンは4月から再開予定です。
※ ビタミンC点滴療法について
   ガン治療の選択肢として、体調維持と治療のため副作用の無い高濃度ビタミンC点滴療法をお勧めしています。
※ 「聖書を読む会」4月19日(火)2時~2時20分。 回復の会も4月19日11時からです。

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