crossroadからのお便り

柏崎久雄が、いろいろな人との出会いや出来事を「交差点からのお便り」(クロスロードノート)として報告させていただきます。

妻の出産に立ち会うために棄権したゴルフ選手

2013年07月29日 | 趣味とスポーツ
 カナディアン・オープンで2日目まで単独首位だったハンター・メイハンが、妻の破水を聞き、すぐに試合を棄権して第一子の出産に立ち会いました。日本人ではありえないでしょうが、夫婦としてはもっとも必要な夫の態度だと思います。大事な時に妻を助けないで仕事を大事にする夫は、妻からも大事にされなくなるでしょう。
 全英オープンで優勝したフィル・ミケルソンも、妻の乳癌の治療を助けるために一時ゴルフを休んだこともある家族思いの選手ですが、優勝したミケルソンを娘3人と妻が駆け寄り、共に喜んだ姿は忘れられません。
このカナディアン・オープンが行われるGlen Abbey Golf Clubには私も思い出があります。次男が中学で学びを続けられないほど非行を繰り返し、思いあぐねて中3の息子には可愛そうでしたが、トロントに留学をさせたのでした。トロントの日本人の世話役でもあるミキ小林さんにお世話になりました。まったくどうなるか予想もつかない親の心配もよそに息子は突っ張っておりました。
 私は、心配を表には出さない主義ですので、息子には「お前のおかげでカナダまで来れるよ。ゴルフでもしようかな。」などと冗談を言い、ゴルフ場を探して飛び込んだのが、この有名なゴルフ場です。なんというか、日本でのゴルフ場というイメージを全く変えるようなくつろいだ広大できれいなコースでした。アプローチ練習場も広く、好きなだけ無料で練習していました。一緒に回った二人は、私が牧師だというと、ドリンクをおごってくれました。思い煩うことが愚かに思えるような雄大な自然の中で、神様に守られている気がしました。そして、息子や家族のために、これからもどんな努力でもしていこうと決意したのでした。
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