ダンスクラス報告：2/15

今日は金曜日。ダンスクラスの練習日でした。このクラスはコンテンポラリー。自由奔放なダンスです。のびのびと踊るためのテクニックを学びながら作品をつくって発表します。練習は毎週おこなっています。

さて今日は、あたらしい練習をはじめました。

「まわる」と「まわす」。
何とも単純な、しかしダンスにとってダンサーにとって、無関心ではいられない行為を主題として、新しいエチュードをつくります。音楽はシンプルで力強いミニマルミュージックです。

まずは、衝動＆目標の立ち上げのための予備練習から。
一度に多くは出来ないので、技術的に積み重ねが必要な「まわる」運動をさぐってみようと思って、今日は、現在のカラダで可能な回転運動のいくつかを試してもらいました。

びっくりしました。みんな、すごく挑戦するのです。回転は踊りの花ですから、魅力があるのでしょう。「出来るようになりたい」という思いがひしひしと伝わってきました。こんなにやる人たちと巡り会えて、感謝します。ありがとう。
シンプルなターンにはじまって無数のヴァリエーションが生み出されるのが人間の肉体です。それをものにしたとき、ダンスの扉が一つ、確実に開かれます。僕自身、足裏がボロボロになっても練習し続けた記憶があります。理屈も何も吹き飛んで、ひたすら練習した記憶。スッキリ回れたときは、本当にうれしかったし、自身につながりました。今日の練習を見て、そのことを思い出し、よしこれはしっかり教えよう！と気持ちがひきしまりました。クリエーションの前段階として、来週からいろんなコツをお教えしようと思っています。あわせて、感性のひろがりも。技術はココロのひろがりと一緒でないといけませんから・・・。

「まわる」動き、「まわす」動きには、コントロール・バランス・軸・安定・精神的な事柄をも含めて、ダンスにとって非常に本質的な要素が凝縮されて、あります。新しいエチュード制作を通じて、どんな踊りにおいても必ず出会うであろう事柄を通過してもらうのが、僕の目標です。このコンセプトにそって、自由に動きをさがしてゆき、そこから僕が選んだり発展させたり、あるいはメンバーには無かった動きを追加したりしながら、どこまでもつながってゆく円環のダンスを構成・体験してゆきたいと思います。最終的には、とても美しい旋回風景が生まれるはずです。でも、メンバーひとりひとりを見つめながら自然に導きたいし、新しい参加者も加わりやすいようにしたいので、カタチになるまで最低３ヶ月以上はかけるつもりです。

このクラスのメンバーは、とても熱心です。週1回ではものたりなくて、舞踏クラスや基礎クラスとセットで練習する人もいます。まったくの初心者から始めて舞台に上がるところまで重ねた人も何人もありましたし、僕の公演活動に進んで関わってくれる人も複数いられます。ほんとうに踊りが好きなんですね、愛を感じます。今日は、そのことをあらためて感じました。毎週の繰り返し・積み重ねのなかから本当の自己解放・ダンスの醍醐味を味わってほしい。カラダを感じることに始まり、集中力や体力や感性の充実、必要なテクニックの獲得、気持ちの立ち上げ、表現力、そして自分の踊りの実現・・・。ダンスの稽古に含まれるあらゆる要素をコツコツと努力し、かけがえのない道をつかんでもらいたい。クラスのみなさん、これからもぜひ一緒に歩んで下さい。とりあえず今日の練習、お疲れさまでした！！


各クラス新メンバー募集中。すべて初心者からOK。
（4つのクラスがあります。それぞれの衝動にあわせてお選びください。）
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