「左翼」運動の課題

良い労働組合の組合員だった私が、低質な個人加入組合(合同労組)に
入ってしまったことで、色々と考えさせられました。

過激なイデオロギーを全面に押し出す労組

2018年09月01日 | 悪い労働組合

私はこのBad組合の、過激なイデオロギーの押しつけにずっと困惑し通しであったと、書きました。

カルト組合の手口① より

同じ労働者という立場の人たちが集まってきているが(合同労組なので、職場はそれぞれ違う)、思想や信条はそれぞれに違うのが当たり前なのに、この組合のリーダーの思想を、猛烈に押し付けてくる。労働組合は、労働者が互いに団結・連帯してかれらの権利を守り、立場の向上を図るというものであり、政治イデオロギーとは分離できないのかもしれないし、それは自然なことではないかと思っているのだが(←やっぱりわかりません。どうなんだろう…)、この組合はそのイデオロギーが過激であった。それを、組合員に同調するのが当然の如く猛烈に押し付けてきた。

   その思想は、共感するものと、全くしないものとありました。


私は弱者の立場なので、弱者・労働者の権利を守るという信条には非常に共感します。権力による圧政や搾取が嫌いで、人に貴賤をつける身分制度はおかしいと思っているし、敬意や誇りの気持ちを無理やり押し付けることはみじめでぶさまだと思うし、その考えと共鳴するものは多々あります。でも違う部分や、わからない部分もありました。

生活者をバカにした特権意識 Badユニオンの特権意識 中二病の特権意識 はとてもイヤで、民を見下しながらオルグなど厚かましいと思うし(実際人は寄りつかなかった、当たり前です)、彼ら(リーダーの女帝Kと男V)の「反日」ぶりにもおかしいと思っていました。※左翼=反日ではありません。私は反日ではない左派をたくさん知っています。Good組合もそうでした。しかし彼らの言動は反日そのものでした。

また朝鮮学校無償化などは、私には勉強不足でわかりません。ただ「反日」左翼に書いた通り、生活の現場で出会った在日韓国人の人達は好きにはなれなかったです。真正面から差別と闘っている在日の人達は全然違うと思いますが、そうでない在日の人が圧倒的に多いです。わからないのに、組合のリーダーのツルの一声で、朝鮮学校無償化などを声高に押し出していて、私は困惑していました。他にも、私は一切同意していない、リーダーの人の思想を組合の思想として押しつけていました。

また、弱者を守るためには、社会保障の話になって、守るものとそうでないものの線引き(国民の線引き)という話になると思うのですが、彼らを見ていると、彼らは国家の枠を守ろうとはしておらず、弱者の私としては、とても不安に思いました。毒親的な「左翼」 彼らリーダーは国の枠の破壊を大歓迎しているように見えました。でも、「線引きあっての弱者救済」「底なし桶は底上げできない」ということを彼らに言おうものなら、「弱者のくせに、他の国籍の弱者は排除するのか。卑しくて不寛容な弱者だ。弱い者が弱い者を叩く実例だ。お前の考えは自分に唾をする考えだ、その考えを政治に適用すればお前はますます弱者になる」「他の弱者を排除するその考えは、お前の闘いと矛盾している。」などと私を辱め恫喝する言葉が、理性の皮を被って返ってくることが容易に想像できます。Vは、自分に異を唱えられたら、その人の弱みにつけ込んで辱め窮地に追いやる形で、誤った二元論をふりかざして恫喝するのが常でした。ハラスメントだと私は感じていました。でも彼らの際限なく野放図な考え(綺麗ごとを限りなく言う)だと、労働者や弱者を守らないと私は思います。いかにも毒親的な「左翼」です。彼らは、ただ言うのが目的で、本当に社会をよくしようとは思っていないようにも見えます。

 

だから、○○組合という看板で闘う当該労働者は、その組合の思想と自分を同じにされては困るという気持ちをもちます。私がそうでした。一緒にしないで欲しい!私はこの組合(のリーダー)が掲げている思想にすべて賛同しているわけではない!と言いたい気持ちでいました。でも、部外者からは、自動的に同じ思想だと思われるでしょう。そんなに丁寧で思慮深いものの見方を人はしてくれませんから。=で見られます。尊敬する「左派」がたくさんいて、元々Good組合の一員であり、Bad組合の掲げている思想に共鳴するものが多々ある私でさえ、その思想は過激であり、困惑していたのだから、多くの人はもっと無理だと思います。

 

私自身が、当該としてとても当惑していて、オルグなどできない理由は明らかなので、そのことを、恐る恐る、組合の2番目の男V(オルグができないと嘆いていた)に伝えると、カルト組合の手口① に書いた通りの恫喝で返ってきました。

やはり、労組が過激なイデオロギーを組合員に押しつけてはいけないし、対外的にも全面に出してはいけないと私は思います。

当該労働者が困惑するし、肝心の労働争議に集中する支障になるし(実際になりました。このブログに、肝心の労働争議の内容が出てこないでしょう。それくらい、私は過激のイデオロギーの押しつけに心底苦悩していました。)連帯・団結すべき労働者がつながらないんです。

労働者の連帯、そして勢力の拡大を狙うなら、過激なイデオロギーを全面に出すべきではないことぐらい、わからないのかな… ぽか~ん オルグの邪魔にしかなっていない。彼らは、誰でもわかりそうなことを、わからないので、「頭がおかしい?」「もしかして私が凡人過ぎてわからないのか」といつも感じていました。

労働組合は、労働者の権利を守ることに徹するべきで、それ以外の過激なイデオロギーを、全面に出すべきではないと思います。彼らは、それらは繋がっているから、切り離せないものだと主張します。きっとそうだろうと思っていましたが、最近は、本当にそうだろうか…?という疑問ももっています。切り離せないとしても、全面に出してはいけないと思います。現にそれで失敗しています。現実を見て欲しい。もっと思慮深く丁寧に考えないといけないでしょう。彼らは、考えが雑で、振り子のように極端で、二元論をふりかざします。でもそれは誤っています。白黒単純ではない複雑な状態に耐えられないのでしょうか。複雑なものを丁寧に扱って思慮すべきです。私は彼らがばかに見えました。


Vは、「この考えを組合として言うなというならば、組合を辞める!!」と、闘争進行中の当該の私の前で恫喝してみせました。「イデオロギーを言わないならば、連合みたいになる」とも言いました。カルト組合の手口① でもその二元論はただの出まかせであり明確な誤りです。過激なイデオロギーをここまで全面に出さなくても、闘う組合はたくさんあります。Good組合もそうです。

彼らが過激なイデオロギー(多分極左と言われそう)を全面に出すから、人が寄りつかず、当該は次々にフェードアウトしていき(それをVが悪く言う)、オルグは進まない。労働組合の弱体化を自らさせていると私は思います。

オルグができないと嘆くVに、目が点になっていました。自分が、人が寄りつかないことをしておいて…

しかも、劣等感をこじらせて歪めて昇華した特権意識で生活者を見下していておいて…私はぽか~ん状態でした。

Badユニオンの特権意識  中二病の特権意識  生活者に上から目線なのにオルグ?

 

だからパヨクと呼ばれるのかな。

 

※私は労働組合や「左翼」を否定したいのではありません。素晴らしい組合や上質な左翼がいることを知っています。組合はこれからもどんどん力を持って拡大して行くべきだと思っています。質の悪い組合の実態を問題提起することで、質の良い組合が育ち、組織拡大(オルグ)がなされて欲しいと思っています。

 



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