民主党の代表に小沢一郎氏が選任され、新体制がスタートした。その代表を巡っての賛否両論が渦巻いていた。願うは、自民党政治を監視し、軌道修正を図らせながら終焉させることであり、更には憲法9条等を守り平和と国民の生活を守る政策を鮮明にしていただきたいものです(これだったら民主党でなくなってしまうか)。
色々と言ってみたって所詮は部外者の戯言であり、ここは民主党に頑張っていただくしかないのです。
この間、私的なことが重なり疲れていますので、小沢氏の出身地・岩手県の昔ばなしでも掲載して気分を解すことにします。
岩手県の昔ばなし「大工とおにろく」の始まり!始まり!
むかしむかし、あるところに、たいへん流れのはやい川がありました。
村人たちは、これまでなんども川に橋をかけましたが、
すぐに大水で流されてしまいました。
こまりはてた村人は、うでがいいとひょうばんの大工に、
二度と流されないじょうぶな橋をかけてくれとたのみました。
大工は、「よし、おいらにまかしとけ」と、
いせいよく引き受けたのはよかったですが、
じっさいに川の流れを見てみると、
ごうごうと音を立ててそれはそれはすさまじく、
とても流されない橋などかけられそうにありませんでした。
「まいったなあ、こんな流れのはやい川に、どうやって橋をかけるかなあ」
大工は、川をのぞきこんで考えこみました。
すると、川のそこからぶくぶくとあわが立ったかと思うと、大きなうずができ、
そのまん中から大きなあかおにが、ざばああああとあらわれました。
大工がおどろいて、こしをぬかしそうになっていると、
おにが言いました。
「そんなところでぇ、なにやっているんだぁ」
「おいらは大工で、ここに橋をかけるんだけども、
どうやったらいいか考えてるんだ」大工が答えると、
おには、がらがらがらっと岩がわれたような声でわらいました。
「おめえじゃ、むり、むり。おめえの目ん玉をわしによこすっていうんなら、
わしがかわりに橋をかけてやってもいいぞぉ」
大工は、おにに橋がかけられるはずなかろう思い、
「ああ、やる、やる。おめえが橋をかけられたら、
おいらの目ん玉をくれてやる」と答えました。
ところが次の日。
大工が川に行ってみると、がっちりとしたじょうぶそうな橋が、
どうどうとできあがっていました。
こりゃありっぱな橋だなあと、大工がかんしんしていると、
おにがあらわれました。
「おうおう、やくそくどおり、橋をかけたぞう。
おめえもやくそくどおり、目ん玉よこせぇ」
大工は、目ん玉をとられてはかなわないと思い、あわてて言いました。
「ちょ、ちょ、ちょっとまってくれ。目ん玉がなくては、しごとができなくなる。
なんとか、かんべんしてもらえんだろうか」
「しかたないのう。
では、おめえがわしの名前をぴったりと当てることができたら、
ゆるしてやろう。きげんは3日だぞ。」
そう言うと、おには川のそこへもどっていきました。
そう言われても、おにの名前なんて、さっぱりわかりません。
1日たち、2日たち、いよいよ明日がおにとのやくそくの日です。
「ああ、おいらの目ん玉、おににとられちまう。まいったなあ」
大工は、とほうにくれて、山の中をとぼとぼとさまよい歩きました。
すると、とおくのほうから、子どもたちの歌う声が聞こえてきました。
はーやく おにろく
めんたまもって かえってこーい
はーやく おにろく
めんたまもって かえってこーい
大工は、これだ、と思い、大よろこびで家にとんで帰りました。
次の日、大工はおにの待つ川へ行きました。
「おうおう、待っておったぞ。どうだ、わしの名前はわかったか」
「おめえの名前は・・・おにすけだ」
大工はわざとちがう名前を言いました。
おには、うれしそうに言いました。
「いやあ、ちがうなあ、わしの名前はもっとすてきな名前だ」
「おにたろう」
「ちがうなあ」
「おにじろうだ」
「ちがう、ちがう。もう待てねえ。じゃあ、おめえの目ん玉、もらうぞう」
そう言って、おにが大工の目ん玉に手をのばしてきたときです。
「おめえの名前は、おにろくだっ」
大工がそうさけぶと、おには、ぱっとすがたを消しました。
そして、あとにはりっぱな橋だけがのこされたということです。
「大工とおにろく」のお話は、おしまい。
少しは気分転換になりましたでしょうか。
このような民話はいくつかあるそうです。
名前を言い当てることによって勝負が決まるのですから、言葉の持つ力があるということをたとえいています。
これを「言霊(ことだま)」というそうです。
私たちも「平和で安心して生活ができる社会を築こう」と言い続けましょう。
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色々と言ってみたって所詮は部外者の戯言であり、ここは民主党に頑張っていただくしかないのです。
この間、私的なことが重なり疲れていますので、小沢氏の出身地・岩手県の昔ばなしでも掲載して気分を解すことにします。
岩手県の昔ばなし「大工とおにろく」の始まり!始まり!
むかしむかし、あるところに、たいへん流れのはやい川がありました。
村人たちは、これまでなんども川に橋をかけましたが、
すぐに大水で流されてしまいました。
こまりはてた村人は、うでがいいとひょうばんの大工に、
二度と流されないじょうぶな橋をかけてくれとたのみました。
大工は、「よし、おいらにまかしとけ」と、
いせいよく引き受けたのはよかったですが、
じっさいに川の流れを見てみると、
ごうごうと音を立ててそれはそれはすさまじく、
とても流されない橋などかけられそうにありませんでした。
「まいったなあ、こんな流れのはやい川に、どうやって橋をかけるかなあ」
大工は、川をのぞきこんで考えこみました。
すると、川のそこからぶくぶくとあわが立ったかと思うと、大きなうずができ、
そのまん中から大きなあかおにが、ざばああああとあらわれました。
大工がおどろいて、こしをぬかしそうになっていると、
おにが言いました。
「そんなところでぇ、なにやっているんだぁ」
「おいらは大工で、ここに橋をかけるんだけども、
どうやったらいいか考えてるんだ」大工が答えると、
おには、がらがらがらっと岩がわれたような声でわらいました。
「おめえじゃ、むり、むり。おめえの目ん玉をわしによこすっていうんなら、
わしがかわりに橋をかけてやってもいいぞぉ」
大工は、おにに橋がかけられるはずなかろう思い、
「ああ、やる、やる。おめえが橋をかけられたら、
おいらの目ん玉をくれてやる」と答えました。
ところが次の日。
大工が川に行ってみると、がっちりとしたじょうぶそうな橋が、
どうどうとできあがっていました。
こりゃありっぱな橋だなあと、大工がかんしんしていると、
おにがあらわれました。
「おうおう、やくそくどおり、橋をかけたぞう。
おめえもやくそくどおり、目ん玉よこせぇ」
大工は、目ん玉をとられてはかなわないと思い、あわてて言いました。
「ちょ、ちょ、ちょっとまってくれ。目ん玉がなくては、しごとができなくなる。
なんとか、かんべんしてもらえんだろうか」
「しかたないのう。
では、おめえがわしの名前をぴったりと当てることができたら、
ゆるしてやろう。きげんは3日だぞ。」
そう言うと、おには川のそこへもどっていきました。
そう言われても、おにの名前なんて、さっぱりわかりません。
1日たち、2日たち、いよいよ明日がおにとのやくそくの日です。
「ああ、おいらの目ん玉、おににとられちまう。まいったなあ」
大工は、とほうにくれて、山の中をとぼとぼとさまよい歩きました。
すると、とおくのほうから、子どもたちの歌う声が聞こえてきました。
はーやく おにろく
めんたまもって かえってこーい
はーやく おにろく
めんたまもって かえってこーい
大工は、これだ、と思い、大よろこびで家にとんで帰りました。
次の日、大工はおにの待つ川へ行きました。
「おうおう、待っておったぞ。どうだ、わしの名前はわかったか」
「おめえの名前は・・・おにすけだ」
大工はわざとちがう名前を言いました。
おには、うれしそうに言いました。
「いやあ、ちがうなあ、わしの名前はもっとすてきな名前だ」
「おにたろう」
「ちがうなあ」
「おにじろうだ」
「ちがう、ちがう。もう待てねえ。じゃあ、おめえの目ん玉、もらうぞう」
そう言って、おにが大工の目ん玉に手をのばしてきたときです。
「おめえの名前は、おにろくだっ」
大工がそうさけぶと、おには、ぱっとすがたを消しました。
そして、あとにはりっぱな橋だけがのこされたということです。
「大工とおにろく」のお話は、おしまい。
少しは気分転換になりましたでしょうか。
このような民話はいくつかあるそうです。
名前を言い当てることによって勝負が決まるのですから、言葉の持つ力があるということをたとえいています。
これを「言霊(ことだま)」というそうです。
私たちも「平和で安心して生活ができる社会を築こう」と言い続けましょう。
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