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友だち一万人!

福笑い、大感謝、大歓喜!友だち一万人を合言葉に
「平和で幸せな社会」になることを願っております。

昔ばなし(民話)でも

2006-04-11 | 昔ばなし・童話
民主党の代表に小沢一郎氏が選任され、新体制がスタートした。その代表を巡っての賛否両論が渦巻いていた。願うは、自民党政治を監視し、軌道修正を図らせながら終焉させることであり、更には憲法9条等を守り平和と国民の生活を守る政策を鮮明にしていただきたいものです(これだったら民主党でなくなってしまうか)。

色々と言ってみたって所詮は部外者の戯言であり、ここは民主党に頑張っていただくしかないのです。
この間、私的なことが重なり疲れていますので、小沢氏の出身地・岩手県の昔ばなしでも掲載して気分を解すことにします。

岩手県の昔ばなし「大工とおにろく」の始まり!始まり!

むかしむかし、あるところに、たいへん流れのはやい川がありました。
村人たちは、これまでなんども川に橋をかけましたが、
すぐに大水で流されてしまいました。
こまりはてた村人は、うでがいいとひょうばんの大工に、
二度と流されないじょうぶな橋をかけてくれとたのみました。

大工は、「よし、おいらにまかしとけ」と、
いせいよく引き受けたのはよかったですが、
じっさいに川の流れを見てみると、
ごうごうと音を立ててそれはそれはすさまじく、
とても流されない橋などかけられそうにありませんでした。
「まいったなあ、こんな流れのはやい川に、どうやって橋をかけるかなあ」
大工は、川をのぞきこんで考えこみました。

すると、川のそこからぶくぶくとあわが立ったかと思うと、大きなうずができ、
そのまん中から大きなあかおにが、ざばああああとあらわれました。
大工がおどろいて、こしをぬかしそうになっていると、
おにが言いました。
「そんなところでぇ、なにやっているんだぁ」
「おいらは大工で、ここに橋をかけるんだけども、
どうやったらいいか考えてるんだ」大工が答えると、
おには、がらがらがらっと岩がわれたような声でわらいました。
「おめえじゃ、むり、むり。おめえの目ん玉をわしによこすっていうんなら、
わしがかわりに橋をかけてやってもいいぞぉ」
大工は、おにに橋がかけられるはずなかろう思い、
「ああ、やる、やる。おめえが橋をかけられたら、
おいらの目ん玉をくれてやる」と答えました。

ところが次の日。
大工が川に行ってみると、がっちりとしたじょうぶそうな橋が、
どうどうとできあがっていました。
こりゃありっぱな橋だなあと、大工がかんしんしていると、
おにがあらわれました。

「おうおう、やくそくどおり、橋をかけたぞう。
おめえもやくそくどおり、目ん玉よこせぇ」
大工は、目ん玉をとられてはかなわないと思い、あわてて言いました。
「ちょ、ちょ、ちょっとまってくれ。目ん玉がなくては、しごとができなくなる。
なんとか、かんべんしてもらえんだろうか」
「しかたないのう。
では、おめえがわしの名前をぴったりと当てることができたら、
ゆるしてやろう。きげんは3日だぞ。」
そう言うと、おには川のそこへもどっていきました。

そう言われても、おにの名前なんて、さっぱりわかりません。
1日たち、2日たち、いよいよ明日がおにとのやくそくの日です。
「ああ、おいらの目ん玉、おににとられちまう。まいったなあ」
大工は、とほうにくれて、山の中をとぼとぼとさまよい歩きました。
すると、とおくのほうから、子どもたちの歌う声が聞こえてきました。
  はーやく おにろく
  めんたまもって かえってこーい
  はーやく おにろく
  めんたまもって かえってこーい
大工は、これだ、と思い、大よろこびで家にとんで帰りました。

次の日、大工はおにの待つ川へ行きました。
「おうおう、待っておったぞ。どうだ、わしの名前はわかったか」
「おめえの名前は・・・おにすけだ」
大工はわざとちがう名前を言いました。
おには、うれしそうに言いました。
「いやあ、ちがうなあ、わしの名前はもっとすてきな名前だ」
「おにたろう」
「ちがうなあ」
「おにじろうだ」
「ちがう、ちがう。もう待てねえ。じゃあ、おめえの目ん玉、もらうぞう」
そう言って、おにが大工の目ん玉に手をのばしてきたときです。
「おめえの名前は、おにろくだっ」
大工がそうさけぶと、おには、ぱっとすがたを消しました。
そして、あとにはりっぱな橋だけがのこされたということです。

「大工とおにろく」のお話は、おしまい。

少しは気分転換になりましたでしょうか。
このような民話はいくつかあるそうです。
名前を言い当てることによって勝負が決まるのですから、言葉の持つ力があるということをたとえいています。
これを「言霊(ことだま)」というそうです。
私たちも「平和で安心して生活ができる社会を築こう」と言い続けましょう。

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ちょっと一服、むかし話

2006-02-03 | 昔ばなし・童話
今日は、午前中外出していました。午後から事務所に戻ってきましたが、午前中の営業の打ち合わせの疲れと、この間の夜更かしが重なって、眠たい!眠たい!

そんな思いから、あぁ、三年間も寝ていたむかし話があったなぁーと思い出し、
ちょっと一服の積もりで載せてみました。
(むかし話って、捉える角度によっていろいろと考えることもありますね)

それでは、日本のむかしばなし、「三年ねたろう」のお話をどうぞ。


むかしむかし、あるところに、ぐうたらな若者がおりました。

若者は、日がな一日ねてばかりで、村の人たちから

“ねたろう”とよばれて、わらわれていました。

若者のちちおやは、村いちばんのしょうやさんでしたが、

むすこがねてばかりなので、なさけないやら、かなしいやら。

でもねたろうは、そんなことにおかまいなしに、

今日も気持ちよさそうにぐうぐうねています。

そして、三年三月を丸々ねてすごしたねたろうは、

ある日ひょっこりおきあがって、大きなあくびをひとつすると、

ちちおやに言いました。

「おとっつぁん、おらに舟をひとつくれ。

そんで、新しいわらじを山ほど用意してくれ」

いきなりなにを言い出すのかとちちおやはびっくりしましたが、

ねてばかりいたむすこが、やっとおきあがってなにかしようと

しているので、言うとおりにすべて用意してやりました。

ねたろうは、舟にわらじを山づみにして、海へと旅立っていきました。

ねたろうがむかったのは、金山がある島でした。

金山では、男の人たちが、頭のてっぺんから足の先まで、

ドロだらけになって金をほっています。

ねたろうは、金山ではたらいている人たちに、声をかけました。

「みなさん、ごくろうさまでございます。

新しいわらじを持ってきましたので、ぜひ、はきかえてください」

みんなは大よろこびで、わらじを取りかえました。

新しいわらじは、あっという間になくなり、

舟にはドロだらけのわらじが山づみになりました。

ねたろうは、ドロだらけのわらじを、舟いっぱいつんで帰ってきました。

それを見て、ちちおやはまたびっくり。

ねたろうは、あきれるちちおやにはまったくおかまいなしで言いました。

「大きなおけに水をはってくれ。

その水で、このわらじをゴシゴシあらってくれ」

ちちおやは、わけがわかりませんでしたが、こんども

ねたろうの言うとおりに、おけを用意してやりました。

そして村の人たちをあつめて、みんなでわらじについたドロを、

ゴシゴシあらいました。

おけの底には、ドロがたくさんたましました。

おけの水をくみ出し、底にのこったドロを、よく見てみると

なんと、キラキラ光るものが、いっぱいまざっています。

金山ではたらいている人たちのわらじには、

ドロといっしょに、砂金がたくさんついていたのです。

「そうか、ねたろうはあたまがいいのう」

村人たちは、しきりに感心しました。

ねたろうは、こうしてもうけたお金をつかって、

用水を引き、広い田んぼを作りました。

この土地に住む人は、のちのちもずっと、

ねたろうに感謝したといいます。

昔こっぽり、てんぽろりん。


お話は、おしまい。

やーやー、お金を役に立つことに使いましたね。
ホリエモンは、お金を稼いで稼いで、虚構に使ったのでしょうか。

ちょいと一服がてらに、コメントでもどうぞ。

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