友だち一万人!

福笑い、大感謝、大歓喜!友だち一万人を合言葉に
「平和で幸せな社会」になることを願っております。

命の大切さを訴えてー継続は力ー

2007-06-09 | 友だち一万人
5月31日友人と連れ立って「音楽と語りで伝える命のメッセージーテレジン もう蝶々はいない」のコンサートに行った。

会場は赤坂のノベンバーイレブンズ(宇崎竜堂・阿木耀子さんの店)で定員(満員で60名位)を超える大盛況ぶり。
演奏は(ギター)中村ヨシミツ(フルート)浜田明子 歌(シャンソン歌手)三原ミユキ(童謡歌手)西山琴恵 語りは(新劇俳優・声優)丸山詠二。
もちろん制作者のエッセイスト野村路子さんもお見えになっている。

さて、テレジンというのは、チェコスロバキアプラハの郊外に、オーストリア皇帝ヨゼフ2世が母マリア・テレジン女帝の栄誉をたたえて建設した都市です。
ドイツ名でテレージエンシュタットと呼ばれ、1941年に収容所が作られ、1945年5月まで、チェコスロバキアをはじめ西ヨーロッパ諸国のユダヤ人達を、アウシュビッツへ送り込む中継地の役目を果たしていたといいます。
そして、この収容所には15000人の子供たちがいて、親から離れた淋しさ、死の不安などの中で、粗末な紙切れと小さな折れたクレヨンで、絵を描き詩を書いていたといいます。アウシュビッツへ移送され、生きて平和の日を迎えたのは、わずか100人でしたが、残された絵の数は4000枚に及びました。

野村路子さんは、その一枚一枚が子供たちがこの世に生きた証、そして、それらの一枚一枚の絵が私たちを忘れないで欲しい、生きること、平和の尊さのメッセージとして、その絵本と詩を日本に紹介してくれた方です。

安倍政権は、数の力で国民投票法を強行採決し、憲法9条を含む憲法改正を目論んでいます。また、その場凌ぎとも思える年金問題への対応など諸問題をはらんでいますが、国民の感情や生活をなおざりにして、自説を押し通そうとしています。

このような時代であり、また未だに世界各地で戦争が絶えない中で、「テレジン もう蝶々はいない」・・・蝶々になって 花咲く野原を 自由に飛びまわりたい・・・という語りは、その鮮明さを私たちに伝えてくれると思うのです・・・。
是非、機会があれば皆様におかれましてもご鑑賞ください。出張コンサートも可能のようです。

生きるといえば白神の懐に抱かれて ひとはこの流域に生きています
世界自然遺産白神山地 登録10周年記念作品 長編記録映画(200分)
     白神の夢の鑑賞もお勧めいたします。

愛ー地球博(愛知万博)でこの映画のダイジェスト版が上映されていた。そして、国連は全世界で上映したい映画として「白神の夢」を指定することになったという。
コンサートにお見えになっていた制作者の山下さんは「多くの方に見ていただきたいですね」と語る。

白神固有の「流域」を舞台に太古の昔から続けてきた多様な植物や動物が織り成す「種」のつながりによる、生命引継ぎのドラマは、私たちに一体何を教えてくれているのでしょうか*

人間の歴史の時間を遥かに超えた自然の時間がつくりだした、多様な「種や遺伝子」の秩序からなる極めて巧妙な「命」の引継ぎの仕組みは、私たち人類の確固たる手本として、今も止まることなくその営みを続けています*

私達は今、「未来の人々」への責任として、この「流域」固有の自然環境の仕組みを守り、そしてそれを生かしながら、自然と共に生きる「術(すべ)」を再び取り戻していかなくてはなりません*

 暗いニュースが次から次へと報じられています。様々な方が悲痛な顔をしてその背景を語られていますが、その将来的な対策となるとチグハグ感さえあります。夢や希望を与えることができていないように思うのです。
 「白神の夢」が小さな小さな居酒屋(30名ほどの)で毎月上映されるという。
会 場 石の花 新宿区新宿3-10-2 TEL03-3354-1026)
時 間 毎月第一日曜日 14時から17時30分まで上映
入場料 1,000円


 この映画は何年もの歳月をかけて完成した。事実の記録により作られているが故に、見る者の角度から様々に考えされ、その感動を共有できるのであろう。
 さて、地産地消と言う言葉があります。その土地で生産して、その土地で消費するという意味だそうです。自然が生み出す壮大な生態系と食物連鎖から人々は様々なこと学んできました。それらが知識として、経験として蓄積され風土や文化との要因にもなってきたのでしょう。
 しかし、これらの知識や経験、知恵が継承されてきたかというと残念ながらどこかで中断され、切断されたように思うのです。

「白神の夢」を多くの方が鑑賞され、その中から世代間で、親と子で、語り合う良いと機会と思う一人です。そのためにもこのブログを見てくれた方が、是非とも呼びかけの側になっていただきたいと願うのです。

欲張って2つの紹介をしました。
一見違うジャンルにあっても共通するのは「生きる」ということです。
長くなりましたが、応援者の一人として「継続は力」を信じ、呼びかけることにいたしました。


長い休みであった?

2007-05-14 | 友だち一万人
長い間、更新もせずにいました。

その間にこのブログを訪れていただきました皆様に感謝いたします。

そこで一言、言い訳のブログ更新。

2月・3月と年度末ということもあって、駆け込みの仕事処理。

1月から一人暮らしの病人の様態が悪くなり、週末は看病。

そして、2月に6年以上の闘病生活にピリオド。

数十年にわたるゴミの山との格闘と空白を埋めるべく思い出探し。

やっと、整理の目途が立ち、これからは少しは時間の余裕ができるかな?

この数ヶ月は、社会の動きも凄まじいものがあり、

私生活に追われた空白を埋めようとしていますが・・・。

それにしても、夜の予定の多いこと。生活を見直さなければ!




少子高齢化社会?

2007-02-06 | 友だち一万人
「産む装置・機械」発言を巡って与野党の攻防が繰り広げられている。

攻防と言うこと自体が不謹慎なのかもしれない。

少子高齢化対策の担当大臣の発言は(否、国会議員としても)問題にされなければならない。

責務をまっとうするというのであれば、辞任をした上で、少子高齢化について提言し、その政策実現に努めればいいではないか。

ところで今私は、一人の老婆(叔母であり養母)の死と直面している。

伯父さん夫婦には、子供がいなかった。

明治生まれの伯母は、当時の時代背景からして精神的に苦労されたことだろう。

家系を守るというのか、大正生まれの叔母が伯父さん夫婦の養女になった。

叔母は、好きなもの(職業婦人)に専念し、自由かつ大胆に生き、独身であった。

80代になって入退院を繰り返し、数年前から入院生活が続いている。

数年前にも死の淵にあった。

意識朦朧としている中、盛んに養子になっていないことを攻め立てられた。

そして、養子となり、今、母の死と直面している。

家系とか戸籍制度を「古めかしい」と言ってしまうことができない自分がいる。

少子高齢化を考えるとき、私には古めかしい精神構造が頭の中を支配する。

社会発展とか、種の保存とか、いろいろ言うことができても、実際には深く考えていないのであろう。

与野党攻防の中から、さまざまな問題が浮き彫りにされることを願う今日この頃です。

追伸(7日)
これを書いて家に帰ると、再び舌足らずというか、現状を認識していないというか、柳沢さんが「健全」なる発言をしたニュースにであった。

私の身近には、子供を産みたくても(並々ならぬ努力をしても)懐妊しない友人・知人がいる。この方々の気持ちを理解してほしいですね。

21世紀を迎えた元旦の新聞の特集は「環境」問題であったと記憶しています。
そして、その後の新聞は環境問題にスポットをあてたと思います。
その中の記事に、はびこるダイオキシンが不妊症の要因となっているということも書かれていた記憶があります。
有害化学物質による早産、死産の急増しているということも書かれていたのです。

地球温暖化という問題は、生態系までをも変えているのです。
中国の発展する工場生産に伴う煤煙は、季節風に乗って日本に上陸します。
是非とも「健全な希望」という言葉で、一方的に決め付け、出産を押し付けることによって、傷付く方々もいることを理解していただきたい。
そして、少子化対策を具体的に示していただきたいものです。

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参院選・統一地方選が始まっている

2007-01-28 | 友だち一万人
仕事に追われ、私生活でも多々問題を抱えていると、日常の生活さえ考えなくなっている。

憲法改正手続きを定める「国民投票法案」の審議が通常国会で大詰めを迎えている。

私を含めてこの法案のことをどれだけ理解しているのであろうか?

法案を通すのに今がチャンスという与党の力の論理では、ますます政治への不信が助長してしまう。

つい最近では、日本型ホワイトカラー・エグゼプション法案が盛んに議論されていたが、自民党はこの法案を引っ込めてしまった。

この法案の先送りは、経団連が年頭に新聞発表した「御手洗ビジョン」と関連させてみれば、参院選・統一地方選で自民党の不利な要因を隠したにすぎないと思うのは、独り善がりな勘繰りなのであろう。

すでに水面下で選挙戦は始まっているというのに、与党と野党の争点が明確でないのは、私の勉強不足と政治的センスの欠如と自らを笑うしかない。

願わくば、地方選では生活に根ざした政策で野党統一候補が全国津々浦々に誕生していただきたいものだ。

なぜって、政治というものは身近なことを通して理解できるかもしれないから。

「忙しい、忙しい」といいながら、勉強しないことを棚に上げている今日この頃です。いつもながらですが。


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色々あると思いますが?

2007-01-08 | 友だち一万人
昨日、ある映画で知り合った方々数名と飲んでいると、「この映画を今の若い方たちに見せたいね」という話題になった。
生きるということの大切さを伝える映画で、人と自然、人と地域、高齢者と若年者などなどの関係を通じて「今を生き、未来に生きる」ことの意味を見る側がどのように受け止め考えていくかが重要なテーマとして流れている。
話題は映画のことになったが、私はある記事のことが浮かんでいた。

◇◇◇◇◇「社会の空気が戦前よりも怖い」元沖縄県知事の大田昌秀参院議員が言った。「教育の憲法」である教育基本法は改正された(12月)15日夕。採決を終えて参院本会議の議場を出てきた大田さんは悲しい目をしていた。
大田さんは学徒兵として沖縄戦を体験し、多くの仲間の死に直面した。
「皇国史観をたたき込まれて、戦場に出された私は教育の怖さを身にしみて感じている。改正法は非常に危険だ。非常に怖い。戦前は時間をかけて(社会体制が)変わったが、いまは信じかねる動きで政治や社会が変わっている。若い国会議員は戦争の怖さを知らないのだろう。」戦場体験を持つ国会議員は大田さん以外、ほとんどいなくなってしまった。(週刊金曜日「青島顕の政治時評」より)◇◇◇◇◇


記事は「国が『公共』を尊重せよ、と決めた社会で個人が『公共』より尊重されることはない」という見出しのもとに綴られ、記事の最後は「改正教育基本法審議と抑留者への対応をめぐって、政府の態度に共通しているのは、『個人』を大切にしようとしないことだ。大田さんが背筋を伸ばし、静かな口調で『怖い』と繰り返したときの顔が忘れられない。大田さんの語る『危険』が杞憂とは思えない。」(同文より)と締められていた。

大田さんは沖縄戦の生き証人として「戦争の怖さ」と「平和の尊さ」を伝えることを使命にしている国会議員であると私は理解している。
また、沖縄県知事として沖縄の米軍基地とも真正面から取り組んでこられた方であり、日本の国防問題においても専門家であると理解しています。
安倍政権が「憲法改正」を掲げている以上、是非とも大田さんには国会で「戦争の体験者」として、「国防の問題の論客」として活躍していただきたいものです。

しかし、12月3日の沖縄タイムスは、「大田参院議員勇退へ/社民 比例名簿登載せず」の見出しで、次のように報じた。

◇◇◇◇◇「社民党はニ〇〇七年七月の参院選で、九州・沖縄比例区の党推薦名簿に前沖縄県知事で参院議員の大田昌秀氏(81)を登載しないことを決め、ニ日までに同氏に伝えた。大田氏は現時点で態度を保留しているが、出馬は極めて難しい情勢で、今期限りで勇退する公算が大きい。

社民党の福島瑞穂党首、渕上貞雄副党首、土井たか子名誉党首が一日夜、都内で大田氏と会談し、次期参院選に公認しない意向を伝えた。大田氏は『選挙で勝てる後継者擁立の環境が整っていない』などとして難色を示したという。同党県連会長の照屋寛徳衆院議員らも近く、大田氏と会談し、党本部の方針を伝える見通しだ。」◇◇◇◇◇


先の沖縄県知事選で野党統一候補が負けたこともあって、党内には色々なご事情もあることでしょう。
しかし、「戦前は時間をかけて(社会体制が)変わったが、いまは信じかねる動きで政治や社会が変わっている」時代であればこそ、大田さんの役割は一層鮮明にもなっているのではないだろうか。

「同時通訳の神様」「ミスター護憲」といわれた国弘正雄さんが昨年出版された「操守ある三木武夫」の中で日本の将来を見据えた政治家がいなくなった旨を書かれていた。
願わくば社民党がリベラル集団として基盤を築かれることを祈るのみであり、自衛隊の米軍との再編成、庁から防衛省への昇格、憲法改正、道州制の導入、少子高齢化という様々な課題を政府が提起してきているときに、大田さんというリベラリストを国会から失うのはすごい損失のように思えてならない。

大田さんと社民党との会談が、その後、どうなったのか確認するつもりもない。
野党においては、参院選を党利党略のみで候補者を決めてほしくないと思う今日この頃です。

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謹賀新年

2007-01-02 | 友だち一万人
謹んで新年のご挨拶を申し上げます
御健やかに新年をお迎えのことと存じます
本年のご多幸を心よりお祈り申し上げます
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます

昨年の正月「謹賀新年」(反小泉ブロガー同盟)というタイトルのトラックバックが送られてきた。早速、趣旨に賛同して参加した。
多くの方々のブログを拝見する切っ掛けにもなり、その内容の豊富さと内容の濃さに驚かされ、自らの幼稚さに自己嫌悪さえ味わった。
今でもそれには変わりがないが、自らの意思表示の場としてブログを継続している。

この数か月は、仕事と私事に追われ更新がままならない状態。
更新が義務的になったり、それ自体が目的化されてしまったら何の意味もない。
友人や知人たちと話し、そこから多くのことを学び、ブログに反映できれば最高でもあると思っている。

さて、年賀状を読んでいると紹介したくなった。

学生時代の先輩からは
「憲法九条守りたいです」
とある。簡潔明瞭な筆書きにその思いを感じる。
もうそろそろ定年を迎えるですね。お互い頑張りましょう。

学生時代のOBで組織された会からは
「政府与党は、教育基本法の改悪を強行しました。子どもたちに『愛国心』を強制し、国に教育内容にたいする無制限の介入の権限を与えるものです。
憲法九条守るたたかいも正念場を迎えます。昨年五月で全国の『9条の会』は5000をこえ、さらに国民的な運動に広がっています。
暮らしでも、史上空前の利益を上げている大企業には巨額の減税をおこない、庶民には増税と生活関連予算の大幅減税で、格差と貧困をいっそう広げ、深刻な事態にならざるを得ません。
今年は、いっせい地方選挙と参議院選挙がたたかわれますが、希望をもって政治革新のため頑張りましょう」

とありますが、申し訳ありませんが無味乾燥な文であり、葉書を出すことが活動であると思っているのであれば活動家としての感性を疑いたくなります。
私なら「○○学部OB9条の会を結成しよう」とか、「OBも学園祭に企画参加しよう」とかを提起しますね。
かつての仲間が集まって「仲良しグループよろしく思い出話」をしていても選挙には勝てないよ。

二十歳頃、沖縄返還前に沖縄にご一緒したアルバイト先の先輩からは、
獅子舞の写真に「格差社会を是正し、いのちとくらしを守るために社会保障の拡充を!」
と印刷され、手書きで「元気にご活躍のここと思います」と添えられた年賀状。
70歳近くになる先輩の年賀状のパターンは、スローガンとその実現の願いを込めた写真で、「俺は頑張っているよ」と無言のメッセージが託されている。

ゴルフ場で知り合った小企業の社長さんからは
「5年に及ぶ丸投げ・先送り政権が終了しましたが、国民全体が期待する景気回復や年金問題などには目を瞑り、不要不急の防衛庁の省への昇格・教育改革(莫大な国民の税金を使ってのやらせタウンミーティング)に血道をあげる新政権。
これに対してNHKを初めとする大手メディアの盲従など信じられない世の中に突き進んでいるように見えます。世論調査による内閣支持率が本当の世論を反映しているとはとても思えません。発表前にお伺いを立てて調整しているのでは、と思うのは私だけでしょうか。
戦後最長の継続的景気回復などと宣伝することがどのような意味があるのでしょうか。回復の度合いこそ意味があるのに・・・。
このような情報が海外に飛び交い、ヨーロッパの取引先からは値上げが出来るしビジネスボリュームが増えて当たり前と思われて大変迷惑しております。
年をとってきたので、マイルドなお年賀をと思いつつ、愚痴が口をついてしまいました。お詫び申し上げます」

と書かれていました。
ゴルフを封印してから6年が経ちゴルフ場でお会いすることがありませんが、いつもながら現状の適切な把握には敬服しております。
これが偽らざる国民の気持ちなのでしょう。

東京護憲ネットでご活躍のご婦人からは
「お元気で新春をお迎えのことと存じます。
年末の国会で防衛庁が省に格上げされました。自衛隊は実質的な軍隊へと歩みはじめたと思います。
また、憲法改正のための手続き法案である『国民投票法案』も今年中に国会通過の可能性があります。
身体のつづく限り、多くの方々と共に憲法改悪に反対する行動をつづけるつもりです」

と綴られています。自由に歩くことも出来ない母の知人の方で、高齢にもかかわらずエネルギッシュにご活躍されています。

いくつかの年賀状を紹介しながら思うことは、これらの方々の声は小さいかもしれないが、真実の声であり、平和を願うものです。
2007年を迎え、これらの声が点から線になり、立体となって世論を形成されることを願い、決意を新たにするものです。

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オンリーワンの精神?

2006-12-03 | 友だち一万人
いつも同じような書き出しから始まる。
日中は仕事に追われて、夜は友人・知人と交遊して、週末は所用で地方行きで、ほとんど考えたり、書いたりする時間がないと・・・。

そしてこの数日、胃腸の具合が芳しくないし、風邪気味なのであろうか鼻水も遠慮なく流れてくる。このような時は、寝るのが最大の薬と思い、一昨日も、昨日も夜の交遊を控えて10時間ほど寝てしまった。
こうして久しぶりに家にいるのですが、気力もなくダラダラとしているのです。

さて、もう1ヶ月ほど前の週刊金曜日に9条の会のおひとりの澤地久枝さんの講演抄録が掲載されていました。その記事から引用させていただきます。

「タイトル(戦争で得たものは憲法だけだ)にあるように、現在の憲法です。でもその憲法はいまやシロアリだか、頭の黒い政治家さんだかにかじられて、経済人も、知的な人たちも次第に腰が引けていく。・・・
 この社会風潮の中で一番こわいのは腰が引けることです。でもアメリカの野心、特に軍需産業の資本家たちの野心のもとに始まった戦争に日本がお金を出すだけでなくて、自衛隊が日本軍として戦うような事態が来ることを考えたら、あいつはぼけだとかアカだとか悪口を言われるくらいのことは何でもない。
 今、小さな勇気を自分の中でしっかり持って、何と言われても譲らないこと。ここで譲ったら、憲法が保障している大事なことが、みんな瓦解する。やはり一人ひとりが、私の考えとしてはどうなんだろうかと、自分が生きてきた全時間の中で貯えている経験や知恵を総動員して判断することと思う。」

この引用をさせていただいたのは、今、私たち一人ひとりが勇気を持って臨むことなのではないでしょうか。
オンリーワンでもいい。今自分ができることから始め事だと思うのです。

もう一つ週刊金曜日の中からの引用をさせていただきます。

「最近のNHK世論調査においても、(教育基本法)「改正」に賛成する人の中でも、七割以上が拙速な改正に反対している。今国会での「改正」を支持しているのは一割強に過ぎない。東京大学による全国の小中学校校長に対するアンケートに66%の校長が政府案に反対し、弁護士が全員参加する弁護士会61のうち43の弁護士会会長が反対声明を出している(11月17日現在)。・・・」
「私たちのたたかいはこの間さらに広がり、反対世論を高めて与党を追いつめてきた。11月12日の「教育基本法の改悪をとめよう!全国集会」には7000名が参加し、子どもと教科書全国ネット21など6団体が発起人になり1800人を超える人たちが呼びかけた「国会包囲」のヒューマンチェーン(人間の鎖)は、11月8日に2300人、16日に5000人が参加し、キャンドルやペンライトをもった手をつなぎあい、強行採決に抗議した。・・・」

あえてこの記事を引用させていただいたのは、これらの反対運動が報じられていない現実があるからです。ややもすると運動の広がりを見落としてしまい、与党が追いつめられていることさえもが見失われしまうからです。

今、ひとりの力が大きな力になるということを示す時期なのでしょう。一人ひとりが友人知人に呼びかけていく「草の根」運動の重要性を痛感するこの頃です。
オンリーワンがオンリーツーに・・・。





15000人のアンネ・フランク

2006-11-11 | 友だち一万人
今年の5月だったであろうか、テレジン収容所(チェコスロバキア)のことを題材とした歌と朗読のライヴ「テレジン もう蝶々はいない」を聴きに行った。

この数日前、このライヴの関係者とご一緒する機会に恵まれ、テレジン収容所のことについてお話を伺うことができました。
もちろんライヴは盛況のうちに成功した。
しかし、出演者がフルメンバーでない物足りなさを抱いていたのです。

この物足りなさを払拭するかのように、10月20日フルメンバーでのライヴが開催され、大いなる感動に酔いしれました。
50名ほどの会場に、70名を超える方々が鑑賞され、異口同音に「もっと大きな会場で」という感想が相次いだのでした。

「15000人のアンネ・フランク」(野村路子薯 径書房 1992年12月発行)ーテレジン収容所に残された4000枚の絵ー
ーアウシュビッツに消えた子供たち 辛いけど 見てください 聞いてください 50年前 たしかにこの世に生きた 子どもたち かつてあなたも 同い年だった 幼い子どもたちが 描き残した絵を その物語をー

仕事に追われ、睡眠不足の中でこの本を読んでいる。手元に「テレジンの小さな画家たち」もある。
偶然にも先日、著者の野村さんとお会いしたときに「子供たちのアウシュビッツ」の話になり、「この本も読んでね」と送られてきたものです。

読む暇がないと言っているときではない。
戦争の悲惨さ、命の大切さ、生きることの素晴らしさを、知らせていくことが求められる時代になっているのだから・・・・。
読んでいる途中ですので感想を書くまでに至っていませんが、取り敢えずご紹介まで。

取り急ぎで失礼!

2006-10-21 | 友だち一万人
この数週間、帰宅しても寝るだけの生活を送っていた。

マルチ人間に程遠い上に、ダラダラした性格もあいまって、一つのことに集中すると他のことができなくなっていた。

このブログに、「わんばらんす」のココロさんからTBをいただいておりましたが、今、外出先で見たような状態。

大変な事態になっている。

10月24日に法務委員会で「共謀罪」が強行採決されるという動きが出ている。

国民の関心が北朝鮮問題に向いている隙に、廃案にしなければならない法案を成立させようとしているのだろうか!

この関連記事は、リンクしています「お玉おばさんでもわかる政治のお話」に情勢を含めて掲載されていますので、ご参照ください。

「共謀罪反対」の声を法務委員会に届けましょう。

取り急ぎお知らせいたします。

事実を認識しよう?

2006-09-18 | 友だち一万人
連休ということで少しは時間が取れたように思いますが、意識はたまっている仕事のことばかりで、集中することなくダラダラと過ごしています。

ブログを見ながらぼんやりと考えていますと、既成事実のように自民党安倍総裁ということらしいが、「安倍人気、安倍人気」というのは事実に反するようでもあります。

自民党員の総裁選支持は、第一位安倍ということですが、これは新聞等のメディアが作り出したようですね。インターネットの支持に関する調査では、第一位麻生で、谷垣、安倍と続きます。この詳しい内容は「きっこの日記」をご参照ください。

インターネットの世論調査を重んじるなら、自民党の焦りがわかりますね。
来年の参議院選挙のために、人気ある安倍を総理総裁にするという声がありますが、参院選で自民党が大敗するのではないかとの危惧を抱いているように思われます。
それは、護憲派でもある藤原紀香さんの参院選出馬要請となって表れていますが、もちろん藤原さんご本人は全面的に否定されております。ご参考までに「お玉おばさんでもわかる政治の話」「藤原紀香さんの公式サイト」をご覧下さい。

また、華氏451度さんは、自民党の参院選に向けた候補者探しに関して「なりふりかまわぬ『目玉探し』の見苦しさ」で取り上げられております。

安倍晋三の人物像や考え方について、多くのブログで取り上げています。
安倍氏は、さまざまなところで「核武装発言や憲法改正、教育基本法改正」を説いています。一昔前でしたらそれこそ自民党内からも反発が出て、国民からもソッポを向かれたと思うのですが、それが「闘う政治家」として賛美されているのですから、恐ろしい限りです。

しかも、総裁選で安倍が圧倒的支持を得たならば、「国民投票法案、共謀罪、教育基本法改正」と先送りになっている法案を、再び提出してくることでしょう。
多くの方々にその危険性を訴えながら、強行をさせない世論作りが大切になってきているとつくづく思うこの頃です。

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滅茶苦茶疲れている?

2006-09-13 | 友だち一万人
滅茶苦茶疲れている人は、私一人ではない。

夏の疲れが出た!とグッタリしている社員。「貴方、8月に9連休したんだろう」と言いたくなる。

「大企業はいいな。こちらは、夏休みなどなかった」と愚痴っても疲れが取れるわけでもない。

内容は分らないが、介護の資格も複雑になっているようだ!ハードな介護の上、勉強を余儀なくされ疲れている方もいる。

資格の上に資格を作っても、高齢化社会で安心して歳を取れるのかい?

疲れているといえば、今、日本で大忙しの三人がいる。

「私のおじいさんは、○○です」「俺のじいさんは、××です」と言い合っている御仁がいる。

「俺のじいさんも忘れるな!」とばかり、じいさんの品評会に参加し、応援団を結成し、先祖の威信を保とうとしている御仁もいる。

悲しいかなおじいさん論議に参加できないお方は、「消費税10%」を掲げ、全国じいさん応援団を呼びかけている。

のどかな時代というか、戦国時代の武将が家系を名乗りあっているのか、定かではないが俺の生活とは無縁の次元だ!

夏ボケとこの品評会に付き合っているうちに、11月の沖縄県知事選の前哨戦たる沖縄の統一地方選が終わってしまった。

久しぶりに「週刊金曜日」を読んでいると「『美』を振りかざす政治は怖い 独裁的美意識から『醜』を排除したヒトラーを思わせる」という見出しに引かれた。

その記事から当面の政治動向に関する部分を引用させていただきます。

>>>「集団的自衛権の行使や先制攻撃といったタカ派的な政策については、民主党の中にも共鳴する政治家は存在(する)・・・安倍と松下政経塾上がりのタカ派が軽挙妄動連合を組むというのも、決して荒唐無稽なシナリオではない。民主党からタカ派がいなくなれば、大いに結構なことである。
 その時には、タカ派連合に対決して、民主派の大連合を作る必要がある。国内的には、小泉政治で荒廃した日本社会の公平と平等を回復する、対外的にはアメリカ一極支配と距離を置き、アジアとの信頼関係を再構築するという二点で民主派は協力すべきである」<<<

政党に属さない者にとっては、すごく共鳴できるのですが、民主派を名乗る既成政党が一致点での協力を追及する度量があるのかが甚だ疑問に思ってしまうところでもあります。

しかし、今の政治の流れを変えるためにも真剣に追及しなければならない課題と思うのは独り善がりなことなのだろうか?

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大きな波になって

2006-09-02 | 友だち一万人
朝夕は過ごしやすくなったものの、残暑は厳しいです。

テレビは相変わらず自民党の総裁選で彩られ、既成事実のように安倍新総裁のもとポスト争いへと焦点が移動しています。

「格差社会を許さないぞ!」「憲法改正を許さないぞ!」云々と叫んでみても秋の気配の中に埋もれてしまいそうだ!

そのような中、さわやかな秋風が吹いた!

真夏に冬眠宣言をした「カッシーニでの昼食」が、「新装開店」したというニュースが伝わってきた。

カッシーニの管理人ともえさんこと皆川朋枝さんが、来春の京都府議会選挙に日本共産党から立候補することになった。

京都は伝統だけの町ではない。

伝統文化を継承しながら革新的な町でもあると思っています。

かつて京都には、山本宣治という立派な日本共産党員がいました。

「山宣」「廓」という小説を書かれた西口克己(府会議員)さんもおられたと記憶しています。

山本宣治さんは「党は大衆の中に」という信念で「大衆とともに歩まれた」と微かな記憶が蘇っています。
(もちろんその時代に生きたわけではありませんが・・本と記録映画での記憶です)

ブログで多くの支持者を得られている「みながわ」さんですので、京都の革新的伝統を受け継ぎ「大衆とともに歩まれる」ことを期待します。

ブログの中から「とくらBlog」の戸倉多香子さんが山口県から来年の参院選に民主党から立候補され、今回は「みながわBlog」の皆川朋枝さんが来春の京都府議会選に立候補されるということは、党派の違いがあっても、自民党政治を終焉させるべき波が起き始めたと思っています。

憲法改正、教育基本法改正などを目論んでいる自民党への怒りの現われと捉えており、戸倉さん、皆川さんの活躍を期待し、応援のメッセージとします。

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如何でもいいじゃないか!

2006-08-16 | 友だち一万人
もう2ヶ月以上にもなってしまった。

ある居酒屋での出来事で、著名なA演出家とM女流作家、そして、フランス人のFシェフと私ことKの四人での会話だった。

KとM女史とが、M女史出版の本について話していた。

急にA演出家が大きな声を発した。

この尊敬すべき演出家の先生は、一人寂しく(?)盃を傾けるのが嫌いなようだ。

「俺は小泉の靖国参拝は、反対だ! Kさんは如何なの?」と話の中に入ってきた。

KはM女史と話中であり、A演出家への返事をしないでいた。

A演出家は、Kの返事がないことに不満なのだろう。

M女史とFシェフにも尋ね「小泉靖国参拝反対」の意思を確認している。

再び「Kさん、どうなの?」と尋ねてくるから、

「如何でもいいじゃないの!」とA演出家に答えてあげた。

この返事にA演出家は、不満だったのであろう。

口を尖らせて「ふぅうん」と言った後、

「Kちゃん、ひとり、Kちゃん、除け者だ!」とハシャグではないか。

Kは、「Aさん、なぜ? 理解していないね?」と言うと、

Fシェフが「Kさん、日本はね、ポツダム宣言で・・・」と話し始めた。

Fシェフは、靖国にA級戦犯が合祀されていることを言いたいのだろう。

「皆さんは、『如何でもいいじゃないの!』の意味を理解されていないようですね?」と言うと、「反対なのか?賛成なのか?」と口を揃えて言ってくる。

居酒屋で「小泉靖国参拝反対!」を勇ましく言っても、それが何になるのか?

ましてや著名な方々なのだから「小泉政治にNO!」を呼びかけろよ。

在日米軍再編成、共謀罪の成立、教育基本法改正、国民投票法案などなど、小泉政治の目論見に対してどのような行動を起こさなければならないのかが問われているのではないか?

M女史曰く「Kさん、青臭いこと言わないでよ」

あぁ、寂しいことか!

現政治への不信感は、自民党、民主党、共産党、社民党などすべてに当てはまるらしい。

そのことが、現政治の温床を許すことになってしまっているのだ!

小泉劇場は「8月15日靖国参拝」というクライマックスを演出した。

お盆休みという国民が寝ている間に演じ、国民が起きるときには夏休み。

小泉劇場は最後の「総裁選」を演じて終焉を迎えようとしている。

「岸のDNAを継ぐ」「父の弔い合戦」などといっている方が総裁になる。

「安倍プリンス劇場の開幕?」であってはならないと思うのは独りよがりなことなのか?

このような時、山口県から「とくらBlog」の戸倉多香子さんが民主党参院選候補に決定した。

時代は、操守ある政治家を求めているのではないだろうか!

安倍プリンス劇場を監視しつつ、先送りになった法案の成立を阻止しつつ、参院選で自民党の大敗を目指すことは、現実的な手段であろう。

社民党や共産党に頑張っていただきたいと思いながらも、やはり現実的には民主党の議席奪還が実現可能の選択肢なのかもしれない。

いずれにしろ、ブログのみで知り合った戸倉さんの頑張りに期待していきたい。

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更新できずにいます

2006-07-08 | 友だち一万人
先週も更新をしようとパソコンに向ったが睡魔には勝てずにいました。

昨日も今日こそと思いながらもやはり勝てずに!

今、外出先のカフェから打ち込んでいますが、用事に追われています。

少しでもと思いながら元気でいることをお知らせすることにしました。

7日の金曜日の夜に三鷹市・大成高校の先生と短時間でしたがお会いいたしました。

近々、そのことに触れて書いてみようと思っています。

これから急いで用件を済ませることにします。

いつもTBしてくれております皆様、ありがとうございます。

今後ともよろしくTBをお願い申し上げます。

勝利を確実なものに!

2006-06-25 | 友だち一万人
忙しいことを理由にブログの更新を怠っているのですが、多くのブロガーのみなさまがTBしてくれており感謝しております。とは言ってもゆっくりとTBを読む時間もなく本当に申し訳ございません。

さて、この2週間ほど日本中がワールドカップ一色になったようでしたが、その裏側では着実に時代の逆行を止める動きも芽生えているようにも思います。
その最中、喜ばしいメールが届いた。

>>学園の最高裁上告が棄却され、これで平成15年9月1日から2年9ヵ月続いた辻解雇裁判は完全勝訴が確定しました。長い間ご心配をおかけしましたが、皆様のご支援のお陰でたいへん嬉しい一区切りを迎えることができました。感謝すると共に今後とも全員の復職を果たすまで、引き続きご支援のほどよろしくお願い致します。まずはご報告まで<<

>>いつもお忙しい中、気にかけて頂いてすみません。またブログでも取り上げて頂きありがとうございます。
お知らせの通りお陰様で最高裁判決が確定しました。本当に数多くのみなさんに協力いただき、どうお礼を言って良いか分かりません。本当にありがとうございました。
ただ、ご承知のように最高裁判決を予想して学園はこの3月に懲戒解雇をしていますから、すぐ復職とはなりません。また中労委へも申し立てています・・略・・一区切りはつきましたが、まだまだ続きます。どうぞこれからもよろしくお願い申しあげます。<<

このメールは、ここで幾度か掲載した東京・三鷹市の私立大成高校の解雇撤回を求める最高裁判決を知らせていただいたものです。すぐにでもブログに掲載しようと思いながらも仕事に追われ遅くなりましたがご紹介いたしました。
なお、詳細は大成高校の現状や同高校の現状を取り上げた「週刊金曜日(4月14日号)」を参照してください。

先ずは「辻先生の解雇無効」の判決確定による勝利をお喜び申し上げます。
しかし、メールにもあるようにこの事態を予想して3月に分けのわからない辻先生の再解雇発令や「辻先生の解雇撤回」を求めた教職員10名への解雇発令が決着したわけではないのです。
勝利を確実なものにするには、ますます学園側の暴挙を糾さなければならないのです。

一連の経過を考えた時、学園側の行為は「フレンドリーファシズム」といっても過言ではないように思うのです。
「学園を良くしよう!」との掛け声は名ののみで、事後処理上の懲罰委員会の開催や組合との団体交渉を避け、また、不安を抱いた父母との説明会を意味のないものと決め付け父母会の開催を拒否など、学園側の強硬な手段はファシズムと言わざるを得ないのです。

今国会で「教育基本法改正案」の採決は見送られ継続審議となりました。自民党・公明党の姿が浮き彫りになってきています。
これらとの関係で見たとき、本来私学はリベラルであってほしいと思うのですが、私学からこれらに同調して、否、率先してその受け入れ態勢を確立しようとしていたなら大変な事態とも言えるのです。

上手く表現できないことを残念に思いますが、ブロガーのみなさまにおいては、引き続き「大成高校の解雇撤回」へのご支援をお願いする次第です。

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