ボチボチかめさん

良い日本を夢見てきましたが 現実は遠のくばかり
のろまですが小さな脳で考えます
日本のこと 日本人のこと

九条を巡る主張に思う

2007-05-05 10:03:02 | 時事
憲法記念日の3日、県内では改憲、護憲派の集会がそれぞれ開かれた。

 福岡国際ホールで改憲の立場から、
軍事ジャーナリストの潮匡人さん(47)が「憲法9条は諸悪の根源」と題して講演。
日本の現行法規では十分な防衛が出来ないとし、
「原因は9条に縛られているからだ。力の行使を放棄する憲法に従って良い生き方が出来るのか」と語った。

 一方、北九州市「ムーブ」では、漫談家の木藤なおゆきさんが、
護憲の立場から憲法9条を一息で暗唱し、「変わったら困る。だって、せっかく覚えたのに」と切り出し、聴衆を笑わせた。
「日の丸を強要されるなんてはた(旗)迷惑」などと、軽妙な語り口で会場を沸かせた。

(2007年5月4日 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukuoka/news002.htm

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憲法九条を、「世界遺産に」という意見がある。

九条については、わたしはシンプルに考えたい。


自分の考えに近いものが5月3日の【産経抄】にあった。
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昔の頑固オヤジは、自分が傷ついても友を守れと息子にいった。
ある柔道家の父は息子が帰宅して「友達が殴られた」と報告すると
「お前は傍観していたのか」と息子は縁側に投げ飛ばされた。

日本政府の憲法解釈は、この柔道家の正義とはまったく逆になる。
個別的自衛権で自分だけを守り、
集団的自衛権は行使できないから他人は捨て置けといっている。

「友は守らず」という日本を、どこの同盟国が守ってくれるというのだろう。

  以下省略

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例えば、我が家の家訓で、
人から助けられることも、人を助けることも出来ないというのであれば、まだ理屈がとおる。

中立国は、軍事的な同盟国がないことから、他国の軍事攻撃に遭った場合、
自国のみで解決しなければならないため、強力な軍隊を組織している国が多い。
国防を笑い話で沸かせる国は日本くらいなものだろう


考えてみて欲しい、、、
日本人が、いや、しかも仮に【文民】が敵に殺されそうだとする。

米兵が助けようとして撃たれかかった状況でも、自衛隊は米兵を助けることは出来ず、
周辺事態法の適用で、その場から逃げなければならない。

ましてや米兵が死んだら、米兵の遺族は、世界は、日本をどう思うだろうか、、、


これまでの政府も、護憲リベラル派も、自分を守ることなら認める。なのに友を守ることは否定する。

自らを助けるものを助けないで、知らんふりで逃げることが、
潮氏の言われるとおり、良い生き方とはいえないだろう。

わたしは、自己中心な日本の憲法九条によって、人間性を失いたくはない。

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