コスモスブログ

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コスモス店主新山ヨーロッパ出張記

2006-10-01 17:55:56 | 旅行記

コスモス店主新山ヨーロッパ出張記

昨年はアメリカに出張しましたが、今回はヨーロッパに急遽行くことにしました。一つには新山の取引先の友人ノイバート(本年三月に来日し色々ビジネスの打ち合わせをしました。この時の話は以前のブログに書いています)とのビジネスの為です。

フォトキナ(世界最大の写真イベントで一週間で15~20万人を動員)に彼が経営しているモノクローム社(本社ドイツ、カッセル)は独自のブースを持っています。今回はピクトランのペーパーをフォトキナにてヨーロッパでの販売を開始します。その視察ともう一つは、モノクローム社がベルリンに持つ大きなショップは、ヨーロッパで通信販売を立ち上げ専門商社として成功しています。そのショップの中にギャラリーを持っており、新山の父親新山清の写真を展示したいとの申し出がありましたので、今年九月十四日から十一月中旬までそのギャラリーで展示される事になりました。

何故新山清の作品が興味を持たれたかと言いますと、1954年にドイツ主観主義の大家、オット・シュタイナートが新山の作品を目に留め、招待を受けた経緯があります。しかしその頃は日本も戦後復興してから10年でもあり、映画「三丁目の夕日」よりも前の時代でしたので、日本からはまだ外貨も渡航もままならぬ諦めた経緯があります。

今回オット・シュタイナートの直筆の手紙も送り、戦前戦後の新山清の作品を数十点送りました。その中には、昭和14年浅草浅草寺で撮ったサイン入りの四つ切りの写真もあります。作品の保存状態も良く、その間に周辺に銀が吹き出しているのもなかなか良い物です。ノイバート氏とは今後の色々な商品の情報交換を行います。その結果は追ってまたご報告します。フォトキナの視察は最終日に一日だけですが、モノクローム社以外にインクジェットメーカーのイノーバー、ケンロウ社等とのビジネスを予定しています。ドイツの後はフランス、イギリスでポートフォリオ、長期保存箱の会社と打ち合わせをしてきます。今回は新山清の妹の孫、山口耕平が同行します。ドイツに一年居た事もあり、新山清の作品を是非ドイツで見てみたいという事から同行することになりました。コスモス店主新山にとっての記録係ということで、新山とは別の目山口耕平から見たブログをこの出張記として書かせていきます。

930日朝コスモス社長新山洋一氏と、目黒駅にて待ち合わせをしました。ここから品川へ行き、成田エクスプレスに乗り換えて空港へ行くためです。この成田エクスプレス、一時間強程で空港に着くので非常に楽でした。

空港の中でチケットを受け取り、搭乗手続きを済ませると喫茶店でしばらく時間を潰しました。その間に購入したばかりというインターネット電話の機材を取り出す新山氏。邪魔なパッケージ等を処分して身軽に出国する為です。しかしこのパッケージが異常にガッチリと作られていて、容易には開封できません。

仕方なく厨房から缶切りを借りて開けました。

飛行機の席は、丁度翼の後ろ程。窓から一応は景色の見える席でした。

機内食は最初がスキヤキでした(写真参照)

窓から見るロシアは、随分と晴れていました。

定刻通りフランクフルト空港到着。いよいよドイツに入国です。新山氏はすんなりと入管をパスしましたが、私は何故か幾らかの質問をされました。

「目的は?」「期間は?」「どこに行くんだ?」

その事を新山氏に伝えると「怪しく見えたんじゃないのか?」との答え。「僕は目を見て話すから、それで通じるのだ」とのアドバイスを頂きました。

その後預けていた荷物を受け取ると、ノイバート氏の待つケルンに向うため駅を探す二人。フランクフルトの空港はとにかくだだっ広く、長距離列車乗り場まで随分と歩きました。

 一番早い特急のチケットを購入しホームで待っていたところ、10分ほど遅れて電車がやってきました。席を確保すると、早速新山氏はノイバート氏に連絡を取るため車内備え付けの公衆電話を探しに行きました。

ヨーロッパの列車では、シートナンバーの所に予約済みの紙が入っていることがしばしばあります。その紙に書かれた区間以外なら予約をしていなくても座ることが出来ます。私が自分たちの乗っている座席の予約を確認してみると、「フランクフルト←」と言った具合になにやら書かれていました。それが若干気になっていたとこに新山氏が戻ってきました。

二人で「ライン川が見えるはずなのに見えないな」等と話していたところ切符を確認しに来た車掌に「この列車は違うよ」と言われ愕然。どうやら相当電車が遅れていたようです。

「ドイツ国鉄がこんなに遅れるとはなぁ」と言いながら、新山氏は車掌に尋ねました。

「ケルンに行くにはどうすればいい?」

「次の停車駅マンハイムにてケルン行きに乗ると良いですよ」との事。それを聞いて安心した二人でしたが、残念ながら乗っていたのは長距離列車。一つの駅の区間も相当あります。しかも運の悪いことに、マンハイムにて乗り直した列車はICEより遅いIE。新幹線と特急列車の違いです。結局当初の6時過ぎに付く予定が、842分となりました。

列車の中からノイバート氏にその旨連絡し、外が真っ暗になった頃ケルンに到着しました。

 待ち合わせていたノイバート氏にモノクローム社ベルリン店責任者と購買担当部長を紹介していただきその後宿泊先のホテルのレストランにて翌日の打ち合わせを致しました。新山氏はケルンビア(通常のビールに比べ、アルコール分が高い)を飲みたいと移動中何度も言っていましたが、その席上で飲む事が出来、大いに堪能しておりました。

宿泊先によってはインターネット接続が出来ない場合がありますので、その場合は更新が遅れます。

新山店主からの一言。

今日は飛行機の中とケルンに付いたのが遅かったので、ノイバート氏との情報交換のみで終わりました。明日からの報告に期待してください。


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