コスモスブログ

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新山清写真展 (Berlinモノクローム社)

2006-10-20 04:46:28 | 旅行記

コスモス店主新山

父親新山清の写真展がベルリンで開かれることは本当にうれしいことでした。新山清は戦前・戦後大好きな写真を撮っていました。私が小学校のころ、日曜日は父親にとって写真の生徒(今の写真教室)さんの指導に明け暮れていました。モデル撮影会もたくさんありました。その当時小さいカメラを与えられ、父親とともに撮影会にいくことは父親と一緒にいられるということから楽しい時間でした。今考えると、子供が入り、やりにくいこともあったとおもいますが、 そのときの人々は親切で、可愛がっていただきました。モデルさんも特別のポーズをしてくれたのをおもいだします。天候にかかわらす時間があると撮影に没頭していましたこともおもいだされます。
今回ドイツでの写真のいきさつは、新山清は戦前から造形写真を好み、戦前の写真を見ても戦争の影響をかんがえず、ひたすら自分の写真を撮っていました。戦後 1954年ドイツのオットーシュタイナート(主観写真の第一人者」)が展示会をひらくにあって招待され、写真の送付依頼をうけましたが、何分当時の日本は復興まえの厳しい時代でした。父親は自分なりの作品作りを続けていたのですが、57歳の若さで事故により急逝いたしました。
コスモス店主新山洋一は幸いですが、写真ギャラリーを作ることができ、いままで2回新山清遺作展を開催しています。仕事の取引先のドイツ Monochrom 社 Mr. Neubert が来社された 折、話が、進み、今般ベルリン写真月間(9月14日から11月15日)までのモノクローム社ギャラリーにおいて写真展を開催していただけることになり、写真、オットーシュタイナート招待状、写真(50点)、オットー
シュタイナートからの案内状(これは珍しいと評判です)をお送りし開催されています。日本でも出来ることを祈っています。
ドイツでの父親の写真をみることは感無量です。こういった機会にめぐり合ったことに感謝いたします。写真展はそれほど大きくはありませんが、きれいに揃えられて気持ちの良い空間でした。
最後に、ベルリンでは日本・ドイツの写真友好展がひらかれており、そのなかでオットーシュタイナートの写真がみれたことは最大の喜びでした。

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