温暖化に挑戦する人たち

今後の国連気候会合の動きを現地から紹介。ここでは特に国際的な約束を巡って市民社会がどう働きかけるかを追いかけます。

COP会場のレンタル自転車は運営の中での石油会社のグリーンウオッシュ!?

2007-12-05 15:00:54 | Weblog
会場の外での出来事。
今回のバリ会合の会場は、バリのヌサ・ドゥアというリゾート内のコンベンションセンター(メイン会場)、グランドハイアットホテル(サイドイベント会場)、市民社会フォーラムの会場と3ヶ所に分かれています。メイン会場からサイドイベント会場までは1kmも離れているうえに、シャトルバスもあまり効率よく動いていない状況です。そんな中、温室効果ガスも排出せずに次の会場まで簡単に行ける、「自転車」のレンタルサービスがあります。この快適かつエコフレンドリーな移動手段は参加者にも好んで利用されているのですが・・・。

今日の昼下がり、市民社会フォーラムの会場の真ん中で何かを取り囲む人だかりと報道陣のカメラ。
何を囲んでいるのかと思ったら、会場が貸し出している例のレンタル自転車。
これはインドネシアのNGOが、レンタル自転車の一部が石油会社の協賛であることを非難したデモンストレーションでした。レンタル自転車が、気候会議に貢献しているように見せかける石油会社のグリーンウオッシュであることを訴えています。
残念ながら、気候会合の参加者のほとんどはそんなことも知らずに、レンタル自転車は利用されつづけます。(一部、自転車会社協賛のものもあります)

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