♪ぞう~さん、ぞう~さん、お~はなが長いのね、
そお~よ、母さんもな~~がいのよ~♪
この唄、きっと、一度は口ずさんだことがあるのでは??
ついこの前、この作詞者の、まどみちおさんの本を手に入れました。
1909年うまれ。
100歳です。
その本の中のなかで、この唄を通じてまどさんが語っておられてる
言葉に、私は、うたれてしまいました。
下記、ご本人がおっしゃっていた内容です。
そもそも、詩は、その人が感じたいように感じられればいいとは思ってるんです。
だから、私にもこんなふうに読んでほしい、っちゅうことはないんですよ。
ただ、その詩が、どんなふうに読まれたがってるかというのはあります。
「おはなが、長いのね」と言われた子ぞうは、
からかいや、悪口と受け取ることもできたかもしれない。
われわれ情けない人間だったら、
きっと「お前は、へんだ」といわれたようにも感じるかもしれない。
この世の中にあんな鼻の長い生き物はほかにいませんからね。
ところが、子ぞうは、ほめられたつもりで
うれしくてたまらない、というふうに、
「そうよ、かあさんも長いのよ~。」と答える。
それは、自分が長い鼻をもったゾウであることを、
かねがね、誇りに思っていたからなんです。
小さい子にとってお母さんは地球上で一番。
大好きなお母さんに似ている自分もすばらしいんだと、
ごく自然に感じている。
つまり、この詩は、「ゾウにうまれてうれしいゾウの歌」
と、思われたがってるんですよ。
と、、フフフッ、とも、ホホホッとも聞こえる楽しげな笑い声とともに
深いしわの刻まれた顔で、ますますしわくちやになって、話した。
そうです。
あの、短い歌の中に、そんなに深く、愛のこもった心が刻まれてたなんて
これまで、思いもしなかった。
わたしも、「わたしで、よかった!!!」と、
私を、う~~んと誇りたいです。
私を誇れる、ということは、
私をとりまく全てを誇れるということ。
そういえば、
ずっと以前、私がお世話になっていた、針、マッサージの治療家で
94歳で逝かれた、おじいちゃん先生を思い出しました。
その方は、治療家の腕一本で、9人家族を養い続け、
はなりしれない、ご苦労もされてこられて。
私が出会った頃は、
妹さんたちと、3人、つつましやかにおすごしでした。
せなかは、完全に90度にまるまった細い方でした。
ほんとうに、おだやかな、チャーミングな方でした。
その方も、
「私は時々ね、日本一、幸せだ~~!!!!、と
近くのはらっぱで、ときどき、そう叫んでいるんですよ~。」
そう、よくおっしゃっていたんです。
やはり、深い深いしわのお顔で、声をだしてわらいながら、でした。
ふいに思い出しました。
自分の外に幸せがあるのでないんですね。
自分の内側に、必ず、自分の豊かさはあるんですね。
豊かに、豊かになりたいです。
まどみおさん、機会があったら、
この詩にふれてみてくださいね~~~。
Nakayama
そお~よ、母さんもな~~がいのよ~♪
この唄、きっと、一度は口ずさんだことがあるのでは??
ついこの前、この作詞者の、まどみちおさんの本を手に入れました。
1909年うまれ。
100歳です。
その本の中のなかで、この唄を通じてまどさんが語っておられてる
言葉に、私は、うたれてしまいました。
下記、ご本人がおっしゃっていた内容です。
そもそも、詩は、その人が感じたいように感じられればいいとは思ってるんです。
だから、私にもこんなふうに読んでほしい、っちゅうことはないんですよ。
ただ、その詩が、どんなふうに読まれたがってるかというのはあります。
「おはなが、長いのね」と言われた子ぞうは、
からかいや、悪口と受け取ることもできたかもしれない。
われわれ情けない人間だったら、
きっと「お前は、へんだ」といわれたようにも感じるかもしれない。
この世の中にあんな鼻の長い生き物はほかにいませんからね。
ところが、子ぞうは、ほめられたつもりで
うれしくてたまらない、というふうに、
「そうよ、かあさんも長いのよ~。」と答える。
それは、自分が長い鼻をもったゾウであることを、
かねがね、誇りに思っていたからなんです。
小さい子にとってお母さんは地球上で一番。
大好きなお母さんに似ている自分もすばらしいんだと、
ごく自然に感じている。
つまり、この詩は、「ゾウにうまれてうれしいゾウの歌」
と、思われたがってるんですよ。
と、、フフフッ、とも、ホホホッとも聞こえる楽しげな笑い声とともに
深いしわの刻まれた顔で、ますますしわくちやになって、話した。
そうです。
あの、短い歌の中に、そんなに深く、愛のこもった心が刻まれてたなんて
これまで、思いもしなかった。
わたしも、「わたしで、よかった!!!」と、
私を、う~~んと誇りたいです。
私を誇れる、ということは、
私をとりまく全てを誇れるということ。
そういえば、
ずっと以前、私がお世話になっていた、針、マッサージの治療家で
94歳で逝かれた、おじいちゃん先生を思い出しました。
その方は、治療家の腕一本で、9人家族を養い続け、
はなりしれない、ご苦労もされてこられて。
私が出会った頃は、
妹さんたちと、3人、つつましやかにおすごしでした。
せなかは、完全に90度にまるまった細い方でした。
ほんとうに、おだやかな、チャーミングな方でした。
その方も、
「私は時々ね、日本一、幸せだ~~!!!!、と
近くのはらっぱで、ときどき、そう叫んでいるんですよ~。」
そう、よくおっしゃっていたんです。
やはり、深い深いしわのお顔で、声をだしてわらいながら、でした。
ふいに思い出しました。
自分の外に幸せがあるのでないんですね。
自分の内側に、必ず、自分の豊かさはあるんですね。
豊かに、豊かになりたいです。
まどみおさん、機会があったら、
この詩にふれてみてくださいね~~~。
Nakayama