コンパスの日常

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♪ぞう~~~さん、ぞう~~~さん♪

2010-06-24 15:11:09 | コンパス南青山店(表参道駅3分)
♪ぞう~さん、ぞう~さん、お~はなが長いのね、

      そお~よ、母さんもな~~がいのよ~♪

この唄、きっと、一度は口ずさんだことがあるのでは??

ついこの前、この作詞者の、まどみちおさんの本を手に入れました。

1909年うまれ。
100歳です。

その本の中のなかで、この唄を通じてまどさんが語っておられてる
言葉に、私は、うたれてしまいました。

下記、ご本人がおっしゃっていた内容です。

そもそも、詩は、その人が感じたいように感じられればいいとは思ってるんです。
だから、私にもこんなふうに読んでほしい、っちゅうことはないんですよ。

ただ、その詩が、どんなふうに読まれたがってるかというのはあります。

「おはなが、長いのね」と言われた子ぞうは、
からかいや、悪口と受け取ることもできたかもしれない。

われわれ情けない人間だったら、
きっと「お前は、へんだ」といわれたようにも感じるかもしれない。

この世の中にあんな鼻の長い生き物はほかにいませんからね。

ところが、子ぞうは、ほめられたつもりで
うれしくてたまらない、というふうに、

「そうよ、かあさんも長いのよ~。」と答える。

それは、自分が長い鼻をもったゾウであることを、
かねがね、誇りに思っていたからなんです。

小さい子にとってお母さんは地球上で一番。

大好きなお母さんに似ている自分もすばらしいんだと、
ごく自然に感じている。

つまり、この詩は、「ゾウにうまれてうれしいゾウの歌」
と、思われたがってるんですよ。

と、、フフフッ、とも、ホホホッとも聞こえる楽しげな笑い声とともに
深いしわの刻まれた顔で、ますますしわくちやになって、話した。
そうです。

あの、短い歌の中に、そんなに深く、愛のこもった心が刻まれてたなんて
これまで、思いもしなかった。

わたしも、「わたしで、よかった!!!」と、

私を、う~~んと誇りたいです。

私を誇れる、ということは、
私をとりまく全てを誇れるということ。

そういえば、
ずっと以前、私がお世話になっていた、針、マッサージの治療家で
94歳で逝かれた、おじいちゃん先生を思い出しました。

その方は、治療家の腕一本で、9人家族を養い続け、
はなりしれない、ご苦労もされてこられて。
私が出会った頃は、
妹さんたちと、3人、つつましやかにおすごしでした。

せなかは、完全に90度にまるまった細い方でした。
ほんとうに、おだやかな、チャーミングな方でした。

その方も、

「私は時々ね、日本一、幸せだ~~!!!!、と
近くのはらっぱで、ときどき、そう叫んでいるんですよ~。」

そう、よくおっしゃっていたんです。

やはり、深い深いしわのお顔で、声をだしてわらいながら、でした。

ふいに思い出しました。

自分の外に幸せがあるのでないんですね。
自分の内側に、必ず、自分の豊かさはあるんですね。

豊かに、豊かになりたいです。

まどみおさん、機会があったら、
この詩にふれてみてくださいね~~~。

Nakayama


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