秋のはじめのハーモニー～♪

先日、１０年ぶりくらいに以前私が在籍していた
合唱団の発表会に出かけてきました。

私が在籍してたのは、おそらく１５年以上前のこと。

みなさん、私をわかるかな～？
そんな気持ちもありました。

受付に向かうと、昔とちっとも変わらない温かな笑顔のNさん。

ほっと、しました。

そしていよいよ、演奏開始。

ステージにたっていらっしゃるみなさんのうち
その大多数が当時と変わらないメンバーで、
６０代７０代の方もいらっしゃるんです。

７６歳の方も！！

“ずっと、続けているんだ～～！”

そう、思うだけで、ただただ尊敬と感激で、
ぐっときてしまいました。

力強い歌声でした！

終わってから、おひとりおひとりにご挨拶にいきました。

その中の“Kさん”は
今年４月に事故にあわれてしまったとのことで
今日、出れるか？という状況で、ほんの数回しか練習できなかったそうなんです。

それでも、こうして今日、参加されているのは、
K,さんの思いひとつだったのかな？

会話しながら、そんなことを想像していたら、
細身のお体を
あらためて背筋をピシッとされて
“今日は、雨でお足元が悪い中、ほんとうにありがとうございました”
そう、言われながら、ゆっくりと、その白髪の頭を下げられてくださったんです。

恐縮するは、涙がでそうになるは、で、
ほんとうにこちらこそ、頭が下がる思いでした。

設立から約４０年ほどになるこの合唱団を
指導されていらっしゃる、”I”先生は、

”どんな思いで、ここまで続けてこられたのだろうか・・・？”

しきりに頭によぎりました。

そんなとき、こんな場面を思い出しました。
１０年前にお会いしたときのこと。

“いいですか？合唱というのはね、
人の声を聞きながら、自分の声もきいてゆくことなんですよ！”
そう、ある学生に、熱く語られていたんです。

人とハーモニーを奏でる、調和することの原点を
このとき聞かせていただいた気がします。

先生が続けられている理由も、こんなところにあるのかな？
勝手にそんなふうにも想像していました。

私は、日々、まわりと自分とハモってるのかな？

これから、自分に、そう、問いかけてみようかと思います。

ほんとうに、ほんとうに、すてきな時間をありがとうございました！

nakayama