マタニティマーク

母子手帳をもらいに行ったときに、区役所でもらったマタニティキーホルダー。
まだお腹が大きくない時に「妊娠してます」と周りにアピールできる貴重なツール。

私は、これをつけるのがなんだか気恥ずかしく、しばらくつけてなかったんだけど（ってゆうか、外出禁止だったから必要なかったという説も）、「何かあるといけないから！」と旦那の強いすすめで７ヶ月目ごろからようやくバッグに付け出した。

このマーク、結構普及してると思ったんだけど「これをつけていても席を譲ってもらえない」と先輩ママは言ってたから、知らない人が多いのかな？
それとも知ってても譲ってくれないものなのかな？と思ってた。



最近、見るからに妊婦の大きなお腹でよく電車に乗るけれど
なるほど、席を譲られたことはない。

私も座ってる人の前に立って、「席譲って」と大きなお腹で訴えるのも気がひけるな～と思って、ドアの隅っこにいるからかもだけど。
だって、サラリーマンやＯＬさんの方が疲れてそうなんだもの。

実際私は座らなくても元気だし、本当に席を譲って欲しいのはツワリの時期だったし。

なんて、思ってたら、今日初めて席を譲ってもらいました。


旦那と地下鉄に乗り、ぐるりと旦那が見回したら席が空いてない。
「大丈夫？」と旦那に気を使われながらドア付近に立ってたら、
ちょっと遠い後ろの席の人が立ち上がった。

「降りるのかな？」と横目でしばらく様子を伺っていると
降りる気配もなく、席の前のつり革につかまって席を死守してる。
どうやら私に席を譲ってくれたっぽい。
でも声をかけられた訳でもないからな～と半信半疑で
ちょっと会釈をしながら座ることに…。


彼は、やはり降りる様子はなくしばらく席を立ったまま。
「やっぱ譲ってくれたんだ」

そんな紳士な方は、インド系の外人さんでした



近い席で明らかに気づいているであろう同国の人たちは見て見ぬふりだったのに、遠い席の異国の人がくれた温かい心遣い。


最後、彼が降りる瞬間に目を合わせてニコッと会釈をしたら
あちらも満面の笑みで返してくれました


一言も言葉を交わすことはなかったけど、嬉しかったな～

わが子にもそんなさりげない心遣いができる子に育って欲しいものです。