昴(スマホ漫画)
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「昴」は、「ビッグコミックスピリッツ」で第一部（小学生～ローザンヌバレエコンクール編）・第二部（アメリカ編）2000年から2002年まで連載された、曽田正人のバレエ漫画です。
孤独な少女・宮本すばるが、その才能への嫉妬にもさらされながら、徐々に理解者を得て日本を飛び出し世界の舞台へ駆け上がっていきます。
2007年から2011年には、ヨーロッパへ舞台を移した続編『MOON -昴 ソリチュード スタンディング-』が連載されていました。単行本はビッグスピリッツコミックスから本編11巻、続編9巻が発売されています。
双子の弟・和馬の病室で、奇跡の回復を願って毎晩踊り続ける少女。
それが主人公・すばるです。
和馬の死の間際の言葉がトラウマとなったすばるは、破天荒で不安定な少女へと成長しました。
両親との関係もうまくいかず、場末のキャバレーに出入りする一方で、天性の身体能力、病室で培った表現力・集中力、そして師・日比野五十鈴仕込みの基礎技術を武器に、観客や周りのダンサーを自分の世界に巻き込む稀有なダンサーとしても才能を開花させていきます。
一般的にバレエに持たれている「美しい、華やかな」といったイメージよりも、どちらかというと閉塞感とそれを突き抜けた先にある烈しい感動、ナイフのような感性の発現などが物語の中核にあり、スポーツ漫画というよりは、孤独で未熟な少女の心の成長に主眼が置かれています。
2009年には実写映画化もされた、バレエ漫画の代表作です。
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