今度はドライビングフォースという言葉が出てきました
昨夜のニュース番組をみていたら、医療関係の方から「十代の生徒は感染のドライビングフォースにはなっていない」というような言葉が出てきました。
新たなカタカナ言葉の登場です。
ドライビングフォースとは?
直訳すれば Drive=動かす、駆動する Force=力 ということになります、
Driving forceをWeblio辞書で検索すると
JST科学技術用語日英対訳辞書では 起動力、推進力、駆動力、動かす力、駆動源
英和医学用語集では 駆動力、推進力
Weblio英語表現辞典では 牽引者
Weblio英和対訳辞書では 原動力, 推進者, 推進力, 牽引役, 牽引車, 駆動, 推力
となっています。
感染のほとんどは意図せず広がっているものですので「駆動力」という意味は合わないような気がします。
また、牽引者、牽引役という意味で使われたのかもしれませんが、牽引という言葉は導くというような意味だと思いますのでふさわしい言葉ではありません。
日本語で表現するなら「媒介者」「拡散者」の方が良かったのではないでしょうか。
わかりやすい言葉で表現しましょう
普段から英語ばかりで話している方なら多少のカタカナ言葉の多さは許容されると思います。
昨日の報道番組で放送されていた会見に出ておられた方がそのような方なら仕方がないのかもしれません。
また、今回のコロナウイルスに関する報道や学界での議論の中で海外で「Driving force」という言葉が使われていたのかもしれません。
でも、報道関係者の前で話をするのであれば発表内容を事前に精査しているのでしょうから日本語のだれでもわかる言葉で話すべきだと思います。
ちなみにその会見の内容で「ドライビングフォースになっていないから学校を再開しても良いのではないか」との意見を述べられていました。
これに対し、この会見の様子を見た番組のコメンテーターからは「10代の感染は家庭内感染がほとんどになっており、休校しているからドライビングフォースになっていないだけではないか」と批判されていました。
0歳児も感染し重篤というニュースが流れています。
自分自身が感染者になっているかもしれないという意識で行動しなければなりませんね。