コンビニ加盟店の「しゃべり場」

現・元コンビニ加盟店経営者による「おしゃべりサロン」
複数共同管理・投稿によるブログ

■ 税法違反の原価率式がもたらす害悪

2005年07月12日 12時12分00秒 | おしゃべりな日記
上記に示したのが、売価還元法使用時の「税法で定められた原価率式」と「現在コンビニ本部が一方都合で使っている税法違反の原価率式」です・・・

この原価率の相違について、簡単な数値を代入して試算してみます。

●前提数値を次の通りとします。

期首原価在庫金額100、期中仕入原価金額500、期中売上高金額600、期末売価在庫金額200、

平均値入率30%

上記数値を代入して計算すると、税法での原価率は75%、税法違反のコンビニ計算では70%となります・・・この5%の相違は何を意味する数値でしょうか?

売価還元法において、在庫高計算を行なう時に原価率が大きい数値ほど大きい在庫高数値となります・・・つまり、コンビニ会計においては、税法で定められた在庫高よりも少ない数値の在庫高になるということであります。

そして、上記試算では5%の誤差分の在庫高が過小計算されているということであり、期末在庫高が5%少なくなるということは、5%の架空利益が作られたことと同じだということです。

難しそうでも、実は簡単なカラクリなのです・・・

とにかく、コンビニ本部の作成する会計資料は在庫高操作まで行なわれているということは、全てがデタラメなものだということです。

これらの悪意にみちた会計操作や改ざんは、全てセブンイレブンがはじめたことです・・鈴木敏文はセブンイレブンジャパンを立ち上げる時の責任者であり、このような公序良俗に反する行為を作り出した張本人なのです・・・一流の経営者などとは聞いて呆れるばかりか、この男は今後のビジネス界においては、詐欺師というレッテルを逃れない人間だということです。

by fumi