安倍さんが暗殺されてから2年になる。
犯人について、メディアが繰り返し伝えていたことが、本当のことであったなら。
どれだけ衝撃的であっても、事件としては単純なはずである。
何しろ、メディアに依れば、犯人はこれ以上なく明らかなのであるから。
重大ではあるが、単純な事件。
もしそうであるならば、少なくとも、裁判のひとつくらいはとっくに終わっていてもよいくらいである。
第一審などはとっくに終わっていて、流れとしては、控訴の手続きが取られ、次のステップに進んでいても不思議はない。あるいは、控訴しないという選択によって、それ以上の審理が為されないとか。その件について、物議を醸すとか。
少なくとも、それくらいの話にまで至っていてもよいくらいの時間は過ぎてしまった。
だが、公判前整理手続のことが知らされるくらいで、未だ裁判がいつ始まるのか?具体的な日程さえ決められていない。
司法は沈黙しているも同然。
ますます、異常である。
この異常さは、既に多くのことを明かしてしまっているようにも思う。