レースの影

ステンドグラスの照明をそのままガラスのテーブルに置くわけにはいかないので、しばらくの間はランチョンマットを敷いていました。でも、やっぱりね。ランチョンマットではせっかくの灯りが美しくない。。。
そのうちレースのドーリーを探さなくちゃねっていうことになりました。こういうとき、伊勢丹が近くにあると便利です。５Fの近沢レースでは何枚かお世話になっています。

照明の脚元が直径30cmの円形であることから、なかなかそれに見合うサイズのドーリーを見つけることができなかったのですが、お薦めいただいたテーブルセンターが良さそうだったので、ここは試しに持って帰ることにしました。
トルコ製で3,000円ほど。レース製品も安く手に入るようになったものです。アンティーク・レースなどは「ちょっといいなぁ」って思うとこちらの見積りよりも桁が１つ２つ上だったりします。美しいものにはそれ相応の価値があるにせよ、それはちょっとムリ。重たい照明をのせるとなればそれなりにタフな使い方になるし。今回はかな～りリーズナブルにおさまりました。
さっそく灯りをつけてみれば、テーブルを突き抜けて椅子の上に影がきれいに落ちていったので、ちょっと満足。さっちゃんもほくほくしているし、よかった。

何年か前にレースについてのかわいらしい本をさっちゃんが見つけてきました。この本を見ていると、さっちゃんはなんだかいい気分になれるみたい。都内でレースを取り扱っているお店を紹介してあって、それなら行ってみようかと地図を見ながら歩いたことがあります。あの辺りまで行けば、しっくりくるレースを見つけることができるなぁって、思い出しました。そこに行けば元気になることがわかっているんだから、今度行ってみようかな。


それはそうと、長過ぎた酷暑もあって今年の秋はやたらと短いようです。
一番大好きな季節が取上げられるままなんていう不条理、ちょっと許せません。
それとわかっているなら、どうにか工夫して季節を自分で招き寄せなくっちゃって、ね。おいしい紅茶をいただくにも、それなりの準備が必要なのかも。ふつうに暮らすっていうことがもっと自然にできるならそれに越したことないのですが、このごろは気候も世間も、どうも極端に流れる傾向がある。変な流れに棹さして流されるなんてまっぴらごめんです。

　





Stained glass