家庭教師4
「ハァ、ハァ、ハァ・・・・。」
ベットの上で重なり合いながら、荒い息を繰り返す。
先に回復したスザクによって、ようやく、口に詰め込まれたタオルが引き抜けれる。
「ルルーシュ・・・。」
そっと頬に手を当てられ、優しくキスをしようとするスザクを拒む。
「やぁ・・・っ、やめて、キス・・だけは・・、お願い・・・っ!」
キズついたような顔をしながら、苦しそうに瞳を歪めて、スザクはルルーシュの顎を掴む。
「やめっ」
タオル越しに重ねられた唇。
「ふっ、うん。」
「ルル・・・、俺・・・。!?」
何か言い掛けたスザクはベットについた、ルルーシュの血痕を見つけて、驚く。
「えっ、なっ・・・うぁ!?ま、マジで痛かったんだ。こんな・・・」
突然、あわあわと年相応に慌てだし、ベットに括りつけたままのルルーシュの手首を開放する。
「ごめんっ!!な、なんか冷やすものもってくる!!」
ルルーシュの手首に縛られた痛々しい痕を見て、また顔を蒼くして、
部屋を飛び出していく。
ようやく開放されたルルーシュは震える身体をどうにか起こして、そんなスザクの様子を目を見開いて、見つめる。
しばらくして、スザクが冷やしたタオルを持ってきて、ルルーシュの手首を冷やしながら、ルルーシュの華奢な身体を抱き締める。
「ごめっ、ほんとごめん。俺、こんなつもりじゃ・・・」
しゅんとした様子で必死に謝ってくるスザクをみていると、垂れ下がった犬の耳と尻尾がみえるようだ。小さい頃のスザクと変わらない。ずるい。
こんな顔をされたら、こういうしかないじゃないか。
「・・・もう、大、丈夫だから・・。」
ほっと息をつきながら、スザクは申し訳なさそうに言う。
「ホントは俺、数学と英語教えてほしかったんだ・・・・。
でも、もうだめだよね。」
ペタンと寝た耳になんとも言えずに、思わず答える。
「寝ながら、よかったら、教える。」
「え?」
「・・・・座ってるのは、辛いから。寝たままでいいなら・・・」
目線をそらしながら、ぼそぼそと答えるルルーシュにスザクは満面の笑みを向ける。
「ホント!!」
ドキッ
(ああ、もう、昔から、この笑顔に弱いんだよ。俺は・・・。)
「ハァ、ハァ、ハァ・・・・。」
ベットの上で重なり合いながら、荒い息を繰り返す。
先に回復したスザクによって、ようやく、口に詰め込まれたタオルが引き抜けれる。
「ルルーシュ・・・。」
そっと頬に手を当てられ、優しくキスをしようとするスザクを拒む。
「やぁ・・・っ、やめて、キス・・だけは・・、お願い・・・っ!」
キズついたような顔をしながら、苦しそうに瞳を歪めて、スザクはルルーシュの顎を掴む。
「やめっ」
タオル越しに重ねられた唇。
「ふっ、うん。」
「ルル・・・、俺・・・。!?」
何か言い掛けたスザクはベットについた、ルルーシュの血痕を見つけて、驚く。
「えっ、なっ・・・うぁ!?ま、マジで痛かったんだ。こんな・・・」
突然、あわあわと年相応に慌てだし、ベットに括りつけたままのルルーシュの手首を開放する。
「ごめんっ!!な、なんか冷やすものもってくる!!」
ルルーシュの手首に縛られた痛々しい痕を見て、また顔を蒼くして、
部屋を飛び出していく。
ようやく開放されたルルーシュは震える身体をどうにか起こして、そんなスザクの様子を目を見開いて、見つめる。
しばらくして、スザクが冷やしたタオルを持ってきて、ルルーシュの手首を冷やしながら、ルルーシュの華奢な身体を抱き締める。
「ごめっ、ほんとごめん。俺、こんなつもりじゃ・・・」
しゅんとした様子で必死に謝ってくるスザクをみていると、垂れ下がった犬の耳と尻尾がみえるようだ。小さい頃のスザクと変わらない。ずるい。
こんな顔をされたら、こういうしかないじゃないか。
「・・・もう、大、丈夫だから・・。」
ほっと息をつきながら、スザクは申し訳なさそうに言う。
「ホントは俺、数学と英語教えてほしかったんだ・・・・。
でも、もうだめだよね。」
ペタンと寝た耳になんとも言えずに、思わず答える。
「寝ながら、よかったら、教える。」
「え?」
「・・・・座ってるのは、辛いから。寝たままでいいなら・・・」
目線をそらしながら、ぼそぼそと答えるルルーシュにスザクは満面の笑みを向ける。
「ホント!!」
ドキッ
(ああ、もう、昔から、この笑顔に弱いんだよ。俺は・・・。)