goo blog サービス終了のお知らせ 

deep blue ocean

堂本光一くんと錦戸亮くんをまったり気ままに愛でる日々

読んだものひとまとめ

2008-12-03 | 観たものレビュー
不倫と南米 / 吉本ばなな

この小説が出版されたときずっと読みたくて
でも読まないほうがいい、って言われてたんですよね。


何でかは読んで分かった気はする。


ばななさんの小説は毎回泣きながら読む。
何でかは分からないけど、毎回メソメソしながら読むの。
だから絶対に外では読めない作者さん。


で、この作品も泣きながら読んだ(笑)
毎回毎回、息苦しい感じがするのに読みたくなる。


変なのは自分なんでしょうが・・・・笑



学園のパーシモン / 井上荒野

この間よんで気に入った井上荒野さんの小説。


やっぱりこの人の書きかたすきだな。


読んでて思ったんだけど、
屁理屈言う男の子はきらいだなー。
あとやったらに陰鬱な男の子も。


ナナメ45度からしか世界を見れない男は損をすると思う。
男は素直でちょっと抜けてて甘えたさんくらいがカワイイ←


ナナメ45度から世界を見たり、陰鬱だったりは
女だけに許された特権な気がする


まぁね、私が勝手に思ってるだけだけど・・・笑



クレオパトラの夢 / 恩田陸

ちょっと拍子抜け・・・。


面白いけど・・・・・うーーん。


でも、最初に読者になんだろう?と思わせる書き方は相変わらずすごいなー。
冒頭1Pでぐっと読者を惹きつける人だと思う。


主人公がおねぇ言葉を話すバイってのがツボ(笑)
そういうキャラが好きなんです。



姑獲鳥の夏 / 京極夏彦

映画は見たことありましたが
本を読むのは初めて(京極さんがはじめて)


いきなり京極堂と関口くんの話の長さにぐら~ときた(笑)
理屈をこねられるのがだめな人は読めないと思う。


なんかホラーでもないのに薄ら寒くなる感じが
いい人はいいんだろうなー。


私は夜に読めなかった(笑)



さよならのポスト / 稲葉真弓

『さよなら』につわるおとぎ話みたいな短編が6つ。


さよならのお話を読むだけのポストの番人がひとり。
そのポストに放り込まれた手紙が6通。


こういう話好きです。


「さようなら」は悲しい言葉ではないと、昔、ある人が教えてくれた。
それは「同意」して踵を返し歩き出す言葉だと。


それが今も私の中に残ってるから、たぶん寂しいけど平気なんだと思う。


読みながらそんなことを思い出したりした。



ヌルイコイ / 井上荒野

井上荒野さんの小説ではじめて読んだ作品


好きだなー。こういう空気。


鳩に似た男の子に恋する女の人の話。
と、思ってたけど違う気もする(笑)


鳩がすきなのは恋じゃないなー。
恋じゃないけれど恋、なんだろうな・・・。
そういう表現が上手くできればいいんですけど無理です(笑)




源氏物語 巻一 /紫式部 //訳 瀬戸内寂聴

「桐壺」「ははきぎ」(漢字変換できず)
「空蝉」「夕顔」「若紫」


源氏の君がよく言えば、情熱家。
悪く言えば浮気者でアホ(笑)


それにしても1000年前から男性の理想とする妻像が
さして変わっていないように思うんですが・・・・。


いつの時代も男性が女性に求めるものは同じってことかな。




まひるの月をおいかけて / 恩田陸

奈良が舞台。
ものすごく奈良に行きたくなった。


三人で生きてきた人は結局三人なんかじゃなくって。
ひとりとひとりとひとりでしかなかった悲しさが痛い。




ぼくの小鳥ちゃん / 江國香織

ぼくと小鳥ちゃんと彼女の三角関係なんて発想すごい!


これたぶん前に一回よんでると思うんだけど、今もう一度読むと切ない。
温かくて切ないってこういうこというんだと思う。


私は相変わらず大切な人の小鳥ちゃんになりたいけれど。





超特急つばめ号殺人事件 / 西村京太郎

久しぶりに京太郎さんの作品読んだら面白かった!!
やっぱり十津川さん好きだ!!



デッドエンドの思い出 / よしもとばなな

きゅーって締め付けられる切なさが心地いい。


西山くんとともちゃんが好きだな


生命はいつもあたたかくって、だから思い出はいつも愛おしい。



疾走 / 重松清

作品自体はあの強烈な表紙で知ってました。
映画を先に見て、見た日に夢でうなされてから
ちょっと原作には手を出せずにいました。。。



重い。やっぱりすっごく重々しい作品・・・。



中学生の男の子があそこまでの孤独を感じるって、なんとも言えないや。
途中泣けてきちゃって読めなくなったりして。


映画は結構速いスピードでストーリーが進むから「あれっ?」ってとこも
あるんだけど、原作を読むと物語がよくわかります。


ただ映画はあれでよかったのかな、とも思う。
文字になってる限りはすんなり入ってくる描写も
映像になるとグロくなってしまうからね。


それに10代の男の子に演じさせられる限界だったんじゃないかな、と思う。
原作エピソードをすべて映像にしなくとも伝わるからね。


映画のときも思ったんだけどラストは救いだと信じてる。
確かに重くて痛くてどうしようもなさは感じるんだけど、
シュウジは確かにそこに生きていて、アカネやエリに何かを残していった。
きっと新しい命にも・・・。
そう思うと、このラストはやっぱり『救い』なのかな、と。


それにあんなに人の汚いところを見たシュウジが
誰かとそれでも一緒に生きていきたいって思ってくれてたことが
なんだかこの物語を楽にしてくれてると思う。


最新の画像もっと見る