
これ読んだとき、楠本まきさんの『致死量ドーリス』を思い出した。
別に内容もかぶってないし全く共通項もないんだけど
致死量ドーリスを読んだときの衝撃に似てた。
そのおかげでまた久しぶりに楠本まきさんの漫画いっぱい読んだもん。笑
森さんの小説は全くゴシックな匂いはしないですけどね。

『風の歌を聴け』
『1973年のピンボール』
お久しぶりの村上春樹さんの作品。
やっぱりこの方は天才だと実感。
1973年のピンボールの「僕」が感じたことのあるずいぶんと遠くにきてしまったんだ、
という喪失感ににた途方もない気持ちになることがある。
実際に遠くに行ったわけではないのに
戻れないという痛みが自分自身を襲ったりする。
そう思って、あーこの気持ちと向き合うのがいやで
ずっと村上作品は見なかったんだな、と思った。
『何もかもが永遠にその姿を留めるようにも思える、素晴らしい一週間だった』
この部分、大好きだ。
ここをみて初めて泣き出したいような心境になったんだよ・・。