「この仕事は究極的には他者満足で終わらせるものである」ということを聞いたのは、何年前でしょうか?
衝撃的な言葉だったと感じましたが、同時にその通りだ・・・と思いました。
誰かに対して支援する以上、自己満足のために仕事をしていたら、大きな間違いを犯すだろうということは何となく簡単に想像がつきますが、
これがまた・・・私の若いころは、それがすごく難しかったです。
「えぇ?こっちの方がいいでしょう」という何かものすごい押しつけがましい気持ちが強かったように感じます。
けれど、当然支援はうまくいかず、何かおかしなことになり、挫折を感じることも多くありました。
どうしてだろう・・・いいことをしているはずなのに・・・と思っていた過去を思い出しては、少し恥ずかしくなり、また今の自分をしっかりと見つめ確認したいと思うこの頃です。
この仕事のだいご味とはなんだろう・・・そんなことを時々考えることが最近多くなっています。
「この仕事、不毛だから」と講義中に言われて、
「なんで不毛なんですか?」と質問したら、
「だって効果分かるの20〜30年後だから」と応えられて黙るしか無かったのを思い出しました。
自分のやろうとする仕事の結果は自分じゃ分からないけど必要とされるからやるんだな、って気付いたのは言われて10年後でしたね。
違う仕事に転職しましたけど今もそんな感じで働いてますね。
仕事した効果は自分じゃ分からないけど、誰かが少し助かればそれでいいか、ぐらいでやってます。
講師も悩んでいるのですよね。きっと。
悩み続ける仕事でもあると思います。
悩まないなんてことはないはずだろうとも思います。