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音楽の好みは人それぞれ

1977年冬『RETERN TO FOREVER』から始まった僕の嗜好。
ジャズとフュージョン中心に感想アップ。

『Relaxin'』 マイルス・デイビス

2007-03-27 22:06:36 | ジャズ
マイルス・デイビスの『...in’』4部作の一つ『Relaxin’』。
僕は4部作の中で、これが一番好きだ。曲もいいし、マイルスもほとんどミュートで吹き、『リラクシン』のタイトル通り全編肩の力を抜いたくつろぎか感じられるアルバムだ。コルトレーンも晩年の緊張感とはかけ離れた穏やかなサックスを聴かせてくれる。それでも、いかにもコルトレーンはコルトレーン、やっぱりいいよねぇ。
この前も書いたけど、2曲目の「you are my everything」でレッド・ガーランドのイントロが気に入らなくて、やり直させたマイルスの貫禄たるや恐れ入ったが、あれほど美しいイントロを即座に弾きなおせるガーランドも素晴らしいの一語に尽きる!!
ハードバップの中の、まさにリラックスできる1枚だ。

『modern jazz giants』 Miles Davis

2007-03-21 15:58:03 | ジャズ
とにかく「The man I love」が最高!
特にミルト・ジャクソンのバイブが秀逸だ。
この曲はtake1とtake2の2曲収められているが、どちらとも良い。
有名なtake2、セロニアス・モンクがソロパートを途中で止めちゃって、パーシー・ヒースのベースのみが淡々と弾かれ、それをマイルスがトランペットで促し再びモンクが弾き始める件(くだり)。これってホンマかいな?って思っちゃうね。
そもそも、なんでモンクが途中で止めちゃう?マイルスのソロではピアノ弾くなと言われ気分悪いから? なら、なんでマイルスのペットが鳴ったとたん、急に再開するわけ? 結局マイルスに従っちゃってるよね。僕はジャズマンじゃないから、この辺のところはよくわかんないね。
まあ、そう深く追求しなければ、この逸話を頭に入れながら聴きこむと面白みが増すね。それなしでも、素晴らしい演奏を堪能できるアルバム。
マイルスの統率力が伺われるね。「The man I love part1」ではミルトにイントロやり直させてるもんね。『relaxin』の「you are my everything」でもレッド・ガーランドにイントロやり直させてたね。ブロックコードで。

『枯葉』 マンハッタン・ジャズ・クインテット

2006-12-17 15:22:16 | ジャズ
随分長い間眠らせていたCD。スティーヴ・ガッドのドラムが聴きたくて久々に取り出した。
実は、先日のリー・リトナーのライブでインパクトを受けたドラマー、オスカー・シートン、彼って実際はどうなんだろうかとふと思ったわけ。
なぜなら、僕は専門的にはドラムのことはわからないから、あのライブの時には酔っていた事もあり、激しかったから良いドラマーに思えただけなのかなって・・。
何といっても、jazz&fusionではスティーヴ・ガッドでしょう? 彼のドラムが急に聴きたくなったんだ。随分聴いていなかったアルバムとはいえ、彼のドラムは強烈に印象に残っていたからね。
本来ジャズというよりフュージョンの彼だろうけど、ここでのドラミングは素人の僕が聴いても度肝抜かされるね。
ということで、スティーヴ・ガット以外のメンバーも秀逸だけど、僕としてはルー・ソロフのtpはちとうるさい。
選曲はスタンダードで聴き易い。
いずれ、このアルバムはiPodなんかで聴いちゃダメ。良いコンポで聴かなきゃ。
やっぱりドラムはガッドだとあらためて思った次第。シートンも良かったよ。