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音楽の好みは人それぞれ

1977年冬『RETERN TO FOREVER』から始まった僕の嗜好。
ジャズとフュージョン中心に感想アップ。

『SONGS AND STORIES』 GEORGE BENSON

2010-01-17 19:40:00 | フュージョン
ここしばらくのベンソンは、やたら流行ってた30年前とは雲泥の違いがあったが、このアルバムは久々復活(もはや復活も何も無い年齢だが)の雰囲気ありの出来。歌はもちろん、演奏を充実させてくれたのがうれしい。
やはり比較にはならないが、『BREEZIN’』に少し戻ってきたかな、という感じ。
しかし元気なおっさんだ。
そういう私も30年以上もベンソンを聴き続けているおっさんだが・・・。

『GHETTO BLASTER』 クルセイダーズ

2009-01-11 10:36:33 | フュージョン
アナログ版を引っ張り出して聴いた。何年ぶりだろうか。

クルセイダーズの音楽じゃない。誰かさんのアルバムにゲストプレイヤーとしてジョー・サンプルとウィルトン・フェルダーが参加してる、って感じ。
何故かって?それはドラムがスティックス・フーパーじゃないからでしょう。
あのタイトなドラムスが無いとクルセイダーズの音にならない。
あらためて彼らの音楽はスティックス・フーパーが要なのだと理解できた。
もちろん、ジョーやウィルトンの存在も欠かせないが。
この時期の彼らは、スティックスが抜けたこともあり、「新生・・・」を目指していたんだろうけど、やはり王道を貫いて欲しかったね。
そんな意味でこのアルバムは実験的だったのかもね。

その後で『旋風に舞う』を聴いてみたが、やっぱりこういう感じがいいよね。『ストリート・ライフ』や『ラプソディ&ブルース』あたりが絶頂期かもしれないけど、このアルバムはバランスが取れてていかにもクルセイダーズ!!
でも、何といってもライブの『スクラッチ』!!!やっぱりそこに落ち着くか。

話を戻すけど、『ghetto blaster』、厚みの無い音だね。ダメ。

『Hideaway』 David Sanborn

2008-12-28 18:34:23 | フュージョン
1979年、フュージョン全盛の頃の作品『Hideaway』。
デビッド・サンボーンはいろんな人のアルバムに参加している売れっ子ミュージシャンだけど、彼のリーダー作品としてのこのアルバムは完璧なまでの出来だね。
演奏はもちろん、バラードからアップテンポなものまで、曲のバランスが非常にいいね。
D・サンボーンは僕の好きなアルト奏者ハンク・クロフォードにあこがれてそのスタイルを真似たといわれるけど、やっぱり彼は彼だね。「泣きのサックス」としてはハンク・クロフォードの方が圧倒的に上だね。サンボーンは基本的にはファンキーでしょう。

『feels so good』 チャック・マンジョーネ

2008-11-24 13:01:53 | フュージョン
アナログレコードでは『Feels so good』は持っているのだが、CDで買ったのは『The best of Chuck Mangione』ベスト盤だ。基本的にこの人はこのアルバムのタイトルでもあるこの曲しかないと思っていたが、ベスト盤ではその他の曲も何度か聴いてるとそれなりにいいとも思えてくる。ミュージシャンはさほど有名どころはいないのだが、音としてはとても厚みがありまとまりのある演奏を聴くことができる。彼のフリューゲルホーンはさすがにラテンの雰囲気一杯だ。ギターやシンバルの比較的細めの音が明るくクリアで、全体的に重厚なサウンドの中でとても良いアクセントになっている。
もう30年も聴き続けている曲だが、とにかくfeels so good!

『FIESTA』 ビクター・フェルドマン

2008-11-02 10:33:21 | フュージョン
日本版では、『フィエスタ~L.Aスーパー・リズム』となっている。ビクター・フェルドマンのリーダー作だがそのパーソネルが、チャック・マンジョーネ、リー・リトナー、チック・コリア、ネイザン・イースト、マイケル・フィッシャー、トレバー・フェルドマン、そしてダイアン・リーブスと当時のそうそうたるメンバー。1984年の作品だ。
この面子で音が悪いわけは無い。LAスーパーリズムの名の通り、ウェストコースト的な乾いた明るい音で構成される。ダイアン・リーブスもそのヴォーカルは1曲だけだが、彼らの演奏は何故か彼女の歌声に絶妙にマッチする。リー・リトナーのアコースティックギターをフューチャーしたA面3曲目(レコードのため)が素晴らしい!!
CD化されていないのがとっても残念。

『YOUKALI』 ジム・ホール

2008-10-05 13:16:39 | フュージョン
ユーカリと読むのだろうか、チェット・ベイカーとの競演アルバム。『アランフェス協奏曲』に続いてのものだね。ただし、これはベイカーの死後の発売で、どうやら録音も上手にremix処理したものらしい。その辺はよくわからない。ライナーノーツ見ても何かあいまいに記載している。
それはさておき内容だが、2曲目「ジャンゴ」、これがもう涙もん!
ベイカー、ドナルド・ハリソンのsax、ケニー・バロンのピアノ、そしてジム・ホールと続くソロは、「アランフェス・・」同様感動的、ある意味それを超えている。
全体的に『アランフェス・・』より遥かに録音がいいんで、感動がより深まるね。
グローバー・ワシントン・Jr.のソプラノサックスも聴けるその他の作品も秀逸。隠れた名盤だね。

『GRP Live In Session』

2008-07-27 20:38:41 | フュージョン
レーベル「GRP」の面子が揃ったアルバムだが、実質やはりリー・リトナーがメインだろう。デイブ・グルーシンとね。80年代のこういったスタジオ・ライブはまさにリトナ-真骨頂。特にこの面子は初期の「ジェントル・ソウツ」以来のまとまりの良さを感じる。音と曲調はまさにこの時代の彼らだね。
LDの映像も所有しているが、ドラマーのカルロス・ベガがとても印象に残った。いわゆる「タイトな音」を出すドラマーで、全体が引き締まるんだろう。同じタイトな音でも、クルセイダーズの”スティックス”フーパーのバタ臭さに比べ、とてもスマートなドラムだ。
このアルバムの中では「RIO FUNK」がとてもいいね。アルバム『RIO』のそれよりいい。
リトナーのライブで好きなのは、1曲の終わり方。フレーズを何度か繰り返し、最後に「ジャンジャンッ!!」って一発で決めて終わる。すごいカッコいいよ。






『Live At Montreux』 STUFF

2008-07-20 20:14:55 | フュージョン
「STUFF」のモントルーでのライブ、DVDで買った。1976年のライブだから、かれこれ30年以上も前のものである。僕が最も音楽、特にフュージョンにはまっていた頃だ。
1976年というと、あの『stuff』をリリースした年だ。このライブでの曲目は1曲目の「foots」以外はアルバムからのものが無いので、アルバム発売前のライブなのだろう。
映像(というより人物)はさすがに古臭いのは仕方が無いが、さすがに現代のデジタル技術の秀逸さか、見事に音も画像も修復されて綺麗に仕上がっている。
エリック・ゲイルのギターの音が、CDで聴くのとやや異なる気がするが気のせいか?
リチャード・ティーはたかが「YAMAHA」のピアノなのに、なんであんな個性的な音が出せるのだろうか??
ガッドのドラミングはさすがである。コーネル・デュプリーとエリック・ゲイルの違いが映像ではっきりわかって良かった。
全体を通して、リードしているのはゴードン・エドワーズだったんだな。

スタッフの音楽はあきらかにCDでノーマルに聴いたほうが良い。でも超一流ミュージシャンの演奏を映像で堪能する楽しみもたまにはこうして味わうのもいいだろう。70年代、あの頃の思い出に浸ることができるアルバムだ。

それにしても、今はゲイルもティーもこの世に居ないんだよなあ・・・。


『who is this bitch anyway?』 マリーナ・ショウ

2008-06-28 17:46:10 | フュージョン
これはもぅ・・最高!!
1年ほど前何げなく買ったアルバムだけど、「大当たり!」ってとこ。僕の琴線に触れる洋楽だね。
何と言ってもギターがいいね。「ここで、このフレーズでこう鳴って欲しい・・」という要望にすべて応えてくれるんだよ。たまんないね。
デビッド・T・ウォーカーもラリー・カールトンももちろんいいけど、Dennis Budimerがこれまたいい! 『you been away too long』では軽快なフレーズを、『YOU』では完璧に泣かせてくれる。
これはジャンルは何だ?ブラコンかフュージョンか?
マリーナ・ショウは映画『ミスターグッドバーを探して』で知ったアーティストだったけど、こんな素晴らしいアルバムがあったなんて!!買ってよかったぁ。
マリーナ・ショウ - goo 音楽

『RIT』 Lee Ritenour

2007-12-24 14:16:39 | フュージョン
これは2年ほど前に買ったCD。リー・リトナー関連のCDや映像は30年前からそれなりに聴いてきたけど、このアルバムに関しては今まで全く聴いてなかったんだ。
ジェントル・ソウツの初期2枚は別格として、この『RIT』は僕の中では彼のベストと言えるね。なんと言ってもバブルの香りプンプンだよ。1981年、昭和56年の作品だもん。意識はしてないけど、きっと当時僕が出入りしていた渋谷や六本木のカフェ・バーで流れてたのを聴いていたに違いない。なんかそんな雰囲気を感じさせるアルバムだね。特にメローな「NO SYMPATHY」とヴォーカルのEric Taggの声からは、何故か不思議に懐かしさを感じてしまう。
僕にとってあの頃が最もいい時代だったかもしれない。