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毎日ココさん ココ惚れ日記 in Texas

元保護犬ココさんとのアメリカ犬連れ生活記。

今日はちょっと真面目な話

2020-02-29 | ワンコとサイエンス
今日のお天気☀️ ただいまの気温−1度 予想最高3度
今週のココさんの体重20.8 lb

今日は珍しく真面目なお話です。
科学者から見て思うことを書きます。

日本では、色々なものが品薄になっているようですね。

トイレットペーパーが棚からなくなったとか、薬屋さんで朝から大勢の人が押しかけて店員さんに迫ったとか、Twitterで流れてきてます。

デマに惑わされる人やデマにのって転売目的で買い占めている人なんでしょうね。

まず、デマにのって転売目的の人、
トイレットペーパー とかの生活必需品は、国民生活安定緊急措置法という法律に守られているので、高額転売すると罪に問われる可能性がありますよ。

マスクが品薄、これはマルさんを含めて花粉症の人、そして職業的にマスクを必要とする人に大打撃です。

そしてとっても大事なこと、花粉症用のマスクではウイルス感染は予防できません。

他の人に菌やウイルスを含んだ唾を飛ばさないという意味では有効だけど、コロナウイルスをもらいたくないから花粉症用マスクをするというのはほぼ無意味ですよ。

というのもね、ウイルスの大きさはとっても小さいので、普通のマスクの網目では素通りなのですよ。

そうねぇ、感覚的にいうならば茹で上げたお素麺をザルにどばっとして、水を漏らしたくないからザルを使ってんだけどって言ってる感じかしらね。

はっきり言ってダダ漏れでっせ

ウイルスや感染者と接触する可能性がある人(医療従事者とか研究者)がしているのはN95フィルターマスクと言われる特殊マスクで、はっきりいって超息苦しいです。
そんなんつけて普段通りの生活は出来ませんって。

とは言っても、感染者数が増えてきて、中国での死亡率を考えると心配するのはごく自然のこと。

一番の予防策は、

「知らない人が触ったものに触れた手のままで顔を触らない」

だから、外では顔に手をやらない、帰ってきたら石鹸で手洗いが有効なんです。

手洗いの基本は「ハッピーバースデーの歌を二回歌い終わるまでしっかり泡だてて洗う」ですよ。

指先も指の間も掌も手の甲もぜーんぶですぞ。


🈁 ワテも帰ってきたら、ちゃんと手も足も洗ってもらってるザンス




いや、ユーの場合は意味が違う手洗いだと思うのだがね。


そして小中学校(高校もかな)?が休校になったみたいですね。
子供さんの新型コロナウイルス感染率はとても低いのにね。
東洋経済で厚生労働省からのデータを見やすい形にした特設サイト出してます。


満員電車で通勤してるお父さんお母さんの方がずっと巻き散らすから危ないよ。

子供が肺炎のようなのに、新型コロナウイルス検査をしてくれないとパニックになっているお母さんのTwitterも見ましたが、落ち着いてね。
子供さんの新型コロナウイルス発症率はとても低いので、新型コロナウイルスじゃなくて他の原因をまず初めに考えるのはとても理にかなっているのですよ。


新型コロナウイルス、心配しなくても良いとは言えないけど、心配しすぎは心に悪いですぞ。

そして、デマに流されての買い占めはお財布に悪いですぞ。

トイレットペーパー12ロールを二袋とか三袋とかってさ、家族の数にもよるだろうけど半年分かしら?

飼い主のストレスと犬のストレス

2019-06-09 | ワンコとサイエンス
今日のお天気 ☀️ ただいまの気温 19度
ココさんの体重 21.3 lb

すっきりとした初夏のお天気のNYです。

今日は午後からドッグランにでも行ってこようかしらね。


さてさて、今日は久しぶりにワンコとサイエンスで。

というのもね、先週にScientific Reportという雑誌に載った「飼い主の長期間のストレス状態はワンコにも伝搬する (オリジナルタイトル ”Long-terms stress levels are synchronized in dogs and their owners”)」という論文がとても面白かったのですよ。

飼い主さん(女性)とそのワンコ(シェルティとボーダーコリー)58組で、人とワンコの毛のコルチゾールの量を夏と冬にそれぞれ調べたんだってさ。

毛髪中のコルチゾールは長い間ストレスが溜まっているかどうかを調べるテストの一つね。

そしたら、季節、犬種、ワンコの性別や飼い主の性格でいくぶん差はあったけど、飼い主のコルチゾール量が多い(高ストレス)とワンコのコルチゾールの濃度も高かったんだって。

これまでにもね、お母さんのストレスはその乳幼児に伝わるっていうことは知られていたんだけど、飼い主のストレスもワンコに伝わるらしい。

ワンコは人間の感情を読み取ることが出来るっていう研究もあるのだけど、長い間シンドイと思っている状態はワンコもしんどくなっているってことなのね。

もちろんね、科学的にみると問題点とか明らかになっていない部分とかもあるんだけど、マルさん的には面白い。




ユーにストレスがかからないようにマルさんもストレスフリーな生活を心がけるよ。


ーーー
Long-term stress levels are synchronized in dogs and their owners 
Sundmanらサイエンティフィックレポート 7391(2019)より







ワンコの毛と人様の髭

2019-04-17 | ワンコとサイエンス

今日のお天気⛅️ ただいまの気温9度

 

今日は珍しくサイエンスのお話をちょっとだけ。

スイスの研究チームがMRIを人と犬で共用することで、衛生的に問題があるかを試験するためにワンコの毛と人間の髭の病原菌の量を調べたんだってさ。

 

 

🈁 なんだか汚いもの扱いされてる気がするけど、気のせいザンスか?

 

 

結果はね、ワンコの毛の方が病原菌の量が少なくて、口の中の細菌の数だと明らかに人の方が細菌の数が多かったんだって。

 

 

 

🈁 ワテ、1日2回の歯磨きは欠かしたことがないザンス

 

そうだね、ユーのお口は人間の口の中より綺麗かもよ。

 

 

なんだか、面白い目的で始めているのよね、この論文。

誰かにワンコと共用なんて!って言われたことが始まりだったりして。

 

元の論文はGutzeitらの報告(European Radiology)で、”Would it be safe to have a dog in the MRI scanner before your own examination? A multicenter study to establish hygiene facts related to dogs and men” です。

(新しいウィンドウで英語のサイトが開きます)

 


FDAから出たノミダニ薬の副作用のお話

2018-09-22 | ワンコとサイエンス

今日のお天気 ただいまの気温21度

 

今日はココさんはバトラー君家にカットに行く予定、パンさんもお出かけなので、久しぶりにマルさんだけがお留守番となります。

 

さて、昨日の夜にこちらのニュースで流れて来ました。

ノミダニ薬がワンコ&ネコさんに健康被害の恐れがあるとFDA(Food and Drug Administration、アメリカ食品医薬品局)からの注意喚起が出たそうだ。

 

“Isoxazoline products have been associated with neurologic adverse reactions, including muscle tremors, ataxia and seizures in some dogs and cats”

「イソオキサゾリンを含む薬品は、一部の犬、ネコでの神経系の副作用(震え、運動(歩行)失調、てんかん発作)をおこす可能性がある」

ちなみにFDAが認可している薬品でIsoxazolineが含まれているのはBravecto (Merck Animal Health)、 Credelio (Elanco Animal Health)、 Nexgard (Merial)、 Simparica (Zoetis)の4種類。

いずれも日本でも販売している動物用医薬品ですね。

 

これだけ聞くとマジ?と思うのですが、FDAはさらに続けて

"these products can and have been safely used in the majority of dogs and cats"

「これらの薬品はほとんどの犬、猫では安全に使えるし、安全に使われている」

としています。

 

でも、

"pet owners should consult with their veterinarian to review their patients’ medical histories and determine whether a product in the isoxazoline class is appropriate for their pet."

「飼い主の皆さんは自分の犬、猫の健康状態、病歴を踏まえてイソオキサゾリンを含む薬品の使用が正しいかを獣医師と相談して使用するかどうかを決めましょう」

だそうです。

 

イソオキサゾリン系薬品は無脊椎動物の神経系にのみ作用して殺虫するということで、哺乳類では安全性が高いとされていたので、マルさんとしてはちょっと驚きでしたな。

副作用が起こる発生率のデータを探してみたのだけど見つからず、回収にならずにかつほとんどの動物には安全としているので頻度はとても低いんじゃないかな。

ただ、一つ確実に言えるのはどんなの薬であっても副作用はあるので、ワンコに薬を与える場合には注意しすぎることはないということですな。

ココさん地方はダニーちゃんが媒介する病気が蔓延しているので、ノミダニ駆除薬を飲ませないという選択肢はないのだけど、注意するに越したことはないよね。

 

ちなみに今日はココさんの薬の日です。

 

 

 

ココさん、ユーがオヤツと思っているものは実はお薬なのだよ。


暑いですな

2018-06-18 | ワンコとサイエンス

今日のお天気 ただいまの気温 22度

 

今日は33度まで上がる予定。。。

 

昨日の大阪地方の地震はびっくりしましたね。

おとといの群馬といい、大阪といい、なんだか地震多いですね。

 

 

さて、今日はココさんのデザートのお話です。

久しぶりにオレンジはいかが?

 

 

しかし、ココさん、目頭の毛が伸びてきたわね。

 

そろそろマルミングかしらねぇ。

 

じっくり眺めて

 

 

 

パクリ

 

 

 

そして、パクリ

 

 

あっという間に完食!

 

そして、お皿チェック

 

 

あれ?

 

久しぶりにお皿チェックなしでした。

 

うーむ、美味しいオレンジだったんだけどなぁ。