昨年の夏に放送されたNNNドキュメント『夏空の墓標』をやっと見た。
録画はしていたのだが、なかなか見る勇気が出なかったのだ。
日航機墜落事故の起きた御巣鷹山…。ここに最大の関心を寄せるようになってから何年過ぎたのだろうか。
自分がNHKの映像取材部に配置される前年に起きた事故なのだが、当時の現場の様子は先輩から聞いてはいた。
でも身近に感じるようになったのは、たぶんに郵便局めぐりで秩父鉱山簡易郵便局へ行ってからではないかと思う。
郵便局を辞してののち、雷雨の中、林道を抜けてたどり着いたのが上野村。
あとで地図を見ていたら、近くに御巣鷹山があったことに気付いたのだ。
それから数年後、一緒に秩父鉱山簡易局へ行った末娘を、就職先の長野に送っていった帰り道、これも郵便局めぐりの途中で相木村から上野村へ。
ぶどう峠で景色を眺めていたら、『前方御巣鷹山』という標識に気付き、よく見たらニュースで見たような山が前方に見えていた。
それから上野村へ下り、自分の意識がそう感じただけかもしれないが、鎮魂の村の静かさを感じたのだ。
…『夏空の墓標』 この番組を見て思ったこと、思い出したことを何の脈絡もなく書き綴ってきたけど、何も知らない自分が、勝手なことを書いていいのかと思う。
でも、書いておきたかったこの思い。
読み返していないので、自分の文章で傷ついた方がいたら申し訳ありません。