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左義長を通して

2008年01月14日 | 山のあんちゃん
 地元神社境内で左義長を開催。餅つきやシシ鍋と併催し始めて数年が経過し、地元のコミュニティーイベントとして定着した感があります。

 参加者もグッと増えて、「誰が食べんねん!」というくらい大量に作った鍋も何とかさばけそうです。



 


 他所でも同様のところがあるかもしれません。

 僕たちの地区は、農村として従来からあった「青年団」「婦人会」「壮年団」「老人会」などの組織が、離農、少子化、ライフスタイルの多様化によって運営が困難になり、参加率が低くなりして、青年団と婦人会が消滅。壮年団の加入年齢を大幅に下げたりして維持しているのが現状です。
 
 また、区内に団地区画ができ、区外から新しい家族が増え始めると、一緒に上手くやっていけるだろうか、組織の運営は継続できるだろうかとの議論が加わりました。


 いま振り返ってみてどうでしょう。
 総じて、従来よりも生活しやすく、風通しのよい環境になってきているような気がします。



 まず組織ありきでなく、行事や、「やりたいこと」「やるべきこと」によって必要な組織は自然と結成されるのではないかと思います。

 「むかしからあるから」という呪縛に囚われ、義務感の塊で運営継続させるより、解散してみて、メリットデメリットは何か見つめなおすことが理想的です。

 もちろん一旦壊したものをもう一度組み立てるのはエネルギーの要ることだと思います。
 でも、こんな取り組みやすい課題から手をつけてゆけば、みんなの中に「こんな感じであの課題も検討してみようか」という文化が根付いてくるように思います。

 集会場の中で鍋の準備のために、ネイティブの婆ちゃん連中と、小さい子供を連れた団地のお母さんたちがにぎやかに立ち回っているのを見て、「これって、婦人会の風景だよな」って気が付きました。



 


 左義長に合わせてか、ちらちらと風情のある雪が舞い始めました。
 かまどではもち米が蒸しあがったようです。さて、搗き始めようかな。
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