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Blog Novel マクロに壮大な物語を

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届かない叫び

2011年05月26日 | Blog Novel
Episode12/#11

「過去のぼくたち」は、力の精の前に居た


すべてのものに力を与えるといわれる力の精。


国王はああおっしゃっていたけど、どうしても信じられないなぁ。

ぼくも実はそうなんだ。
国王直々にこんな凄い秘術を授かったけど、
みんなに活力を与えてくれる彼らに、悪事を働く裏の顔があるなんて。


ま、人は外見で判断出来ないって言うし、お仕置き程度の罰らしいから、
いいんじゃね。

そだね。使うのは練習なしの一度きりって約束だから、緊張するけど。


パリッ…

賢者の卵の指先から、緑の稲妻が小さく光った。
眼光が妖しく赤い。

やめろぉ!
誰にも聞こえることのない叫びがむなしく響いた。



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がんばろう、日本
あたりまえの毎日に早く戻りますように
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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (カオル)
2011-05-26 09:02:49
淋しげな感じが伝わります。
奇麗な赤が映えて自然に出来たアートですね!
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Unknown (ぼんぼん)
2011-05-26 22:15:37
うわぁ、、 最初に戻った~
止められなかったか?!

いや、まだ、、何か出来るはず?!

「ポタリ」と音が聞こえてきそうな良いお写真


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Unknown (Airのように)
2011-05-26 23:41:51
椿ですねぇ!
山茶花ならこの雰囲気は出せないと思います。
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Unknown (Uribouz)
2011-05-27 23:39:31
カオルさん、こんばんは。

森の中で、椿の真紅は本当にきれいでした。
それにいさぎよい凛とした美しさを感じました。
その儚さが美しく感じるんですかね。
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Unknown (Uribouz)
2011-05-27 23:40:49
ぼんぼんさん、こんばんは。

何も出来ないもどかしさ。
間に合わなんだ!
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Unknown (Uribouz)
2011-05-27 23:42:37
Airのようにさん、こんばんは。

椿の美しさは日本人の美意識に通じるものがありますね。
返信する

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