天空の舞台

Episode12/#13

時の指輪は、この巨木の遥か上、天空の舞台にあるはずじゃ


お前さんたちで見つけてきなさい。


えぇ、爺さん案内に来てくんないのかよ。

儂ゃしがないキノコじゃからな。コホコホ。
下で待っとる。



ぼくたちは、雲の上までそびえる巨木を登り始めた。

こんなときは賢者の卵が、何か便利な秘術でシュシュシュ～っと連れてってくれそうだが、
利用されたとはいえ、自分の術に起因するという自責の念で、卵は殻に閉じこもったままだ。
黙ってついてくる。


さんざん苦労して、天空の舞台と呼ぶにふさわしい広大な広場に辿り着いた。

舞台を取り囲む極太のものを筆頭に、幾本もの蔓が天空に広がっている。



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がんばろう、日本
あたりまえの毎日に早く戻りますように
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