ありがたい水

　車にポリタンクを満載して能登へ。七尾市中島町へ「おいしい水」を汲みに出かけます。

　北陸の人間は水にうるさい。
　あたりまえのように水道の水を飲むことができる。そういえば浄水器って身近で見かけたことがない。これって何気に幸せなことだったんですね。
　大阪のある宿泊施設の管理人さんから北陸と岐阜の人が特に水についてうるさいってお聞きしたことがありました。これも普段飲んでる水がおいしいってことじゃないでしょうか。


　通称「中島の水」こと七尾市中島町にある藤瀬霊水公園の湧き水は、今はきれいに整備されて公園まででき、駐車料金まで取るようになってしまいましたが、以前は「あ～クロカン四駆でよかった」って思えるような岩剥き出しのダートを登ったところにありました。
　当時はそれほど知られていなかったと思いますが、今は有名になったのか混んでるときは３時間待ち何てこともあります。家族連れが空きペットボトルまで総動員して並んでいるかと思えば、お店で出す調理に使うのかポリタンクを山にしたおじさんもいます。
　混み具合と時間帯は関係ないかもしれません。大量に汲む人が遠慮して早朝に来ていたりしてますから、この間なんて朝の５時に着いて２時間待たされました。おいしい水ブームは続いている感じです。


　今日はラッキーなことにひとりだけ、しかも汲み終えたところだったので「マイ湧き水」状態。人が居ようが居まいが滔々と流れる水に感謝しつつあっという間に完了。最短記録かもしれない。


　効くというから効くんだろう。
　中島の水を飲むようになってからうちの婆さんは腰痛が治ったっていいます。確かに現地にはそのような経緯なども記してありましたが、「おいしい水」は婆さんにとっては「ありがたい水」のようです。