「 お言葉にお気をつけあそばせ 」 シリーズ(?)、最後に、お嬢さま のお言葉ならぬ、王妃さま のお言葉を。
6. idiot(e) (n) ( イディオ ) 「 ばか、まぬけ、愚かな人間 」
Vous... êtes un idoit ! (Tome 2)
(ヴー… ゼット アニディオ!)
「あなたは ばかです!」
OT:「あ…あなたは……… ばかです…!」 (集英社文庫第4巻)
フランス革命の嵐の中、我が身の危険も顧みず、再びフランスに戻ってきたフェルゼン伯爵に、王妃 マリー・アントワネットが言った言葉です。
フェルゼン伯爵の 『 ベルばら 』 の全ての出演場面(?)の中で、この場面のフェルゼン伯爵が、筆者は一番好きでございます。
約束された地位も名誉も財産も何もかも捨てて、一人の女性のために命をかけるなんて…まさに白馬の騎士です。素敵すぎます。
愛人が何人いようと、方向音痴だろうと、この凛々しさの前にはすべて不問でございます。( ;;→ 『 ベルサイユのばら大事典 』 (集英社) 参照 )
ところで、何と、かのマテラッツィが、“ ジダンを挑発した言葉 ” なるもの;249編を列挙した本を編纂したそうです。この 「 続・お言葉にお気をつけあそばせ 」 シリーズの最初に、マテラッツィが…云々と書いたばかりでしたので、これもシンクロニシティ!?と、ちょっとびっくりしてしまいました。
http://blog.goo.ne.jp/club_3/e/dcb988067bab824028ff67dff6d31887
本のタイトルは、“Ce que j'ai vraiment dit à Zidane” 『 ジダンへ本当に言ったこと 』 だそうです。
フランスの新聞・ リベラシオン Libération のサイトの記事は、マテラッツィの本には 249 plaisanteries 「249個の冗談 」 が書かれている、と報じていました。
◇ plaisantrie (nf):(プレザントリ) 冗談、冷やかし、笑い事
ちなみに、ジェローデル少佐の求婚に対して、マドモワゼル・オスカル・フランソワは、
C'est une plaisanterie ? (Tome 2)
(セッチュンヌ プレザントリ?)
「 これは冗談か? 」
「こっ…これは なんのじょうだんだ 」 (集英社文庫第3巻)
とおっしゃっておられます。
マテラッツィの本の売り上げは、ユニセフに寄付されるそうです。
http://www.liberation.fr/actualite/reuters/reuters_insolite/209720.FR.php?rss=true
くれぐれも、良い子の皆さんは、このシリーズで取り上げた言葉をお使いにならないで下さいませね。
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