言葉の暴力

　ニュースになっていたので見た人も多いかと思いますが、
アカデミー賞で主演男優賞を受賞し、プレゼンターから壇上に呼ばれた
ウィル・スミスが、そのプレゼンターを平手打ちにしました
目に映る事実だけを言えば、明らかにウィル・スミスが悪いように映りますが、
プレゼンターであるコメディアンのクリス・ロックは、
脱毛症で治療をして悩んでいるウィル・スミスの奥さんであるジェイダ・ピンケット・スミスを侮辱する
発言をし、それに対しウィル・スミスは怒りを覚えての平手打ちでした
これについて、クリス・ロックは被害届を出さないことを表明し、
ウィル・スミスも壇上でも、全ての受賞者とノミネートされた仲間に謝りたいと
猛省する発言をしていますし、SNSでも謝罪をし、受賞作のドリームプランのモデルとなったウィリアムズ姉妹とその家族にも
謝罪をしているそうです…このウィル・スミスの平手打ちについて、主催団体のアカデミーは
調査を開始するとしているのですが、クリス・ロックの発言については言及していません
個人的にはウィル・スミスに、愛する人を侮辱されたことに行動を起こしたことに
賞賛したいと思います…たしかに平手打ちはよくありませんでしたが、
1回の平手打ちで済まし、その後の猛省と謝罪をしている点からも、凄く立派だなと思いました
このアクシデントの取り上げ方も、平手打ちについてフォーカスしていて、
人の容姿しかも、病気で悩む相手を侮辱する発言をした方については余りフォーカスされず、
また主催団体も、それについては言及せず調査もしないように発表している事に
非常に残念だなと思いました…クリス・ロックは過去にもアジア系の受賞について、貶める発言をしており、
初犯ではありません…そうした人間を再び壇上にプレゼンターとして上げるアカデミーの品位を
疑いますし、コメントのチェックをしていないのかと思ってしまいましたね…