わただま 摘んだ?

風になる 花のかおりをまとうこと 遠い訪れを搬ぶこと 水のありかを囁くこと そして こっそり石たちの夢にすべりこむ

自立する力

2006-08-30 19:03:26 | かぜは・・・
子どもたちがようやく乳児から幼児へなりかけのころ。
眼を釘付けにしたニュースがあった。

若い母が急死し、残された子どもたちが餓死した事件だった。
冷蔵庫のなかには食べるものがはいっていたという。

詳しい経過は忘れてしまったが、
このことはわたしにひとつの基準をあたえた。

わたしがいなくても生き残れるように。

まず子どもたちを冷蔵庫の前に呼び、
中にあるものは何でも食べてよいと宣言した。
そして、
子どもの手であけられるかどうか、
実際に練習もさせた。

子どものためにととのえていた食材がありながら
死んでしまうなんて悲しすぎる。

すこしずつ
できることはさせてみた。

コップを取る。
お皿を出す。
缶きり。
小学生になってからは
インスタントラーメンを作るところまで。

子どもが台所に出入りする準備はもちろんした。
取り出すときに他のものを引っかけないように
配置もすべて変更する。
強度のないもの、細すぎるもの、安定の悪いものも排除。
なんどもなんども手でさわり、確かめる。

調理器具も
あるべきものがあるべきところに
収納されるよう洗い直した。
初めての人が台所を使ってもすぐ探せるように、
使う場所のそばに 系統立てて
配置し、必ずもどす。

だから
我が家の中で、もっとも理路整然としているのは台所だ。
ケーキを焼こうが
すり鉢を使おうが混乱は生じない。

なんでもやってやることが
よいことだと
わたしは思わない。

なんでもやってみられるように
整えてやることがだいじなのだと考えている。



4 Comments

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おっとぉ!! (Suzuka)
2006-09-28 15:20:51
この次は、

おにわのなかにしましょーね。



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いや、運転席で。 (Stanesby)
2006-09-25 23:11:15
一台も停まっていない、咲くも塀もない、田舎の駐車場で鍛えました。そこから公道で500mくらいのところにある我が家までも。まずかったかな?
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読んだとたん、 (Suzuka)
2006-09-23 13:44:19
「ジュマンジ」の一シーンを思い出しました。

もちろん、ブレーキの操作ですよね。
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Unknown (Stanesby)
2006-09-22 22:07:24
えらいよSuzukaさん!

僕はそんなことしてないなぁ。



あぁひとつだけあった。

オートマだけど、車を運転させた。

叔父が運転中に脳卒中を起こした。

幸いにも交通事故の怪我はなかった。

それが記憶にあって、

もし僕がそうなったら、

自分で運転できるようにとね。

子供はまだ中学生だったけど。
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