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天然の電気 !?

2017-05-02 19:35:52 | 日記

深海に天然の電気 沖縄トラフの熱水噴出孔で発電現象 生命誕生の起源か?

 
深海
沖縄トラフ伊平屋北アキフィールドの深さ1071メートルにある熱水噴出孔。高さは約6メートルほどあり、周辺は硫化鉱物が沈殿した鉱床になっている

 九州から南西諸島の沖に連なる沖縄トラフで、海底から熱水が吹き出す「熱水噴出孔」周辺に電流が発生する現象を、海洋研究開発機構(JAMSTEC)と理化学研究所の共同グループが発見した。深海の熱水噴出域が巨大な天然の燃料電池として機能していることを意味し、生命誕生にも関わっている可能性を秘めている。

JAMSTECの海底資源研究開発センターの山本正浩研究員と理研環境資源科学研究センターのグループは、沖縄本島から北西200キロ付近の伊平屋北フィールドの深海を調査した。

 九州の西側から台湾まで弧を描くように伸びる長さ1000キロほどの沖縄トラフは、ユーラシアプレートの下にフィリピン海プレートが沈み込んでできた窪地で、東シナ海で最も深い地形だ。

ここには数多くの熱水活動域が点在し、海底の噴出孔から放出される熱水が化学変化を起こして、電気を通す導電性の高い硫化鉱物を形成していることがこれまでの調査で明らかにされている。

 グループが現場で計測した電気化学データと持ち帰った鉱物サンプルを分析した結果、熱水に含まれる硫化水素と、鉄や銅などの金属イオンが海水中に噴出する過程で、海底に沈殿した硫化鉱物と反応して電流が発生していることを突き止めた。言い換えれば、熱水が噴出している海底に沈殿した硫化鉱物全域が巨大な“天然の発電所”としての可能性を秘めているという。

 研究グループは、深海の発電現象が微生物の生態系に影響を及ぼしていると指摘し、電気エネルギーを利用する微生物の存在を発見することで、地球に生命が誕生した謎を解明できるかもしれないと考えている。さらに熱水噴出孔の発電が、地球外生物探査の有効な手段のひとつになると期待を寄せている。

 


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