シャンシャン「ペッ!」お団子にイヤイヤ 上野動物園
上野動物園は16日、パンダのシャンシャンの最新映像を公開した。生まれてから9カ月が経過して、体重は21.7キロまで成長したのにいまだにタケやりんごを食べるようすは見られず、飼育員さんが与えたパンダ団子は、一度は口の中にいれてみたものの、お気に召さなかったとみえて、木の上から落としてしまった。
一般的に、パンダの子供が竹を食べるようになるのは、永久歯が生え揃い、体重も30キロ近くまで大きくなる1才を迎えるころ。それまではお母さんの真似をして竹をオモチャのようにして遊んだり、口にいれて噛んだりする練習期間だ。
上野動物園によるとシャンシャンは現在、1日13〜15時間を寝て過ごし、残りの時間はおっぱいを飲んだり、屋外で活動したりと、そのリズムは決して一定しておらず、人間の小学生であれば「規則正しい毎日を送りましょう」と指導されるところ。
15日には飼育員さんに抱きかかえられて屋内運動場に連れてこられたシャンシャン。大好きな丸太の登り棒のてっぺんに置かれたパンダ団子に手を伸ばし、器用に口にいれて味見をしてみたが、どうにも気に入らなかったらしく前足で器用に取り出して床にポロン。「落っこちちゃった」とでもいうように、足元に目をやると、その後はそのまま居眠りを開始。
きょう(16日)に撮影されたばかりの最新映像では、食事する母シンシンの足元に体を投げ出して、お母さんの足にじゃれる始末。猫の母親が尻尾で子猫をあやす姿とそっくりだ。