南国・土佐から やんごとなき 黒髪の 貴婦人が いらっしゃいました。
つやつやとした 黒髪の美姫のうえ 穏やかな性格で 我が家はみな彼女のファンでございます。
いぬこさんの 初恋の姫でもありました。
若い頃は 姫の滞在中は 恋煩いで ごはんも 喉をとおらないくらいでした。
しかしながら、姫にとっていぬこは恋の対象にはなりませんでした。 やはり年下だから?いえいえ足が短いから?
今は・・・・ 姫にあげようと 渡したおやつを 姫が見失った瞬間に横から奪い取るという、じぇんとるまんとはいえない行いをいたします。
いみじくも あさまし。
「どなたか・・・」
「どなたか? そふぁ から おりたいので おてを おかしくださいませ」
黒髪の貴婦人も よわい12歳。すこし おみあしに ちからが はいりにくいようで・・。
どうぞ 御身を おいとい なさいまして ひさしゅう おげんきで。