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しーさるの鉄日記

石和温泉から三つ峠げ

甲府からの10時05分の松本行はロングシートの3両、折り返しなので3番線での発着となる。エスカレーターに近い前の車両は数十人が待っていたが最後尾車両は数人だけだった。10時13分、甲府から2駅目の塩崎駅で下車、駅舎を改修したということで去年11月に立ち寄ったが、日没後だったので改めて寄ることにした。僅か4か月での再訪となるが、昼間に見ることで、駅舎だけでなく駅周辺も明らかになった。駅のデザインなどの詳細は過去のブログで触れている。

折り返し、塩崎発10時32分の高尾行に乗車、6両で乗った車両は席の半分も埋まってなかった。甲府では1分停車、乗っていた客の8割くらい下車、降りた客より乗ってきた客が多かった。次の特急は35分後なので、この普通は相模湖まで逃げ切る。特急に乗ったところで新宿着は13分しか変わらない。

石和温泉着10時48分、石和温泉からは富士急バスで河口湖へショートカットすることにした。バス停の前に足湯があったので少し浸った。石和温泉駅バス停を出たのは8分遅れの11時11分、駅前の県道を南下して左折、国道411号線を少し走り右折、笛吹川を渡り、甲府バイパスをくぐって、県立博物館に立ち寄る。この辺になると周辺の民家は減ってくる。中央道をくぐると、沿道に農園が見えてくる。国道137号バイパスが交差して並行するものの、昔からの御坂みちを3キロほど走行する。その途中、11時37分にリニア実験線と交差する。石和温泉駅は標高270m、博物館からバイパスとの交差点まで170m登り、バイパスとの合流点の3キロまででさらに170m登り640mとなる。この時点で笹子駅より高い。この辺から金川沿いの山道を走るがカーブは少ない。石和の町の中で乗ってきた数人の若い女性は御坂スキー場前で降りた。旧御坂みちを分岐するとヘアピンカーブを通過、まもなく新御坂トンネルに入る。新御坂トンネル入り口の標高は1010m、合流点からの6.5キロから370mも上がってきた。石和温泉駅との標高差は740mとスカイツリーを上回る。延長2778mの新御坂トンネルを出ると、旧御坂みちと合流し、三ツ峠入口バス停を12分遅れの11時54分に通過する。石和温泉駅から40分かかったことになる。旧御坂みちは急カーブで山道を登り標高1300mの御坂トンネルを通過している。左手に富士山とその下の河口湖の町望んだらS字カーブを通過、また国道137号線から外れて走るようになる。トンネル出口から2.5キロで120m降りてきた。さらに標高840mまで降りてきて、河口湖の町の中の3キロほど走行、12時05分、美術館の辺りから再び国道137号線と合流して、河口湖沿いを走るようになる。富士山は見えるものの上の方は雲で隠れている。この辺からは沿道は観光客で混雑するが、バスに乗ってくるのは数人程度だ。ロープウェイ入口を出ると、湖から離れて5分ほどで河口湖駅に着く。河口湖駅の町の中の渋滞で、遅れは拡大し、到着したのは16分遅れの12時14分だった。接続時間は29分と余裕があったので、スケジュールに影響はなかった。

河口湖駅周辺は、インバウンド客を中心にごった返し、券売機の前には長い列ができていた。駅前のモ1形を撮影した後、12時20分には駅構内に入った。河口湖駅は中線が両面の2面3線、中線の駅舎側は降車専用となっている。ホームの末端部には引上線があり、改装車両はここで降り返して、駅舎と逆側の留置線に引き上げる。留置線には富士回遊に充当されたE353系3編成のほか、ライトブルーのオリジナルカラーの6000系2本が留置されていた。富士急行1000系は去年12月に富士登山電車を残して定期運用終了、その富士登山電車も運休で、線内の普通電車は元JR205系の6000系で統一されている。

河口湖発12時27分の大月行は、トーマストレイン6502編成が充当されていた。先代トーマストレインの5000形引退の前の年の2018年から運転されており、乗降ドア下、シートモケット、窓ブラインドなどにトーマスのキャラクターが描かれている。また、四か国語対応のドア上LCDもこの編成から搭載された。トーマストレインは元々はハエ28編成、埼京線最後の205系として2016年10月まで走っていた。これに乗って通勤もしていたから、9年ぶりの再会という形となる。河口湖で駅舎の近い後ろの方はそれなりに客がいたが、前の方はガラガラだった。半自動ドアも後ろの方しか開いてなかったからな。

富士山で90秒停車してスイッチバック、前改め後の方が駅舎に近いが、乗ってきた客は数人程度だった。下吉田では、リサとガスパールトレインと交換、富士山と五重塔で有名な新倉山浅間公園の最寄り駅なので大勢のインバウンドが降りていった。下吉田駅は元々快速しか停車してなかったが、2020年3月改正で特急全てが停車するようになった。その直後しばらくはコロナ禍で観光需要がなくなり、2020年度の利用客は前年の24%まで落ちてこんでいたが、今は回復している。下吉田駅に隣接してブルートレインテラスがある。2011年のオープン時は、スハネフ14 20と165系のカットモデル、貨車ぐらいしかなかったが、その後2016年に引退した2000系フジサン特急(元165系パノラマエクスプレスアルプス)や、先述した先代トーマストレイン5000形が展示されるようになった。河口湖駅は標高857mだが、3キロ先の富士山では809m、2.5キロ先の下吉田では753mまで降りてくる。

寿から三つ峠の間には40‰が所々にある。そのため、標高は寿が710mに対し、三つ峠が616mと3キロで94m降りてくる。205系が譲渡前に走っていた京葉線の地上に出る部分は33.5‰、池袋駅北側で埼京線が湘南新宿ラインを乗り越える部分は33‰だから、元205系はそれらより勾配のきつい区間を長く走る。3両のうち2両が電動車だから急勾配も余裕だろう。三つ峠駅は河口湖駅より240m低くなるが、笹子トンネルより少し10m高い程度だ。

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