
高輪ゲートウェイ駅は2020年の開業時には、田町寄りの北口改札だけの営業だったが、今回のまちびらきに合わせて南口改札が新たに供用開始となった。それに合わせて南口の改札内にカフェ、改札外にティーサロン兼バー、テイクアウトスイーツ専門店、イベントスペースがオープンとなった。また、コンコースの京浜東北線ホームの上の辺りには『Eki Park』という芝生で作られたベンチが整備された。このことで駅は全面開業ということになった。駅前のビルは、THE LINKPILLAR 1 SOUTHがB2F~6F、THE LINKPILLAR 1 NORTHが1~5Fと28F、29Fがまちびらき時に供用開始、THE LINKPILLAR 1のそれ以外のフロアは今年秋に、THE LINKPILLAR 2の2F、3Fが来年秋にオープンとなっている。
シンカリオンの無料上映会は、THE LINKPILLAR 1 SOUTHの地下2階のコンベンションフロアにあるLINKPILLAR Hall A・Bで行うことに、広さは1065平方メートルで1100人が収納可能となっている。8時間借りると240万かかり、元を取るには参加者から1000円ぐらい徴収しなければならないが、主催者などが負担しての上映となっている。シンカリオンの映画が公開されたのは、コロナ禍寸前の2019年の年末、この時は西九州新幹線は開業してないどころが、N700Sかもめが導入されることも発表されてなかった。山形新幹線にE8系投入のリリースも映画公開の3か月後となった。
無料上映会は地下だったが、この後行く『鉄道とまちづくり展』と勘違いして6階に上がってしまった。そのため、到着がギリギリになった。立ち席を覚悟していたが、最後部で何とか座ることができた。椅子の上にチラシが置いてあったから場所取りしていたものだと勘違いしてしまった。最後列の端の方だったので、周辺に気遣うことはなかった。映画館の半分以下の300インチスクリーンで見るような形だがテレビで見るのと大きく違う。公開時には生まれなかった子供が多かったから、東京以外にも上映会をやった方がいいのかと。この子供が社会人になる2040年くらいには、北海道新幹線が全通して、E5がE10または、360キロ運転が可能な車両に置き換わるだろう。その時も、シンカリオンというコンテンツが残っているといいのだけど。無料上映会は11時半に終了した。
地下2階からエレベーターで6階へ、Conference Hall BでJR東日本が主催している『未来へつながる 鉄道とまちづくり展』を見物することにした。まず入ったら、ワンピースのルフィ役などで知られる田中真弓さんのナレーションで高輪に鉄道が通るまでの歴史のオープニング映像を見ることに、日本初の鉄道が作られた頃の時代背景などある程度学んだ。6月に品川、横浜間が仮開通したあと、高輪築堤の完成を待って、10月14日に新橋、横浜間の正式開業したのか。少し進むと『高輪ゲートウェイシティまちづくりクロニクル』という高輪ゲートウェイの3D地形模型に時代ごとの埋め立て状況などを照らしたプロジェクトマッピングがあり、数分ほどで高輪の進展の歴史を学ぶことができる。近くには東京の新旧の地図をモニターで比較できるコーナーがあった。さらに進むと、大きなタッチパネル式の鉄道クイズや、山手線の歴史、新宿、品川、仙台、新潟、立川、横浜、大宮、千葉、柏といった東日本の主要駅の歴史が展示してあった。こういったのは鉄道博物館でも常設展示してほしいところだ。出口付近にはQRコード対応の自動改札機体験コーナー、プラレール、鉄道模型運転体験コーナーや鉄道シミュレーターがあった。鉄道模型と鉄道シミュレーターは高輪中学、高校の旅行・鉄道研究部が用意したもの、シミュレーターは東武スカイツリーラインのもので地元も通っていた。QRコードの自動改札機は、自分で機械でQRコードのきっぷを発行してタッチするもの、感覚的にはSuicaと変わらない。
1階に降りて周辺を散策することに、TAKANAWA LINK LINEでは、屋台やキッチンカーでマーケットイベントが開催されていた。また、500円で乗れるALFA-Xのミニトレインが15分毎に運転されていた。そのミニトレインの後ろ、国道15号線の間の仮囲いには、高輪築堤と歴代の鉄道車両が描かれていた。周辺には高輪築堤があるため、石垣を再利用した部分もあった。今後、高輪築堤の信号機土台部がこの辺に移築されてくるが時期は未定だ。それより前、2027年度を目途に、THE LINKPILLAR 2と泉岳寺駅の間に築堤の第7橋梁部、田町駅近くのTAKANAWA GATEWAY CITY RESIDENCEと文化創造棟の間の公園に築堤が現地保存公開されることになっている。その時は、先ほど見た『未来へつながる 鉄道とまちづくり展』の展示物を移設してほしいところだ。あの内容で期間限定は勿体ない。高輪辻広場からTHE LINKPILLAR 1 SOUTHを経由して駅の方へ、途中市場を走るターレーみたいな乗り物とすれ違った。この乗り物はiinoというモビリティで人の歩くスピードで走行、近づくと減速して、手摺を握ると自動で走行する。
高輪ゲートウェイ駅周辺は、今後数年に渡り進展を続けるようだから、機会を見て何度も再訪したいところだ。
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