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しーさるの鉄日記

京王電鉄を一日で乗る(前編)


在京大手私鉄を一日で乗りつぶすシリーズ第3弾、2月の西武、3月の京急に続いて、今日は京王を乗りつぶすことにした。

出かける前にシンカリオンを冒頭だけ視聴、本編は金曜日にYoutubeで見たから、オープニングだけを見るつもりでいた。ところが、スタッフテロが本編冒頭に入っており、オープニングがあとになることに気づいたため、さっさと出かけることにした。千代田線で表参道に出て、銀座線に乗り換える。渋谷着9時26分、久々の渋谷は東横百貨店が既に姿を消し、入出庫線を覆うものがなくなっていた。入出庫線は去年10月に移設、それに伴い、横の仮設通路も下車専用ホーム跡を利用したものから、拡幅されたものになった。

券売機で一日乗車券を購入、9時37分発の井の頭線急行の真ん中3号車に乗車する。この時間は改札に近い編成後部でも余裕で座ることができる。渋谷時点では席の3割も埋まっていなかったが、下北沢で乗り込みがあり、席の7割くらいが埋まるようになる。明大前で少し減って6割が埋まるくらいに、下北沢から明大前への流動もあったから、新宿経由より時間が短縮されるのだろう。永福町までは70キロも出してなかったが、各停を抜いて通過駅が増えると、80キロくらいを出すようになる。吉祥寺で開通待ちの普通に詰まっているためか、井の頭公園をゆっくりと通過、吉祥寺には9時55分に到着した。急行は2番線に入り各駅停車として折り返す。

改札を抜けて、駅舎の外へ。小田急バスが人通りの多い横断歩道を通過するのを見てから、駅構内に戻る。吉祥寺発10時06分の急行の先頭車に乗車、吉祥寺時点では渋谷を目指す人が少ないためか、シートの端っこすら埋まってなかった。ところが、久我山で席のほとんどが埋まる状況に、各駅停車からの客が乗り込む永福町ではつり革のほとんどが埋まるくらいの利用率になり、明大前では乗降に手間取っていた。

明大前のホームに上がると、次の列車が橋本行の京王ライナーであることが判明、410円払って乗ることにした。京王ライナーに乗るのは3度目、全て橋本行だったから、今度は京王八王子行に乗ろうかと。慌てて指定券を買ったためか、目の前が窓でない座席を指定してしまった。前もこんなことがあったような気がするのだけど、シート選択画面をちゃんと見なかった自分が悪い。明大前発10時23分、自分の乗った車両の乗客数は家族連れ4人込みで12人だった。微妙な時間帯の逆方向の最終京王ライナーだけど、意外と需要がある。桜上水で2分前に出た各駅停車を、八幡山で4分前に出た快速を追い抜くものの、スピードはあまり出さない。そのためか、明大前から京王永山までの所要時間は3駅余計に停車する10分後の特急と同じだ。つつじヶ丘を出ると、90キロ出すようになるが、相模原線に入っても、50キロから70キロしか出さない。若葉台を過ぎてから、やっと90キロ台をマーク、最高速度の110キロを出したのは、連続停車の京王永山~京王多摩センター間だった。距離は2.3キロだけど加速の余裕があるのだろうか、並走する小田急へ見せつける感じもあった。多摩センターからは指定券無料に、追い抜かれる区間急行から一気に乗り込み、座席のほとんどが埋まった。橋本方面への流動も結構あるようだ。

工事中のリニアの駅を見ながら、橋本には10時55分に到着した。京王ライナーは10分で折り返し、最終の新宿行京王ライナーとなる。橋本からは京王で折り返さないで、JR横浜線に乗ることにした。橋本発11時06分、町田で快速に抜かれた普通だったの車両の最後尾はガラガラだった。2駅目の八王子みなみ野に11時06分に下車した。八王子みなみ野駅は1997年に開業した横浜線で最も新しい駅、駅巡りを本格的に始める直前の2004年に降りたものの、写真が少なかったので、改めて降りることにした。繋がり眉毛のような屋根を持つ橋上駅舎は数字の8をイメージ、屋根は高く、ガラス張りなので駅構内は広い。ホームへの階段付近にはガシャポンがあった。駅舎西側、つまり改札を出て右側は、八王子みなみ野シティの玄関口として、駅舎と同じレベルで歩行者専用スペースを整備、北側には巨大スーパー、南側を少し上がったところにはバスターミナルが整備され、それに隣接して巨大モールがある。駅舎東側はホームより少し低いレベルにあり、駅前広場には陸橋に隣接するミクリスシティー3.5階分を降りることになる。そのミクリスシティーは2009年にオープン、関係者以外立ち入り禁止なので、駅の利用客はエレベーターか、線路側やミクリスシティー脇の階段で駅前広場に降りることになる。駅前広場はマンションに囲まれているが、いずれもミクリスシティーと同時期に整備されたもので、駅開業からしばらくは空き地になっていた。駅名標は以前降りたときに撮影したと思い込み、撮影しそびれてしまった。20分滞在して、11時26分の普通に乗車、遅延した快速の5分後だったが、先頭部は混んでいた。

高架の相対式ホームの片倉に11時39分に下車、国道16号の旧道を10分ほど歩いて、京王片倉へ向かう。京王片倉発12時05分の高尾山口行で京王電鉄の旅を再開する。この時間なので、高尾山口へ向かう流動は少ないが、めじろ台から高尾への流動はあった。高尾への需要なのだろうか。それともJRに乗り換えて、八王子、立川へ向かう需要なのだろうか。

高尾山口には、12時16分に到着した。高尾山口駅は、2015年に隈研吾デザインの新駅舎にリニューアル、駅入口は杉木材を使った大きな屋根で覆われるようになった。大きな屋根は途中で折れ曲がる幾何学的なデザインが特徴的だ。駅の内装や停車駅案内、駅名標も木が使われ、高尾山の玄関口らしくなった。駅前広場もリニューアルされ、クルマが乗り入れられるロータリーを整備、近くの川沿いも公園が整備され、桜が綺麗に咲いていた。駅舎に隣接してお土産物屋があり、コンコースとは直接つながっている。また、コンコースからは駅裏側の極楽湯への連絡階段がある。駅裏側とはいえ、首都圏の駅近温浴施設としては北総鉄道の笑がおの湯といい勝負だ。

高尾山口を12分で折り返し、12時28分の特急に乗車、北野には12時42分に到着、需要がないのか、京王八王子行への接続は悪く、車内からは北野から京王八王子へ向かう電車を見ることができた。仕方がないので、調べておいた店で昼食を取ることに。越後そばという蕎麦屋で温かいそばを食べた。この店は京王線沿線のチェーンかと思っていたが、調べてみたら地元のフードコートにもあったので驚いた。乗り換えの合間の昼食といいつつ、30分近くも北野に滞在、13時11分の列車で京王八王子へ向かった。

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