アジア映画巡礼

アジア映画にのめり込んでン十年、まだまだ熱くアジア映画を語ります

今度の土日は「ナマステ・インディア2014」!

2014-09-18 | インド映画

デング熱騒ぎでハラハラさせられた「ナマステ・インディア2014」ですが、予定通り9月20日(土)・21日(日)と、代々木公園イベント広場で開催されます。公式サイトには注意事項も載っていますので、参考になさりながら年に1度の大イベントを楽しんで下さいね。

今回インド映画関係のイベントでは、アルカカットさんこと高倉嘉男さんの講演があります。

9月21日(日) 13:00~14:30
講演会
「インド映画の楽しみ方」
 高倉 嘉男
 @エア・インディア・セミナーハウス(大きなテントだそうです)
 主催:(公財)日印協会

そして、皆様がDVDをお買い求めになる時のために、昨年と今年9月までのヒット作一覧を下に付けておきます。

[2013年インド映画興収ベスト10]
※興収総計はこちらのWiki「Bollywood Films of 2013」のデータによる〔インド+海外〕興収

1.『チェイス』Dhoom 3  53億3000万ルピー
    監督:ヴィジャイ・クリシュナ・アーチャールヤ
    主演:アーミル・カーン、アビシェーク・バッチャン、カトリーナ・カイフ
※12月公開予定。果たして「でもその前に」のサプライズは??? ニュースがないかと「GOLDEN ASIA」のHPを時々チェックするのですが、もうちょっと何とかしてほしいですこのHP...。下はインド版DVDで、タミル語版も買ってしまった@シンガポール。タミル語の歌もいいですよ~。


2.『チェンナイ・エクスプレス』Chennai Express  42億4000万ルピー
    監督:ローヒト・シェーッティー
    主演:シャー・ルク・カーン、ディーピカー・パードゥコーン
※皆さんの関心は、10月24日(金)インド公開の、シャー・ルク・カーン&ディーピカー・パードゥコーンの新作『Happy New Year』の方にあるかも知れませんね~。でも、『チェンナイ・エクスプレス』も忘れないで下さい。ホントに、忘れないで下さいね~(しつこいにはワケがある...)。インド版DVDはこんなデザインです。ついでに、『Happy New Year』の新しいポスターもどうぞ。(何だか似ているぞ!)


3.『クリシュ 3』Krrish 3  37億5000万ルピー
    監督:ラーケーシュ・ローシャン
    主演:リティク・ローシャン、プリヤンカ・チョープラー、カングナー・ラーナーウト、ヴィヴェーク・オベロイ
※リティク・ローシャンの仮面のヒーローもの第2弾。彼の作品もそろそろ公開されてもいいんですけどねー。リティク・ファンの方、いましばらくお待ち下さい。この作品は悪役の2人もよくて、オススメです。前作のポスターと共にどうぞ。(スキャンがしんどくなったので、以後はポスター画像でご勘弁下さい)


4.『若さは向こう見ず』Yeh Jawaani Hai Deewani  30億9000万ルピー
    監督:アヤン・ムケルジー
    主演:ランビール・カプール、ディーピカー・パードゥコーン
※インディアン・フィルム・フェスティバル・ジャパンで上映されます。楽しみですね~。『バルフィ!人生に唄えば』でランビール・カプールのファンになった人がどっと押し寄せるかも。IFFJの公式サイトはこちら。予告編も見られます。


5.『ラーム・リーラー』Goliyon Ki Raasleela Ram-Leela  20億2000万ルピー
    監督:サンジャイ・リーラー・バンサーリー
    主演:ランビール・カプール、ディーピカー・パードゥコーン
※今の時期にちょうどぴったり。サンジャイ・リーラー・バンサーリー監督の特色が出過ぎて、ちょっと装飾過剰気味の作品になっています。お話は、「ロミオとジュリエット」の物語。シェークスピア作品の翻案映画、インドでも多いですねー。


6.『走れ、ミルカ・シン(邦題は未定です)』Bhag Milka Bhag  12億6000万ルピー
    監督:R・O・メーヘラー
    主演:ファルハーン・アクタル、ソーナム・カプール
※これも「GOLDEN ASIA」レーベルで来年公開予定。見れば見るほど泣ける映画です。今、実在のアスリートであるミルカ・シン(日本公開時の表記は「ミルカー」ではなく「ミルカ」に決定)の年譜などを作りながら、作品研究に勤しんでいます。


7.『レース2』Race 2  16億2000万ルピー
    監督:アッバース=マスターン
    主演:サイフ・アリー・カーン、ジョン・アブラハム、ディーピカー・パードゥコーン、アニル・カプール
※前作『レース』(2008)もそうでしたが、アッバース=マスターンの兄弟監督はサスペンス作品を撮らせたら非常にうまいです。本作も見応えのあるサスペンス展開で水準以上。ディーピカーたんの悪女ぶりも一見の価値があります。


8.『愛するがゆえに』Aashiqui 2  11億ルピー
    監督:モヒト・スリ(モーヒト・スーリー)
    主演:アディティヤ・ロイ・カプール、シュラッダ・カプール
※昨年のIFFJで上映されたので、ご覧になった方も多いはず。歌がとてもステキで、主演の2人はいまや大活躍。ところで、私の買った正規版は傷があるのかスタックしてしまい、箱だけの価値しかありません...。もう一度買い直したい(泣)。


9.『恋する人(仮題)』Raanjhnaa  10億3000万ルピー
   監督:アーナンド・L・ラーイ
   主演:ダヌシュ、ソーナム・カプール、アバイ・デオル
※この作品も本年のIFFJで上映予定。いいセレクションですねー。邦題がまだのようですが、どうなるのかしら? 幼なじみを一筋に愛した男が、周りの人々を不幸に巻き込んでいってしまう、という悲劇ロマンスものです。


10.『R... ラージクマール』R... Rajkumar  10億2000万ルピー
   監督:プラブ・デーヴァ
   主演:シャーヒド・カプール、ソーナークシー・シンハー、ソーヌー・スード
※この作品もまた、本年のIFFJで上映される予定。未見なんですが、予告編を見ると楽しそうな作品ですね。


そのほか、2013年のヒット作としては次のような作品があります。

『邪視よ、去れ』Chasme Buddoor(監督:デヴィッド・ダワン/主演:アリー・ザファル、シッダールト)

『弁護士ジョリー』Jolly LLB(監督:スバーシュ・カプール/主演:アルシャド・ワールシー、ボーマン・イラニ)

『フックレー/ないない尽くしの男たち』Fukrey(監督:ムリグディープ・シン・ランバー/主演:プルキト・サムラート、アリー・ファザル、マンジョート・シン)

『純国産ロマンス』Shuddh Desi Romance(監督:マニーシュ・シャルマー/主演:パリニーティ・チョープラー、スシャント・シン・ラージプート)

『スペシャル26』Special 26(監督:ニーラジ・パーンデー/主演:アクシャイ・クマール、アヌパム・ケール)

『大いなる陶酔』Grand Masti(監督:インドラ・クマール/主演:ヴィヴェーク・オベロイ、リテーシュ・デーシュムク)

『ABCD』ABCD(Any Body Can Dance)(監督:レモ・デスーザ/主演:プラブ・デーヴァ、ガネーシュ・アーチャーリヤ)

 

 

[2014年9月までのインド映画興収ベスト5]

1.『キック』Kick  39億5000万ルピー 予告編

   監督:サージド・ナディヤードワーラー
   主演:サルマーン・カーン、ジャクリーン・フェルナンデス、ランディープ・フーダー、ナワーズッディーン・シッディーキー
『チェイス!』に続く国内歴代興収第2位のヒットとなった作品。えー、率直な感想は当ブログのこちらをどうぞ。

2.『ジャイ・ホー!』Jai Ho!  18億3000万ルピー 予告編

        監督:ソーヘイル・カーン
   主演:サルマーン・カーン、タッブー、デイジー・シャー
※サルマーン・カーンの今年初めのヒット作。サルマーン・カーンのファンの方はどうぞ。

 

3.『シンガム再見参』Singham Returns  15億6770万ルピー 予告編

   監督:ローヒト・シェーッティー
   主演:アジャイ・デーウガン、カリーナ・カプール・カーン
※タミル語映画のリメイクで、ヒットした『シンガム』(2011)の続編。詳しくは当ブログのこちらをどうぞ。

 

4.『2つの州』2 States  15億5670万ルピー 予告編

   監督:アビシェーク・バルマン
   主演:アルジュン・カプール、アーリアー・バット
※チェータン・バガト原作小説の映画化にはずれなし。パンジャーブの男子学生とタミル・ナードゥの女子学生が大学で恋に落ち...という出だしは平凡ですが、卒業後の展開がなかなか見応えアリ。

 

5.『1人の悪者』Ek Villain  12億4650万ルピー 予告編

   監督:モーヒト・スリー
   主演:シッダールト・マルホートラー、リテーシュ・デーシュムク、シュラッダー・カプール
※未見ですが、シド君がかなりの演技力を発揮している模様。


そのほかのヒット作、話題作としては....。

『クイーン』Queen(監督:ヴィカース・バフル/主演:カングナー・ラーナーウト、ラージクマール・ラーオ)

『ハンプティー・シャルマーの花嫁』Humpty Sharma Ki Dulhania(監督:シャシャーンク・カイタン/主演:ヴァルン・ダワン、アーリアー・バット)

『ならず者』Gunday(グーンデー)(監督:アリー・アッバース・ザファル/主演:ランヴィール・シン、アルジュン・カプール、プリヤンカ・チョープラー)

『ヒーローはつらいよ』Main Tera Hero(監督:デヴィッド・ダワン/主演:ヴァルン・ダワン、イリヤーナー・デクルーズ、ナルギス・ファクリー)

『街の灯』Citylights(監督:ハンサル・メーヘター/主演:ラージクマール・ラーオ、パトラレーカー)


では、「ナマステ・インディア」を楽しんで下さいね! お天気がちょっと心配ですが、晴れますように~。



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2 コメント

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ヒット作一覧とても役に立ちました! (まこと)
2014-09-23 21:46:29
cinetama様
2013年と今年9月までのヒット作一覧どうもありがとうございます。
残念ながらナマステ・インディアには行けなかったのですが、20日からの飛び石連休でシンガポールに行きました。ムスタファセンター1階のDVDショップにて、スマホでこの一覧を参考にしながら何作か購入しました(『恋する人(仮題)』、『クイーン』と『2つの州』。他に『Kahaani』を)。

2日間の滞在中は、Goleden Village City Squareで『Finding Fanny』や『Daawat-e-ishq』、『Khoobsurat』を、そしてREX Cinemaでは『Aranmanai』、『Sigaram Thodu』、『VANAVARAYAN VALLAVARAYAN』の計6作を観れました。
『Aranmanai』は霊が登場するホラー作品。大きなREX1で上映され、その日は月曜日ながら好評そうでした。一番楽しめた作品の一つです。
cinetamaさんの記事を参考に上着持参でしたので、凍えることもなく過ごせました。ありがとうございます。
往復の飛行機では『Club 60』や『Highway』も観れ、まさにインド映画三昧。
来月のIFFJも楽しみです。
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まこと様 (cinetama)
2014-09-24 00:06:45
コメント、ありがとうございました。

ムスタファでお役に立ったとは! ここにスキャン写真を使った『チェイス!』と『チェンナイ・エクスプレス』のDVDは、私もムスタファで買ったものです。他にもいろいろ買ったのですが、マレーシア盤あり、VCDありで、インド盤DVDが結構高いのでセレクトが大変でした。

映画もたくさんご覧になれてよかったですね。Rexでは相変わらずタミル語映画をたくさんやっていたようで、うらやましいです。
『Aranmanai』、今Wikiを見てみたら「宮殿」という意味だそうで、監督が何とラジニ映画『アルナーチャラム』のスンダル・Cでした。タミル語映画ももっと日本に入ってくるといいですねー。

こちら「ナマステ・インディア」は、主催者の方や参加者の方の日頃の行いが良いせいか、土曜日は曇りだったものの日曜日は快晴になって嬉しかったです。
次はIFFJとTIFFと「ボリウッド・フェスティバル」ですね。10月もインド映画三昧で楽しんで下さいませ。 
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