アジア映画巡礼

アジア映画にのめり込んでン十年、まだまだ熱くアジア映画を語ります

TUFS Cinema「南アジア映画特集」

2016-10-23 | 南アジア映画

昨年4本のインド映画を上映して好評だった東京外国語大学(TUFS)の映画上映。今年は2本と本数が少なくなりましたが、パキスタンとバングラデシュの映画が上映されます。特にバングラデシュの映画『テレビジョン』は本邦初公開。この機会にぜひどうぞ。

(折った線が入っている画像でスミマセン;;;) 

Khuda Kay Liye Poster

11月26日(土)14:00~
 『神に誓って』
  2007年/パキスタン/ウルドゥ語、英語、パンジャービー語、アラビア語、パシュトー語/168分/原題:Khuda Kay Liye
 監督:ショエーブ・マンスール
 出演:シャーン、イーマーン・アリー、ファワード・アフザル・ハーン

Khuda ke liye - Trailer  

[ちょっとひとこと]ラホールでの洋楽バンドに対するイスラーム教原理主義者たちの襲撃、バンドのヴォーカリストだった兄弟のうち弟が原理主義者に取り込まれ、やがてアザーンを誦むまでになる...というような、今のイスラーム国への流れを思わせる描写がいろいろ出てきて、年月を経て見直すと各所でドキリとさせられます。そのほかにも、9.11事件、イスラーム教原理主義と女性など、盛り込まれたテーマは盛りだくさん。映像も美しく、挿入される歌のシーンはいずれも印象的であるなど、映画としての美点も多く備えている本作、未見の方はこの機会にぜひ。IFFJのオープニングを飾った『カプール家の家族写真』で兄ラーフルを演じていたファワード・カーン(インドでは、どうしても「カーン」という音に近い発音になります)のデビュー作でもありますので、ファンの方は必見です!

Television Poster

12月10日(土)14:00~
 『テレビジョン』
  2012年/バングラデシュ/ベンガル語/106分/原題:Television
 監督:モスタファ・サロワル・ファルキ
 出演:シャヒル・フダ・ルミ、チョンチョル・チョウドゥリ、モシャッロフ・コリム、ヌスラト・イムロズ・ティシャ

Television 2012 Bangla Movie Trailer [Mostafa Sarwar Faruki]

すべて無料で、申し込みは不要、お席は先着順で、開場は30分前となります。上映の公式FBはこちら、外語大へのアクセスはこちらをどうぞ。この冬も、映画で南アジアに飛んで下さいね。

 




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2 コメント

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プチ映画巡礼 (Jaan)
2016-10-24 20:03:21
cinetamaさん、お疲れ様です。
ヘトヘトさんは、まだcintamaさんの身体に滞在中でしょうか?

TUFS Cinema、いつかな~?とお知らせを待っておりました♪
11月は残念ながらいけませんが、12月の日本初上映の「テレビジョン」は観に行きたいなと思っています。

「奇蹟がくれた数式」も始まり、「pk」ももうすぐ始まるので、とても楽しみです♪
韓国映画もおもしろうそうなものが次々上映されていますし、プチ映画巡礼でもしようかと思っています(^_^)/

cinetamaさんがインタビューした記事の「キネマ旬報」やグレゴリさんの「スケオタデイズ」など、楽しい本もあり、秋は盛りだくさんですね♪

いろいろ楽しみたいと思います(*^。^*)

cinetamaさんも引き続き、ご自愛ください。
返信する
Jaan様 (cinetama)
2016-10-25 16:10:08
コメント、ありがとうございました。

ヘトヘト虫はまだ体内におりまして、なかなか出て行ってくれません。
お葬式の時にひいた風邪が長引き、昨夜は咳で眠れず、ゴホッゴホッ<ヘトヘト>、ゲホッゴホッ<ヘトヘト>とまあ、賑やかにマサラ咳き込みオールナイト。
明日からTIFFで映画を見まくる予定なのに、いけませんねー。

TIFFと重なって、『pk』ともう1本、見応えのある韓国映画が公開されます。
ぜひ、見ていただきたいと思い、次の次ぐらいのブログでご紹介します。
『pk』ももう1つ、ご紹介したいテーマがあるし、風邪ごときに負けてはいられません。
へとへと虫なんか、飛んでいけ---!
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