やっと、「トリコレ」@キネカ大森に行くことができました。ネット予約して行ったのですが、番号をプリントアウトして持って行ったのに、チケット発券機が姿を消していて、窓口の方が発券する、という方法に代わっていました。「メールのQRコードを出して下さい」と言われてモタモタし、出てこないのでプリントアウトした紙で許してもらおうと思ったら今度は電話番号を、と言われてまたモタモタし(家電を登録したと思ったら携帯番号だった)、次の順番を待っていらした方に大迷惑をかけてしまいました。並ぶ時、私に順番を譲って下さった親切な方だったのに、ホントに申し訳なかったです...。
そんな落ち込む心で見たせいか、最初の『ハヌ・マン』(2023)は全然ダメでした。英語字幕が読み切れず、話の展開がめちゃくちゃすぎてついて行けず、「どうしてインドでこれがヒットしたんだろう?」とずーっと思いながら見ていました。ハヌマーンがたびたび出てくるからかなあ。映画と言うよりゲームの世界に近い荒っぽさで、それが若い観客にウケたのかしら、とかとか、カラン・ジョーハル似の悪者マイケルがハリウッドのマーベル路線のキャラみたいでそれがよかったのかしらん、とかいろいろ考えたのですが、よくわかりません。主人公ハヌマントゥを演じたテージャ・サッジャーも、スターになる道は険しそうです。
もう1本、続けて見た作品は、プラバースが主演する『Mr.パーフェクト』(2011)。こちらは内海千広さんの字幕が付いていてやれやれでした。オーストラリアのシドニーでのシーンもあるので英語の台詞も多いのですが、やはり上手な日本語字幕で見ると、映画を100%楽しめますね。作品自体はちょっと教訓っぽいところが鼻につきますが、2人のヒロインとその家族に囲まれるヒーローの構図が面白く、特に第2ヒロインで出てくるタープシー・パンヌーがオーストラリアで働く青年起業家プラバースにはピッタリで、一挙に最初のヒロイン役カージャル・アガルワールが色あせて見えるという、ちょっと「おお!」な思いも味わいました。
それにしても、小顔のプラバースはちょっと別人のようで、とても新鮮でした。これから間もなく『バーフバリ 伝説誕生』(2015)の撮影に入ったわけでしょうが、シヴドゥは長髪のせいかバランスの取れた筋肉マンという感じに見えたのに、その2、3年前がこの体型とは。『ミルチ』(2013)あたりから、顔をふっくらとさせていったのでしょうか。ダンスもなかなかお上手で、ファンには必見の作品です。
仕事が忙しいのとチケット代も高いので、あとはあんまり見られそうにないのですが、何とかがんばって2本ほど追加で見たいと思っています。キネカ大森のサイトはこちらですので、皆さんもぜひどうぞ。